こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第7章・・空色の種を探す旅・・・私とルナと一緒に空色の種を探すのどかな旅に出ませんか~♪

25年目の8階

2017-12-15 21:25:12 | あかりの灯る空色の家

アメリカン・ブルーです。


12月の声を聞くと、毎年思うことがあって、
20年を過ぎて、そのことに区切りをつけていました。
そこから、早いもので・・・また5年が経ったようです。
この5年は、わが家にとっての激動の歳月で、
山形に転勤になった年に、夫が身体にICDを植え込み、
秋田に転勤になり、その翌年、息子が結婚するも、
再発で12月に秋田仙台間を毎週病院へ通う日々で、
その大変さに仙台に戻してもらうという・・・
そう言う5年が流れていました。


夫が25年通っている病院も2年前に移転して、
我が家に地下鉄の駅2つ分ほど近くなりました。
「いつかは、この病院に入院するのだろうなぁ~」
そう思っていたという夫。

昨日・・・検査入院しました。
あれから25年目の12月もとても寒い景色となりました。







先日、12月からまた治療に入りそうな旨を書いてしまいましたが、
あれから、また検査結果が加算されて、
少しはっきりしない部分があるので、
夫が「生検」を希望して、本日、リンパ摘出手術となりました。


喉のあたりに違和感があるので、内科から耳鼻科の診察を促され、
今回は、耳鼻科でリンパの摘出手術、判断をしてもらうことになりました。
25年間のあまりに膨大なカルテに、
耳鼻科では全部読み切れない・・・と驚いたそうです。
病院は新しくなっていましたが、
案内された病棟は、25年前と一緒で8階東病棟・・・不思議な縁を感じます。


今までのことを振り返ると、
「生検」も日帰りで行えたのですが、
やはり、身体にICDが入っていることで、
手術中に電気メスで機械が作動してしまうと大変なので、一旦停止させるとのこと。
万が一に備えて、傍にはAEDも用意して、循環器内科も立ち会って。
心臓に負担がかかるので、全身麻酔も使えず・・・。
夫は、精神的に大変辛かったと思います。






手術は想ったよりも負担なく無事に終わって、経過観察時間を過ごして、
日暮れが早い12月ですが、
ようやく、今回の「山」の麓に辿り着いたというところでしょうか。。。
私も安堵したものの、まだ切なそうな夫を残して、
2日間も留守番させたルナも待っていると思い、
後ろ髪引かれる想いで、家に帰ってきました。


出血を心配して、ドレーンを入れたので、
明日、その様子を見て、順調であれば退院できます。
病理検査の結果が全部揃うには、2週間はかかりそうなので、
実際の治療方針は、年が明けてからになりそうです。
今夜は、点滴をつけたまま、
むち打ち症患者のように首に包帯を巻いたような状態で過ごしていると思います。


25年の歳月も「今できる最善」で過ごしてきました。
また、この局面も同じ気持ちで乗り切って行きたいと思っています。
私に出来ることは本当に少ないのですが、
多くを「希望」に置き換えて、
なるべく、笑顔で暮らしてゆきたいと思っています。







8階から見える景色は遥か彼方の蔵王までも魅せて・・・
各色の新幹線が交差して、
元気になったら、旅行へ行きたいねぇ~
そう願って今夜はここまでにしましょう。。。



コメント (24)
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