youは何しに唐桑へ！？

東北の寒い冬。
民宿も閑散期。
それでもおかげさまで
今年は組数も売り上げも
4倍になった。

なんせ去年が5組だけだからね笑
「わかめしゃぶしゃぶの時期に来てよー」と来たお客さんに
宣伝して言った甲斐があったかな。


去年一年間のお客さんも
1000人を超えました！
一般的に多いかどうかは、
わからないけど、
いちよさんとふみちゃん
(つなかんスタッフ)と
そんなに来たんだー！と拍手をした。
パチパチパチ！

2月決算なので、1月が終わると
1年が終わった気分になります。
市役所から宿泊施設への、客層アンケートがつなかんにも届いた。

内容は
・何月に何人来ましたか？
・どこから来た人ですか？
(地方別と海外)
・来た目的は？
youは何しに唐桑へ！？
っていう3項目。


目的も3つに別れていた。
・観光
・復興関係の仕事(建設関係)
・ボランティア団体
(個人のボランティアは観光分類)

この分類につなかんのお客さんを
当てはめると、ざっくりとですが

・観光が8～9割
・建設関係の長期滞在は断っているのでゼロ。(唐桑でセルフビルドの家を
作ってる人がいて、その親戚が1週間泊まって行ったけど、個人なのでノーカウント。)
・ボランティアが1～2割
教育期間が気仙沼を見に来たり、
地元の人の話を聞きに来たりという
パターンはボランティアなのかどうか。
牡蠣の仕事を手伝うのはボランティアか
レジャーか。

ボランティアも
写真洗浄や、遺品捜索など、
公の活動なのか。
「盛屋水産を個人的に応援したいから
なんでも手伝うよー！といった
プライベートなお手伝いなのかで意味が変わる。

僕も普段お客さんの目的別の分類をしてて、チェックしてる項目は

・観光、
・知人訪問、
・仕事、
・教育、
・ボランティア。

おおよそこの5項目。

・観光
去年は団体客が減り、個人、
特に家族での訪問が増えました。
2泊以上する人は、1泊はプラザホテル、
1泊はつなかんっていうお客さんが結構いたなぁ。春～夏はバイクのツーリングね。


・知人訪問
この知人訪問は観光のなかで2割いかないくらいかな。気仙沼にすんでいる大切な人を訪ねて来て。
その人が「気仙沼ならつなかん泊まってー！」って選んでくれるから、知人訪問で来てる人の満足度は高いと思う。
民宿って地元の人には関係ないかも
知れないけれど、地元の人に愛されて、そして何かしらこの場所のために
貢献できるというのは、すんごい大切だと思う。

今年も楽しいイベントやってこ。





・仕事
仕事はメディアか、気仙沼で始まる
新しいプロジェクトで関わってる人。
考え方によれば、仕事で来てる人は全員
「復興支援」になるのかな。

5年が経ついま、震災前に機能していたものが機能していなくて、それを戻すのが「復興」だとしたら。
残っているのは
公共事業の
道路や防潮堤、公営住宅の建設。
公営住宅に移行してからの
仮設住宅の解体とかかな。

建物が仮設という会社もあるけど、
元気な会社は新しいことを始めてるし
攻めてるし、日本を通り越して海外にも
参入してます。

街並み、景観以外の「復興」は
整っているように感じますが
みなさんどう感じているのでしょうか。
よかったら感想聞かせてください。
(arinomamaki@gmail.com)


・教育
これも高校、大学のゼミや授業で、気仙沼の震災跡地見学、当時や現在の被災地での暮らしのヒアリングをしにきています。


・ボランティア
定期的に来てくれているのは5団体くらい。
盛屋水産の手伝いの人もいるし
英語教室、写真洗浄、遺品捜索など。





観光ということばで
捉えられる人がたくさんいるけど、

牡蠣を食べに、
知り合いに会いに、
のんびりしたくて。
とりあえず来てみた。
色んな分類になるんだよね。

色んな人がきて、
中には「なんだ、こいつ！」みたいな人もいるし。
こんなど田舎に夜19時、「今日泊まれますか？」飛び込みで来る人もいて、
楽しい経験をさせてもらってる。

今年も面白い出会い、再会がありますように。


「youは何しに唐桑へ？」
分析も大切だけど全員に共通こともあって。
それは、
「ごはんを食べなきゃ生きていけない」ということ。
つなかんではお客さんにごはんを提供するチャンスが夕食、朝食の２回。
そのなかで「牡蠣と旬の海産物を食べてもらう」というのは、すべてのお客さんにつなかんが提供したい本質的な価値。

そこを外さず、分類化されてるそれぞれの目的を満足させられるお手伝いができたらいいな思います。

なすびが歩く東北みちのく潮風トレイル

今，なすびさんが東北を歩いています。
なすびが歩く東北みちのく潮風トレイルという企画。

数日前に唐桑を歩いていて、
スーパーに行っても「なすび見た？」
つなかんでも「今日なすび見たんだけど」と
ちょっとしたお祭り気分になっていました．

つなかんに遊びに来ないかなーと思って
メッセージを送ったらほんとに
泊まりに来てくれました。

青森からゴールの相馬まで
歩いているのですが、
仕事があったら抜けて、前回歩いた場所まで戻って
歩き始めるというスタイルだそうです。

次のスタートが舞根という
つなかんから車で10分くらいの
場所だったので、前日はつなかん泊に
したそうです。

たまたま僕と、共通の知り合いがいて、
「気仙沼に行くならつなかんに寄ってね！」とも
言ってくれていたみたいで、
僕はその人と10年くらい
会ってないし連絡も取ってなかったけど、
なすびさんのおかげで、
久々に電話ができて。昔、点だった経験が
ここでいろいろつなかがっていくなーと
不思議な気分になりました。


福島出身のなすびさんは
放射線や除染のことを正しく伝える活動や、
エベレスト登頂チャレンジをやったり、
震災後、福島のために様々な活動をしています。

福島だけじゃなくて、
東北の他の地域のことも知らないと行けないし、
関わっていきたいいうことで
今回の企画を受けたそうです。
ほぼ日から届いた福島のお米も
食べてもらえてよかった。




今日は東京から企業研修できている団体と
地元の若者たちとの交流会があって、
盛り上がっていました。

企業研修組は雪の中ボランティア、、。
大丈夫か？

体調にきをつけて、明日もよろしくお願いします！

ある日のメニュー

お鮨バージョン。
冬のお鮨はこんな感じでした。

出した順

・ほたて
・めかじき（トロ）
・真だこ番茶ゆで

・たらのコブ〆
・めかじき漬け

・ほたて（粗塩で）
・活あわび

・白子オイスターソース煮（軍艦）
・牡蠣のオリーブオイル漬け（軍艦）
・卵つまみ

・塩うに
・穴子

・神経〆ヤリイカ

計１２貫におつまみ、
ヤリイカ刺身
ヤリイカと里芋の煮っころがし
さら貝酒蒸し
コブとたらこの佃煮
牡蠣の煮物。
わかめと江戸川小松菜のしゃぶししゃぶを
ところどころはさみました。

メカジキの漬けがすんごい評判よかった。



今日は地元のヤリイカ漁師さんが
一緒だったのでヤリイカ中心。
お鮨はいいなぁ！！






今日はちょうど沈むところが見れた。
だいぶ日も伸びて来た。
まだまだ寒いけれど、
春は近いなという感じ。
ただ今週が暖かかっただけかもしれないが。

口開日

今日と明日は開口日（かいこうびと読みます）。
開口と言ってもなんのことかわからないと思います。

開口というのは、解禁日と同じ意味で、
うに、あわび、ムール貝、海藻など、
品目に合わせて獲っていい日が決まってます。
時間は５〜７時とか、６〜８時とか，前の日に
地元の有線放送や、町のスピーカーから
「明日は〜〜の開口が○時から○時まであります」
という放送が流れます。

今日は雑開口、
たぶん、あわびとうに意外のもの、
ムール貝とか、海藻とかの開口日でした。



左手に持っているのが
生のひじき。

右手に持っているのが
’ふのり’という海藻。
お味噌汁や、おひたし、
茹でてポン酢などで食べます。


生のひじきは初めてみました．
そのままだと固いので、
沸騰したお湯で３０分。
そのお湯にひたしたまま
鍋に重しをして一晩おきます。

そうすると柔らかくなって
いつも食べているひじきの
状態になるそうです。
今日さっそく炊いたので
明日が楽しみ！


正樹さんありがとうございました！
正樹さんはリンゴとお米をつくりながら、
「貫正」という
会社で地元の美味しい物をあつめて
通信販売も手掛けています。


トレッキングガイドやシーカヤックガイドも
やっているので、つなかんのお客さんも
いつもお世話になっています。

今日もつなかんのお客さんの
ガイドを終えて送りに来てれて
おかげで生ひじきを見る事ができたー！
正樹さんいつもありがとうございます。

明日の朝ごはんには唐桑産のひとめぼれを使います。
わくわくするなー。

いちよグッズ

お客さんがつくってくれました．
いちよボタン。
内職はじめますかぁ？

Tシャツ、マグカップ、
ボタン、フィギュア、
コースターと、
いろんなお客さんが
いちよグッズを
つくって持って来てくれます。


つなかん、愛されています笑。