何から読もうかな・・・・

池澤夏樹は　好きな作家のひとりだ

でも　

もっと好きだったのは　彼の父　福永武彦氏

学生時代　氏の作品を　あらかた何度も読み返して過ごした

正直云うと　池澤夏樹が　息子だということを　最近まで知らなかった

知らずに　　息子の作品を読んでいたのである

文体も　目財しているところも一見異なるように思えるけれど

こうして比べて　読み返してみると

二人の作家の　底辺に根付いている感性のようなものは

なんだか共通しているような気もする

そのあたりは　やっぱ親子なのかしら

 

さて　その息子のほうが　再編した世界文学全集が

河出書房から　発刊してなかなかの話題になっている

全３０巻・・・・

置き場所も　然ることながら　

一巻三千円近い！

全集読破には　金も時間も

そして　何よりエネルギーが必要だ

全部は無理としても　読みたい作家はたくさんいる

読んでいない作品

名前さえ知らなかった作家

なんども読み返した作品

池澤氏自らが　編んだ「世界文学全集」を　

彼特有の読み幅の広い語り口で

縦横無尽に語る文学漫遊の旅

さて　どこへ　連れて行って貰えるものか

これからが　楽しみだ

一冊　一冊

先ずは　好きな作家から

さしずめ　最初は　ウルフ？

それとも　デゥラス？