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駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

「マチ」か「チョウ」か

2008年08月22日 09時16分46秒 | ナイーブなモノローグ

<駿府城 本丸堀(内堀)と二の丸堀(中堀)を結ぶ水路、さらに三の丸堀(外堀)、横内川、巴川へと続く。(本文とは直接関係ありません)>


★磯波さまから「町」の読みについて、コメントいただきましたので、こちらにちょいと書いてみます。(答えにはなっていませんが)

▽戸籍の名前については、使われる漢字そのものの扱いについて非常に厳格なのですが、その読みについてはなんら規定がなく、読み方は自由とされています。
(住民票などは、市町村によっては読みを載せてある場合もありますが、いつでも訂正の請求ができるようです。もっとも、静岡市は住民とのトラブルを恐れてか、住民票の名前の読み欄そのものをなくしてしまっていますが)

地名についてもほぼ同じような考え方を踏襲しているように思われます。
マチかチョウかも含め、読み方について明文化した規定などはないのかもしれません。
(役所のしかるべき部署に聞けば分かるのでしょうが、今の私にはそこまで元気がないので・・・(笑))

静岡市のHPの統計欄(町別の人口など)には、現存する町名・字名については、一応参考の読みとして“ふりがな”が出ていますが、これも他の読み方を排除するといった性格のものではないようです。
(ただ、最近の住居表示の街区表示板には、たしかに“ふりがな”がつけてあり、一般的にはこれが正しいものと認識されてしまいますね!)
住居表示の施行で全く新しい町名がつけられたりする例では、語感や口調が非常に悪い例が多かったりするのは、お役人が字面だけでしか考えないせいかもしれません(笑)。

したがって慣用にまかせるということなのでしょうが、失われた地名などは日常使っていた人が少数派になってしまうと、マスコミなどで間違って読まれたりしたものが、そのまま広まってしまうこともあり得ますね。
(失われた地名の例ではないのですが、「シロウマ」が「ハクバ」になってしまったなんていう例もありますね。)

ただ、実際に使っていた人(知っている人)からすると、「マチ」か「チョウ」の違いでも非常に耳障りで気になりますね。
市のHPの参考の読み方や、住居表示の街区表示板の“ふりがな”でもそれが指針となってしまうので、その扱いについては慎重さが必要だと思います。
少なくとも、学識経験者と言われる人だけに御意見拝聴してすませるということだけはしてほしくないです。
こういうことは、学識未経験者(?)の方が正しかったりしますから(笑)

関連で、放送局のアナには(特にNHKのアナには)、富士川・安倍川は「ふじかわ」「あべかわ」と読んでほしいです。
もし「ふじがわ」「あべがわ」でいいのだということなら、荒川も「あらがわ」と読むべきです。
コメント (6)
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鍛冶町(かじちょう)

2008年08月22日 04時37分27秒 | 駿府96か町のいま

(雑居ビルが立ち並ぶ)

(静清信用本店)

旧【鍛冶町】は、江川町の南端(両替町との交差点ー県警はなぜか紺屋町交差点としている)から静清信用金庫本店のあるブロック南端までの一丁(60間、約109m)の町(丁目は付かない)でした。
(真ん中を横切る静清信用本店横の小路は静岡大火後の区画整理で設けられたもの)
現在、江川町通りはこの先の川辺町(かわなべちょう)まで伸びていますが、かつてはこの鍛冶町で終点でした。
ここに料亭喜楽があったのも遠い過去になってしまいました。

なお、静岡市の大御所400年祭関連のHPでは、この鍛冶町の読みを「かじまち」としていますが、鍛冶町があったころを知っている人がまだ多く存命の時代、「かじまち」と言っている人は皆無でした。
したがって、「かじちょう」が正しいのではないかと思っています。


そのほかの市のHP上の読みと私見(?)との相違
藤右衛門町、とうえもんもち(市)→とうえもんちょう
鷹匠町、たかじょうちょう(市)→たかじょうまち
札之辻町、ふだのつじまち(市)→ふだのつじちょう


鍛冶町を現在の町名でいうと
紺屋町12番地付近、昭和町1・2番地付近
(町名変更は1945年)



方位の表記について
駿府の町割りは方位に対して傾いているので、JR線や国道1号を東西に見立てた方位がよく使われているのですが、ここではより実際の方位に近い「札の辻を起点にして城のある方向を北」とした方位の表現をします。
したがって両替町通りは東西、江川町通りは南北の通りということになります。

その他
記事内容は誠実に書いているつもりですが、内容の正確性を保障するものではありません。

コメント (1)
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