暦では暑さも峠を越える「処暑」なれど、太陽は必ず人類に何か恨みがあるとしか思へない汗暑が今日も續き、「み、水……」と呻きながら都内忘所を彷徨ふうち、巨壁に何か方形の物が大量にびっしりと列を成して張り付いてゐる光景がふと視界に入り、「な、なんじゃあ……?」と、驚き足をとめる。正体は、公營集合住宅の裏側に取り付けられた、戸數分の空調室外機(ガイキ)。現代人にとって冷暖房は必 . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。