Already 三丁目は夕日

徒然なるままの些細なブログ

右肩下がり

2019-09-05 23:54:46 | 日記
 今日の夢、迷子。これって認知症で迷子になる人のシミュレーションなのかなと思ったり。
 確かに昨年の7月末に、近所の薬局に向かった女性が迷子になっていて、その女性の親族に連絡をとったことはあった。あの女性は、今日のオレの夢の中と同じような感じだったのかなぁって。
 祭りを控え、今日かかってきたケータイの会話からして、オフクロの思考回路は良好みたいだった。一つ二つの物忘れはあるけれど、声の調子は二人で居たときよりは張り合いがあった。
 逆に毎年の寄付金集金がこないことに腹立ちの電話がきたり。
しかし、行政の個人情報保護はダメだろ。うちのオヤジが入院したことをもらしちゃ。漏らした証拠は集めればなんぼでも上がるけれどな。
それより、変な心使いをした祭りの運営者に問いたい。
 オレらの祭りは神事なのだから、そこに住んでいる人の魂で動くもの。今まで尽力された方々が不具になっても、魂は永遠だっていうことが承継されていないことにガックリ。
 そのところは、認知症になっちまったオフクロでも認識している。嫁になって来てから60年くらいしか経っていないけれど。

昨年の今頃ってどうだったんだろ

2019-09-04 22:17:57 | 日記
 両親を物忘れ外来で診察させてから、もう少しで一ヶ月。
早かったっていうか、盛り沢山だった。オフクロは少しずつ理解しようとしているようだが、オヤジの認知症はゆっくり進んでいくのだろうな。面会の度に違う面が出てきて「どれがオレの本当のオヤジなんだ?」って。
 オフクロとは毎日、電話連絡をとるようにしている。スマホでないのでLineとか使えないし、効果的、効率的な安否確認方法を考えなければなと。
 昨年の今頃はこんなことになるなんて、微塵も思っていなかった。「うちの両親は、絶対物忘れなんてしない、死ぬまでスーパー父さん母さん!」と姉貴と二人で勝手に思っていたのだよな。
 今思えば三年くらい前から、怪しい言動はかなりあったような。
「もう二人っきりでの生活はダメかもな」って、ちょうど昨年の今頃、実家に行った時に姉貴が呟いていた。うーん、あのときは「まだまだボケてはいねべ。夏の疲れが溜まっただけだべ。」と本当に思っていたというか、劣化したオフクロを受け入れたく無かったことは確かだった。
 あのときに診察していれば、進行は少しでも遅れさせることが出来たんでないのかなと悔やまれる。
 理想と現実の解離を受け止めることが出来なかった自分達の責任は思いよなぁ。
 去年の今頃はうちら家族全員、誰もこんな風になるなんて、思ってもいなかった。悲惨な状況になる前に、いろいろな手立てが出来た分、幸せだったと思う。
 いつかは止まる下り坂。時々勾配が急になるかも知れないし、遅くなるかも知れない。残念ながら任官は死ぬまで生きるしかないんだよな。





今日は連絡無かった

2019-09-03 23:15:52 | 日記
 朝の通勤時、バス停のちょっと手前でスマホを忘れたことに気づく。
バス停で待っている人数が少ない。これは前のバスの遅れが酷かったのだろう。
「まだ家に戻ってスマホを持ってこれる時間?」
「イヤイヤ、後のバスは普通にくるだろっ!」
って、葛藤。結局は10分遅れ。十分家に戻っても大丈夫だった。
会社に着いて、朝ミーティングのあと、家にスマホを取りに行く。
ここ二週間の火曜日、水曜日は、病棟からの電話が掛かってくる。
それも重要事項が。
 今日もスマホのランプ点滅とスリープ画面解除が苦痛だった。案の定何も入ってなかった。
 ここ数日、就業時間内にプライベートスマホの呼び出し音が鳴ることに敏感になっていた。
 オフクロの認知機能の衰退具合は、二人でくらしていた時よりは遅くなっているような感じかなと。夕方の電話は「今度持っていく下着って、ランニングシャツはダメだべ?普通のTシャツっいいよな?」とかって。こんなやりとりで大丈夫そうだったが、いざ週末になればなぁ。
 オフクロが自分で22年前の脳内出血を克服して、16年に及ぶ旦那の脳梗塞の後遺症に付き合うなんざ、皮肉なものだよな。
 天気、気温のせいもあるのだろうが、中々(*^^*)を会わせることがなかった輩からの電話が掛かったあとくらい、怪しいものはない。
 いつもオフクロから言われる。「いつまでいます?」「どうなれば治ったっていうこと」。
 この先のゴールは全然みえないよね。二人の進化速度のバラツキがまたまた悩ましい。

多分、こんな感じで続いていくのだろうな

2019-09-01 22:48:51 | 日記
 オヤジが入院してから二週間。週末に洗濯物回収。こんなリズムになるのだろうな。プライオリティが変わったから、今までの週末みたいに自分の趣味嗜好メインとはいかないんだよな。まっ、その分レースエントリーフィーが減るから懐には良いのかな。
 今日はオフクロ、姉貴、カミさん、子供たちと病棟に。外からオヤジが車椅子で動き回っている姿が目にはいる。
 今日はいつもとおりに手を上げなかった。何故か言葉使いが標準語ぽくなっていた。なぜだ?
 案の定、カミさん、子供たちを「はじめまして!」って。
子供たちは笑っていた。ある程度、想定していたのかも知れない。
先週みたいに、未練がましいことは一言も発しなかった。これはどういうことなんだろ?大部分が忘却の彼方に葬りさられているのか?
 一週間でこんなに進むのか?話をしていくとある程度は思い出してきたようだが、明らかに先週とは違う。個室に異動したせいもあるのかな?
 問題はオフクロ「父さんって、何で入院しているんだ?何も忘れていねぇべ?」って。重症過ぎる。顔を合わせた時に嫁、孫を忘れていたことを忘れていたっていう。。。
 本当にこの選択は良かったのか悩む。ただ、こんな二人のままで過ごしていると、どうなっているのだか想像はつかない。二人別々にさせて正解と思うしかない。
 確かに、オヤジの世話はプロにしてもらっているという、子供たちの心配は減ったが。。
 でも、何かしらで病棟から電話はかかってくるんだよな。今週もかなぁ。。。
 子供たちにじいさんの状態について感想を聞いた。認知機能低下については、想定していたようだが、病棟の出入りに関しては面食らったみたい。鍵が内外の二つあるしな。
 自分的に、子供にはあまり見せたくなかったことは事実。子供たちに「悪ぃがったな。病棟の出入り説明しなかったな。R12だったかな?」って言ったら、娘は「18かもな」と。うーん、出入りのほかの、他の患者さんたちとか、普段目にしないしな。
 息子が産まれた年に親父が脳梗塞に。息子は五体満足なじいさんを産まれてから一回もみたことがないわけで。。。
 息子、娘も昨年までちゃんと覚えていてくれていたのに、急に忘れられた気分ってとうなんだろうな。ショックだったと思う。
 オフクロはともかく、週に一回しかあっていないのに、なんでオレは認識しているんだろうな。不思議だ。
 今週末は、またまた変わっていくのだろうな。想像がつかないなぁ。。