ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

youは何しに唐桑へ!?

2016-01-31 14:07:33 | 唐桑日記
東北の寒い冬。
民宿も閑散期。
それでもおかげさまで
今年は組数も売り上げも
4倍になった。

なんせ去年が5組だけだからね笑
「わかめしゃぶしゃぶの時期に来てよー」と来たお客さんに
宣伝して言った甲斐があったかな。


去年一年間のお客さんも
1000人を超えました!
一般的に多いかどうかは、
わからないけど、
いちよさんとふみちゃん
(つなかんスタッフ)と
そんなに来たんだー!と拍手をした。
パチパチパチ!

2月決算なので、1月が終わると
1年が終わった気分になります。
市役所から宿泊施設への、客層アンケートがつなかんにも届いた。

内容は
・何月に何人来ましたか?
・どこから来た人ですか?
(地方別と海外)
・来た目的は?
youは何しに唐桑へ!?
っていう3項目。


目的も3つに別れていた。
・観光
・復興関係の仕事(建設関係)
・ボランティア団体
(個人のボランティアは観光分類)

この分類につなかんのお客さんを
当てはめると、ざっくりとですが

・観光が8~9割
・建設関係の長期滞在は断っているのでゼロ。(唐桑でセルフビルドの家を
作ってる人がいて、その親戚が1週間泊まって行ったけど、個人なのでノーカウント。)
・ボランティアが1~2割
教育期間が気仙沼を見に来たり、
地元の人の話を聞きに来たりという
パターンはボランティアなのかどうか。
牡蠣の仕事を手伝うのはボランティアか
レジャーか。

ボランティアも
写真洗浄や、遺品捜索など、
公の活動なのか。
「盛屋水産を個人的に応援したいから
なんでも手伝うよー!といった
プライベートなお手伝いなのかで意味が変わる。

僕も普段お客さんの目的別の分類をしてて、チェックしてる項目は

・観光、
・知人訪問、
・仕事、
・教育、
・ボランティア。

おおよそこの5項目。

・観光
去年は団体客が減り、個人、
特に家族での訪問が増えました。
2泊以上する人は、1泊はプラザホテル、
1泊はつなかんっていうお客さんが結構いたなぁ。春~夏はバイクのツーリングね。


・知人訪問
この知人訪問は観光のなかで2割いかないくらいかな。気仙沼にすんでいる大切な人を訪ねて来て。
その人が「気仙沼ならつなかん泊まってー!」って選んでくれるから、知人訪問で来てる人の満足度は高いと思う。
民宿って地元の人には関係ないかも
知れないけれど、地元の人に愛されて、そして何かしらこの場所のために
貢献できるというのは、すんごい大切だと思う。

今年も楽しいイベントやってこ。





・仕事
仕事はメディアか、気仙沼で始まる
新しいプロジェクトで関わってる人。
考え方によれば、仕事で来てる人は全員
「復興支援」になるのかな。

5年が経ついま、震災前に機能していたものが機能していなくて、それを戻すのが「復興」だとしたら。
残っているのは
公共事業の
道路や防潮堤、公営住宅の建設。
公営住宅に移行してからの
仮設住宅の解体とかかな。

建物が仮設という会社もあるけど、
元気な会社は新しいことを始めてるし
攻めてるし、日本を通り越して海外にも
参入してます。

街並み、景観以外の「復興」は
整っているように感じますが
みなさんどう感じているのでしょうか。
よかったら感想聞かせてください。
(arinomamaki@gmail.com)


・教育
これも高校、大学のゼミや授業で、気仙沼の震災跡地見学、当時や現在の被災地での暮らしのヒアリングをしにきています。


・ボランティア
定期的に来てくれているのは5団体くらい。
盛屋水産の手伝いの人もいるし
英語教室、写真洗浄、遺品捜索など。





観光ということばで
捉えられる人がたくさんいるけど、

牡蠣を食べに、
知り合いに会いに、
のんびりしたくて。
とりあえず来てみた。
色んな分類になるんだよね。

色んな人がきて、
中には「なんだ、こいつ!」みたいな人もいるし。
こんなど田舎に夜19時、「今日泊まれますか?」飛び込みで来る人もいて、
楽しい経験をさせてもらってる。

今年も面白い出会い、再会がありますように。


「youは何しに唐桑へ?」
分析も大切だけど全員に共通こともあって。
それは、
「ごはんを食べなきゃ生きていけない」ということ。
つなかんではお客さんにごはんを提供するチャンスが夕食、朝食の2回。
そのなかで「牡蠣と旬の海産物を食べてもらう」というのは、すべてのお客さんにつなかんが提供したい本質的な価値。

そこを外さず、分類化されてるそれぞれの目的を満足させられるお手伝いができたらいいな思います。