金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 種牡馬の特性 決めつけは危険

2020-08-08 08:08:51 | 競馬

 昨日・一昨日と同様の趣旨を述べてきましたが、ポイントは、種牡馬の特性評価は1頭の産駒で激変することがあるため、決めつけは危険だということ。

 サンデーサイレンスは、ゴールドアリュールの出現によって、ダート血脈が開かれましたディープインパクトは、フィエールマンとグローリーヴェイズの出現によって、長距離適性も豊富な血脈として見直されました

 種牡馬ハーツクライの特性も、ここ数年で見直されていますもともと産駒は中長距離に強く、特に3000m以上は独壇場といえる得意分野でしたが、芝専門であり、ダートは不向きという評価でした。しかし、ここ2年でダートで活躍する馬が目立ち始めており、その代表事例が、芝GⅠのホープフルSの勝ち馬であるタイムフライヤーです。

 ダートは「スタミナ」と言われますが、当然ながら「切れ味」も兼ね備えた方が有利になります。もともとスタミナと切れ味を備え持つハーツクライに、ダート適性があるのは当然なはずですが、初期の産駒の中にダート適性が見られなかったことから、その後はチャンスすら与えられなかったのだと思います。

 「決めつけ」「思い込み」は、何につけても禁物ということですね。


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