星野リゾートトマムで私達が泊まった宿は、ザ・タワー1という36階建てのホテルの25階でした。隣にはツインビルディングとなるザ・タワー2があります。この他にタワーよりもっと豪華な造りで1フロアー4室しかない32階建てのリゾナーレトマムというツインビルディングもありました。
施設マップ
タワー1と2合わせて600室、リゾナーレトマム2棟合わせて200室という巨大なホテルでした。私達の部屋はスタンダード・フォースルームというもので、部屋の中が2つのツインベッドルームに分かれていて、その他に4人用のリビングルームと1つのバスルームがありました。25階からの眺めはこのようなものです。リゾナーレトマムの方は、各部屋にジャグジーがあるそうです。
このリゾート施設は占冠(シムカップ)村という山間地に1000ヘクタールという想像もつかないような規模で開発された北海道最大のものです。私がスキーを始めたのは1986年でしたが、このリゾートは1983年に開発が始まり1987年にはタワー1が営業を開始したので、ちょうど私のスキー歴と重なり存在自体は良く覚えています、当時、とても自分には行くことは無理だろうと思っていました。バブルの真っ盛りのことでした。
タワーから各施設へ向かう通路
当時はアルファリゾートトマムという名称でスキー場メインの施設でしたが案の定それだけでは採算が取れず破綻し、2004年からあちこちのリゾート施設を再建して来た㈱星野リゾートが全面的に営業を引き継ぎ現在に至っています。
気温30度のミナミナビーチ(ホテルウェブサイトから)
冬ばかりでなく通年で集客するために特に有名になったアクティビティがトマム山の頂上から見る雲海でした。その他通年で遊べる温水プール「ミナミナビーチ」や露天風呂の木林(きりん)の湯、アイスビレッジなど従業員たちが出すアイデアを次々に実行して今や国外からのインバウンドが重なってものすごい活況を呈しています。
木林(きりん)の湯(ホテルウェブサイトから)
驚いたのはこの施設のサービス精神で、私達は午前10時頃に到着しチェックイン時間の3時まではスキーをしながらもホテルの施設を使うことは出来ないと思っていたところ、部屋には3時までは入れないものの、スキーロッカーであれ、ミナミナビーチであれ、木林の湯であれ、無料のドリンクバー「ユックユック」であれ、全てをチェックイン前からチェックアウト後ホテルを去るまで自由に使えることでした。
アイスビレッジのライトアップ
また北海道民に対するサービスとして、施設内で使えるバリューチケットは5000円分購入で6000円の価値が付与され、たくさんあるレストランでは道民限定ランチが2割引きで食べられ、スキーリフト券も1日7000円が5000円となっていました。星野リゾートの「旨さ」とはこういうことなのでしょう。更にレストランでの食事が素晴らしくすっかり圧倒された1泊2日の旅でした。
レストランHALでのビュッフエの一部(食事編は明日に続く)
といっても、星野リゾートのホテルの横にあるコンドミニアム(ザ・ヴィレッジアルファ)の一部屋を会社が持ってるらしく、ホテルの賑いに比べ、コンドミニアム側は建物は古く静かなところでした。
夏と冬ではだいぶ景色も違うでしょうね。トマム、また行きたいです。