つなかん展では、裏のテーマがあった。
それは、会場に来てくれた人の笑顔の写真を集めて、アルバムにしようということ。
それを、つなかんに届けること。
10日間で約450人分の笑顔が集まった。
去年つなかん来客数が約1500人なので、
その数字から比べると、結構な人がかけつけてくれたと思う。
僕がくる前のつなかんを知っていて。
僕にとっては、はじめましての出会いもあったし、
毎日のように通ってくれた人もいた。
先週末、いちよさんに、その写真を届けて来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/f6/1ba58ec21c70229147bfd74fe81b5dcb.jpg)
久しぶりの東北新幹線。
窓から見える景色も。変わってゆく。
緩やかに自然が増えるわけではなく、
都市と地方の境目は割とはっきりしていることも、
面白かった。
久しぶりの鮪立湾は変わったのかな。
特に感じることはなく、もっと「ただいまー!!」
と思うかとも想像していたけれど、そんなこともなく、
ただ、来た。という印象だった。
久々のつなかん。つなかん展示を手伝ってくれた、
ちん、いつこ、みお。知り合いが沢山泊まりに来ているどさくさに紛れて、
いちよさんに、アルバムを渡した。
一代さんの感想は、、、、。
正直よくわからない。答えは聞かずに帰って来た。
ちゃんと話したのは、15分もなかったんじゃないかな。
交わす言葉が見つからない。
そして、どう過ごしていいかがわからない。
この3年間僕がやって来たことは、一代さんたちに周波数を合わせて。
その考えや、気持ちを自分なりに翻訳して、料理や、言葉で伝える。ということだった。
自分のなかで、今それをする準備も覚悟も、ない。
この日も、ずーっとそわそわしていた。
答えを聞くことすらできずに、逃げるように、つなかんを後にした。
中学校の卒業式、相手の答えは必要ないし、
フラれても、もう高校も違うから。
答えはどうであれ、告白はしよう!!
「好きです!!付き合ってください!!」
相手の顔も見ずに叫ぶだけ叫び、相手の顔も見ずに走り去っていった
一方的なラブレターのようて、自分でも青くさ!!と思いながらも。
それでも、できることをしよう。という気持ちだった。
中学生の告白と違うのは、相手に何かを望んでるわけではないということだ。
付き合ってほしいとか、ヤリてぇなぁとか。相手に変化を求めるものではなく。
ただ、うん。ただ、お互いが
「今、ここ」に生きていることを確認するような時間だった。
つなかんを「自分の物語」として感じている人がいること。
離れていても、気持ちを寄せている人がいること。
その人たちの魂みたいなもの。
「僕らも、同じ時間をすごしていたよ」という足跡。
それは、どうしてもつなかんに、届けて置きたかった。
アルバム届ける。という「理由」がなければ、
きっと、僕も、この時期につなかんに行こうとも、思えなかったと思う。
450人の笑顔に、僕も救われたのだと、ようやくながら、気がついた。
どうも、ありがとう。
そして、いつかのタイミングで。「このアルバムを見にいこう」と、
誰かにとっての、
つなかんに行く理由になることを願っている。