アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

遅い夏のノスタルジア

2010-09-18 | アークツアー 晩夏~初秋

 最高気温32度。

とうとう見つかったよ。なにがさ?永遠というもの。

没陽といっしょに、去ってしまった海のことだ。

「永遠」アルチュール・ランボー 金子光春訳

 

 9月半ば。

秋の高気圧は、電撃作戦のような早さで、乾いて涼しい空気を四万十に連れてきました。

不意をつかれた真夏の太陽は、海に溶け、南の高気圧とともに「サヨナラ」も言わずに去っていった。

(そのように見えたということで・・・汗)

 

 この夏も「全身でバシャバシャ川遊び」が楽しい季節が終わってゆきます。

雨が少なく痩せた四万十川の水温は、まだ真夏の水の名残りか、26度。

夏の川は次のまとまった雨で、秋の水と入れ替わってしまうでしょう。

 

 浅瀬に座りこんだ僕は空をながめ、もう戻らない真夏のできごとをアレコレと思い出す。

皆さんはひどく暑かったこの夏に、永遠と思えるようなステキな想い出を作れましたか?

 某日。ぶるる・・・早朝の風が肌寒い。久しぶりに長袖のシャツを着ました。

それはなんだかシンセンな感覚。

上半身ハダカに短パン一丁、そんな「四万十裸族」の季節もそろそろ終わりのようです。

 

 風が涼しくなると陽差しもグッと柔らかくなり、ジョキングをするのがラクに。

ついこの間までは、走り終わるとシャツが絞れるほど汗をかいたものですが・・・。

今は、その半分程度の汗の量だろう。

走り終え、頭からザブザブとかぶる水に少し冷たさを感じます。

 

 グンと伸びたクズの蔓が、雑草が生え放題の歩道を通せんぼしています。

かたむいた初秋の陽に、山の木の影が長く伸び、山肌は陰影が濃くなった。

夏の間は、青々としていたシイの木の葉も、くすみ色あせました。秋近し。

川の水量少なく、瀬の入り口は浅くなっている。透明度はまあまあ。

気温が下がり、南風が吹きはじめる時間が14時以降と遅くなった。

目黒川。川面の水温は、25度。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿