SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

特別講習会 「抽象画 心情を描くためのプロセス」

2015年09月23日 | アートサロン大阪

気持ちの良いお天気の日曜日です。

 

本日は、森井宏青先生の特別講習会

「抽象画 心情を描くプロセス」が開催されております☆

祝日にもかかわらず 満席です

 

まずは、抽象画についてのお話からです。

「例えば 朝からの行動を文章にしてみます。

「この文章を見てなにか加えるとしたらありますか?」

「窓を開けてどんな感じだったのかとか・・・」

「おかずは何か!」

など 皆さんの方から提案がありました。

「そうですね。最初に描いた文章は、絵画にたとえると、きちんと上手く描いたものと同じとします。

どんな様子だったのか・・・どういう気持ちの移り変わりがあったのか・・・

気持ちにつながるものが抜け落ちた状態になっています。

この抜け落ちたものが 抽象画という考え方ができますね。

みなさん、なるほど・・・と頷かれていました。

「例えば目を閉じて象を触ってみたとします。

ザラザラしている なまあたたかい ・・・などひとそれぞれ感じることがあると思いますが

象という イメージを捨てて感じたもの ある一部分を取り上げて表現していくのも 抽象画の表現の仕方でもあります。」

いくつか例をあげ、抽象画についての講義がありました。

 

 

午前中は、まず、演習からです。

 

抽象画の基本組成は、点 線 面です。

 

まずは、こよりを作り、その先に墨をつけて 点を表現していきます。

何かの形や意味を持たせる という事ではなく 自分の触角がペン先に伝わって紙に残っていく・・・・

いうイメージで描いていきます。

「あえてコントロールしにくいこよりで描く事で 自分でも思いもよらないものが出てくることがあります」

続いて線の演習です。線も点と同じように ooみたいに描く という具象的な考えを捨てて

自分の触角が紙に伝わっていく感覚で描いていきます。

 

 

 

 続いて面の演習も同じです。

同じ色の折り紙の2枚を1枚は左側に貼ります。

空いた右側に もう一枚の色紙を 適当にちぎって貼っていきます。

適当にちぎって 空いてる画面に貼っていきます。

 

 

次に

ラクダの写真を切り取り 画用紙に軽く貼り コンテで全面を塗ります。

 

全面を塗り終わったあとに 軽く止めたラクダを剥がして 隣に貼ります。

 

 

左側は 実像  右側は 虚像

「実像の方は、はっきりラクダと認識しやすいのに比べ

ラクダの型を抜いた方は 一瞬 何かわかりません。

 

 

これがとても大切です。ラクダというもの以外のものに

目を向けてみる つまり 背景の部分に着目すれば ラクダとは違う 

何だか分からない面白い形に見えてきます。

 

このアンテナが大切なんですね。」

 

と森井先生。

 

 次に 象の写真を2枚切り抜いていきます。

この切り抜いた2枚を バラバラに切っていきます。

バラバラにした象の紙を 画用紙に再構成して貼っていきます。

 

「不思議な模様がうまれているな・・・と感じながら貼ってみてください。

象という具象的なものが こうすることで 抽象的なものになる・・・

 

 考えることを 感じること に変えていく作業です。 

 

本日の最後は、いよいよキャンバスにアクリル絵具を 載せて描いていきます。

 

 「ご自分の気持ちをこのキャンバスに載せるつもりで・・・色を重ねてみてください。」

みなさん伸び伸びとキャンバスに色をのせています

 

 

次回は、27日の日曜日・・・どんな作品が出来上がるのか・・・楽しみですね!!!!

続く・・・

 

(歌姫)

 


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