品川區西五反田、中原街道から少し入ったマンション沿ひに見かけた地藏尊。

傍らの案内板によれば、建立縁起は不明云々、大昔に中原街道(旧道)を敷設の際に落命した人夫たちの、慰靈のためと推定云々。
もとの地藏は東京大空襲で著しく破損したため、昭和五十七年(1982年)に再建云々、その際、五十年後に開封するタイムカプセルを新地藏尊の下に埋設云々。
開封は2032年。
あと八年。
八年後には、浮世はいろいろな意味で、かなり様變はりしてゐさうだ。
樂しみより不安が先立つのは、どふしたことだ。

地藏尊は、そんなヒトの不安を救って下さるだらうか……?