金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 紫苑S・セントウルS・京成杯AH

2024-09-09 02:18:08 | 競馬

 まずは秋華賞トライアルの紫苑S

 勝ったのは、キタサンブラック産駒クリスマスパレード。好スタートから2番手追走へ。逃げたイゾラフェリーチェの前半1000mのラップは58秒8と流れる展開に。直線に入ると、2番手からクリスマスパレードが早め先頭に立ち、後続を突き放します。そこに外からドゥラメンテ産駒ミアネーロが鋭く迫りますが、これをクビ差に抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分56秒6のコースレコード。2着ミアネーロから1馬身1/4差の3着には、後方から馬群を捌いて差してきた1番人気のダイワメジャー産駒ボンドガール、さらにアタマ差の4着には3番手からハーツクライ産駒レイククレセント

 勝ったクリスマスパレードは、重賞初勝利で中山は3戦3勝本番の秋華賞へ有力馬として名乗りをあげました。好位から押し切るレースが出来るのは、京都内回り2000mでは有利と言えます。

 2着ミアネーロも、中山は4戦2勝2着1回と得意舞台重賞フラワーCの勝ち馬であり、こちらも本番に向けて視界良し3着ボンドガールは、後方の位置から直線では前が開かずに、ラスト100mでようやくエンジンを吹かしての3着。とにかく本番への出走権が取れて良かったと思います。さすがに今回は位置が後ろ過ぎました。

 

 

 次は中京のセントウルS

 勝ったのは、ビッグアーサー産駒の5歳牡馬トウシンマカオ。中団後方待機で脚を溜めます。逃げた1番人気のピューロマジックの前半3ハロンのラップは33秒6と平均ペース。直線に入ると、逃げ粘るピューロマジックの外からクロフネ産駒ママコチャ、最内からはリアルインパクト産駒モズメイメイの2頭が迫ってきますが、大外からトウシンマカオが猛然と追い込んできて鮮やかに交わして1/2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分7秒7。2着にはママコチャ、3/4馬身差の3着にモズメイメイ、1馬身1/4差の4着には3番手からアネゴハダ、ハナ差の5着には後方から追い込んできたトゥラヴェスーラ

 勝ったトウシンマカオは重賞4勝目。ようやく5歳になって念願のGⅠ制覇を成し遂げるのか。これでスプリンターズSの最有力候補の1頭になりました。

 2着ママコチャ、3着モズメイメイ、4着アネゴハダあたりまで、前々から粘り込む地力を見せましたので、本番も展開次第ではチャンス大であります。

 

 

 そして中山の京成杯AHC

 勝ったのは、ダイワメジャー産駒の3歳牝馬アスコリピチェーノ。中団待機で脚を溜めます。逃げたオーキッドロマンスの前半3ハロンのラップは34秒2と平均ペースに。直線に入ると、逃げ粘るオーキッドロマンスの横からハービンジャー産駒サンライズロナウドが先頭に立ちますが、すぐに外からアスコリピチェーノが鮮やかに差し切って、そのまま後続に1馬身1/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分30秒8。2着には、最後方から一気に大外を追い込んできたロードカナロア産駒タイムトゥヘヴン、アタマ差の3着にサンライズロナウド

 勝ったアスコリピチェーノは、昨年末のGⅠ阪神JF以来の重賞3勝目。本番のマイルCSへ向けて幸先の良いスタートが切れました。古馬マイル陣営と3歳マイル王のジャンタルマンタルを撃破する態勢が整ったと思います。

 2着タイムトゥヘヴン、3着サンライズロナウドともに、地力の高さを見せてくれました。一方で、GⅠ制覇というレベルには今少し足りない面も露呈してしまった感も。

 


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