夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

美瑛の風景を描く2人の洋画家

2024-03-04 08:30:57 | 日記

昨日まで1週間に渡って美瑛町内の2つの会場で美瑛の風景を描く2人の洋画家さんの作品が展示されていました。会場は一つは「丘のまち交流館bi.yellビ・エール」で、こちらには画家・松下久信氏から寄贈された29点、もう一つの会場である町役場前の「丘のまち郷土学館美宙(みそら)」には画家・今関一馬氏から寄贈された6点がそれぞれ公開されていました。

私達は先日2つの会場をはしごして見て来ましたが、「ぱれっとの会」のお仲間たちは何度も足を運ばれていたようで、絵を描く人にとっては素晴らしいインパクトを与えてくれた作品展でした。

ビ・エールの松下久信氏の作品は、美瑛の丘の四季折々の大地の鼓動が100号から120号の大きなキャンバスに描かれており、それらが全29点も掲げられていて圧倒されてしまいました。

描かれた風景は私達が感動しながら見歩いている美瑛の様々な風景そのもので、描かれている場所も分かるほど身近に感じられましたが、それらが絵になると写真とはまた違った表情が表れ魅入ってしまいました。

松下氏は金沢市在住ですが、60年を超える画家生活の中で美瑛の風景を多く描かれており、よほど美瑛がお好きな方みたいです。

一方、美宙(みそら)の今関一馬氏は東京のご出身ですが、美瑛の風景に魅せられてアトリエを設けて美瑛の風景を描き続けられた人でした。2009年に亡くなられてます。

こちらは美瑛の風景を暖かい色調と柔らかなタッチでデフォルメした見る人の心を明るく穏やかにするような絵でした。

今まで前田真三さんを始めとした多くの写真家が美瑛に魅せられ活動をされているのを知っていましたが、洋画家たちも同じように沢山の作品を残していて、今回その一端に触れる事が出来たことは刺激になりとても感動的でした。

美瑛の風景は描きたくなる構図が自然に広がっていますね。現実にはなかなか上手には描けないものですが、いつの日か100号の大きなキャンバスに美瑛の風景を私のタッチで描いてみたいです。夢ですけど。

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