昨日は、美瑛町の町民センターで「楠光恵ハーモニカクリスマスコンサート」があり夫婦で鑑賞して来ました。ハーモニカは小学校で習い始める日本人にはなじみのある楽器ですが、大人になると意外と楽器の世界ではマイナーな印象があって、私達にとってもプロのハーモニカ奏者のコンサートは初めてでした。
このコンサートの開催は、「すずらん大学」の先輩である加藤眞宏さんが5年前に千葉県から移住して来るまでハーモニカを習っていた彼女の演奏を美瑛に届けたい思いから一昨年に始まったもので今回が2回目だそうです。加藤さん自身も多彩な才能を持つ方で、ハーモニカ演奏だけではなく水彩画や書道にも秀でていて、吊るし雛などの人形作家である奥様と一緒に自宅をギャラリーとして公開されている芸術家です。
その彼がコンサート開催の実行委員長として挨拶し、楠さんを「日本のハーモニカ演奏の第一人者」と紹介したのでどういう演奏をするのか期待は高まりました。第一部は、地元「白銀太鼓」保存会の小学生から高校生による若々しい演武でした。美瑛神社の祭りや農業祭などで何度か見てはいましたが、昨日は初めて2つの演目をフルに聞かせてもらってその迫力に感心しました。
第2部で登場した楠さんは、「北の国から」、「雪の降る町を」といった誰にもなじみのある日本の歌を複音ハーモニカによるメロディと伴奏を一緒に吹く技術で聞かせてくれました。
第3部では「クリスマスイブ」、「ブルークリスマス」などのクリスマスソングを、今度はクロマチックハーモニカというレバー操作で半音を変えるハーモニカや私たちがピアニカと呼んでいる鍵盤ハーモニカを駆使して演奏しました。さすがプロというテクニックで、単調に聞こえがちなハーモニカ演奏に厚みを持たせていました。
アンコールでは白銀太鼓と競演して賑やかに「まつり」を演奏し、更に北海道では定番の締めの曲である「北海盆歌」で終了となりました。サービス精神も旺盛に感じられて楽しいコンサートでした。
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