『藤波は君が千歳の松にこそ掛けて久しく見るべかりけれ』。 2018-04-19 19:43:16 | 浮世見聞記 地元でもふだんあまり通らない道を、用事があって歩いてゐたら、思ひがけず藤を見つける。 そこに自生のやうな棕櫚の木があることは知ってゐたが、それに藤が絡み付いてゐたとは、今まで全く知らなかった。 藤は単体で見れば美しい花だと感心するが、 かうして他の植物に絡み付いてゐる様を見ると、生き物としての獰猛な本能を認めずにはいられない。 そして、歴史マニアどもがよく引き合ひに出す、 . . . 本文を読む