こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第7章・・空色の種を探す旅・・・私とルナと一緒に空色の種を探すのどかな旅に出ませんか~♪

遥かなロマンを探して~♪

2019-09-05 16:16:41 | 風の通り道

アメリカン・ブルーです。



夏が始まったころから、
ベランダから見える景色が変わり始めました。
ブルーシートが見えるその場所のことです。
その場所は、東日本大震災の被災者が暮らした仙台市内最大規模の仮設住宅の跡地です。

ここへ越して来た時には、まだ、更地で・・・
高い建物が建ってしまったら、新幹線が走る景色が見られなくなるかも?
そんな心配もありましたが、
6月末、「ヤマダ電機」が取得し、
それから、仙台市の埋蔵文化財の発掘調査が始まりました。
元々、周辺は遺跡の出る地域で、
来年の3月まで、その調査にかかるようです。

ブルーシートで覆われている部分の土が、奥の方に積み上げられて、
この3ヶ月ほどの間に、斜面には緑色の草が生息して、
まるで、古墳を思わせるような丘陵を作っています。








調査の様子を初めて見ます。
日々、いにしえの世界へ想いを馳せながら、
ただただ眺めているだけでしたが、
先日、那智熊野堂神社を検索する中で、
思いがけず、名取市に東北最大級の前方後円墳があることを知りました。


長く近隣に住みながら、全く知らなかったことに驚きです。
仙台市には、遠見塚古墳と言うものがあり、
そちらが大きいのだと思っていたところ、
名取市の「雷神山古墳」が最大だったとは・・・・
それでは、早速行ってみよう~♪  
夫とルナと、興味津々で出かけることにしました。








大きい!!!
















古墳の大きさは、
主軸 168m、
後円部径96m・高さ12m、
前方部長さ72m・前端幅96m・高さ6mの三段築成


古墳については、あまり知識はありませんが、
こちらの古墳は4世紀末頃の物だそうで、
これほどの大きさの古墳であれば、
相当な豪族の首長の墓であったと思われます。
その主はいったいどこからやって来て、
この土地を選び、どんな世界を築きたかったのでしょう?


その時代と言えば、
「謎の4世紀」と言われているそうで、
日本最大で教科書に出ていた「仁徳天皇陵」は今日まで発掘調査がなされず、
ようやく、昨年から調査が始まったとか・・・
そのベールに包まれた遥かなロマン?を知りたいものですね。
















その向こうに、太平洋が見えます。

建物が何もなかった時代、
まっすぐに海原が見渡せたことでしょう。
ここからの眺めも渡る風が気持ちよく、
「虫撮り?」に励む私にとっても穏やかな時間となりました。
バッタも種類が色々、トンボもいっぱい。
赤とんぼに出会う、そんな季節なんですね。








ルナも草原に久しぶりにうさぎのように飛び跳ねました。
敷き石が埋まりそうなほど草が伸びていましたからね。。。
せっかくの環境、「勿体ないね~」
ここで出会った人は、ポケモン探しの若者二人。
夫も、ポケストップまで行きたいけれど、
あまりに草がはびこって入って行けなかった・・・と残念そう。
草刈りが終わった時期を狙って、
この不思議で豊かな空間へまた来たいと思いました。



  




余談ですが、
夫が言うには、私はトンボ捕りの名人だ!そうで・・・(笑)
先日も、那智熊野神社でトンボ捕りをしている父子がいました。
網でなかなか捕れないなく、
男の子が半べそ気味だったので、
私は、人差し指を立てて・・・
そうすると、トンボが必ずとまるんです。
その瞬間に、トンボの足を優しく抑えると、ほぼ間違いなくトンボが捕れます。
素手でトンボ捕りをする名人です(笑)
男の子はびっくりしながら、トンボを虫籠へ~♪


どれだけトンボに好かれるんだろうか~
夫がそう言って感心していましたが、
ごめんね、トンボさん。。。





コメント (12)
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