先日、今年必要な車の免許更新に当たって前期高齢者である私達は事前に高齢者講習なるものを受講しなければならなくなったことを書きました。その内容は単なる座学の講習ではなく目の動態検査や運転実技などもあるようですが、これらは基本的に試験ではなく不合格はないということなので「受講すれば良い」ということで近々予約をして受講して来ようと思っています。
その先の話ですが、今年の免許更新は過去5年間無事故無違反なのでゴールド免許となるはずですが、その場合でも高齢者は次の更新期間が5年ではなく3年だということを初めて知りました。ということは、3年後の免許更新の際には噂に聞く認知症検査を受けなければならないことになります。
それは一体どういうものかとyoutube先生に尋ねて見ました。たくさんのビデオがアップされていました。今の世の中こういうところはありがたいです。試しに受講して見ました。やって見ての感想は、恐らく若い人でも戸惑うだろうなというものでした。
youtubeにはたくさんのビデオ
大きく2つの試験に分かれ、1つは「時間の見当識」というもので次の図のように試験当日の日時などを答えるものです。これは事前に意識して覚えていれば良いことですから楽勝でしょう。
問題は2つ目の「手がかり再生」というもので、1分間に4枚の絵を見て覚え、それを4回行って合計16枚の絵を覚えます。それぞれの絵にはヒントとして「果物」とか「動物」とかいう言葉が添えられておりそれも覚えておかなければなりません。A~Dまで16枚の絵がセットになっていて、試験当日はどのセットが示されるかは分かりませんので全64枚の絵を事前に覚えましょうという対策ものもありました。
覚え終わったら直ぐに思い出させてくれれば良いものを、その後に「介入問題」と称して覚えた絵とは全然関係ない数字の羅列を見せられます。覚えた絵を忘れさせようとする意地悪です。
その後に覚えたはずの16枚の絵を文字(漢字、ひらがな、カタカナどれでもOK)で書かせます。順序はどうでも良いようです。お試し第1回目は16枚かろうじて覚えていました。2回目は1,2枚忘れていました。この段階で正解していれば1枚につき5点の採点です。次に16枚の絵に対してヒントが示され、それに基づいて再度覚えた絵を文字で書きます。ヒントを見れば忘れていた絵も思い出すのは容易でした。この段階での正解は2.5点の採点です。
この認知症検査では1つ目の「時間の見当識」が20点満点、2つ目の「手がかり再生」が80点満点で、合計で36点以上なら合格、36点未満であれば後ほど医者の診断を受けその結果認知症と判断されれば免許更新は認められないそうです。
「時間の見当識」で20点取っていれば「手がかり再生」で16点以上取れば良いのですから絵を4枚以上覚えていれば良いということで今のところ全く楽勝気分でした。というか100点満点も取れるというものでした。しかし、3年後に余裕でいられるかは神のみぞ知るでしょうか。