建仁寺開祖 栄西禅師の言葉だそうです。
「大なる哉、心や。天の高き 極むべからず、而も 心は天の上に出ず。地の厚さ 測るべからず、而も心は大千世界(だいせんせかい)の外に出ず。大いなる哉、 心や」
人間のもつ心の自在にして偉大であることを賛嘆しておられ、人間本来の心は清浄無垢にして広大深遠なものであると 謳っておられるそうです。
・・・目の前の瑣末な出来事に心乱され、右往左往 動揺の日々を送る私にとっては、エライ耳の痛いお言葉であり しかしまた励まされたりもするのです。
大いなる哉 心や
なんて 伸びやかで美しい響きだろう。
某日 京都最古の禅寺 建仁寺所蔵 国宝「風神雷神図屏風」の特別公開があり行ってきました。
歩いても10分余りのところに住んでいながら 初めて伺いましたが、街中
それも祗園のド真ん中に こんなに広大で静謐な場所があるとは 思いもよりませんでした。
何で、もっと早く来なかったんだろう。
ママちゃり買ったら いつでも来れるな♪
さて お目当ての 国宝「風神雷神」は 方丈の間に展示してありました。
さすが だれでも知ってる有名な作品だけに 混雑しています。
トップの画像は 勿論レプリカです。
本物は 撮影禁止。
初めて この作品をじっくり拝見しましたが 二神を比べて見て どちらかというと、 意外とお茶目な風貌の風神が好きだなぁ。
特に 目が可愛い(コラ)
「さぁ! これから吹っ飛ばしてやるからな♪」
てな感じ。
本坊中庭にある潮音庭です。
目にも鮮やかな新緑が 枯淡な庭に よく映えて美しい。
有名な ○△□之庭は 残念なガがら撮り忘れちゃった(泣)
法堂にある創建800年を記念して描かれた「双龍図」。
小泉淳作画伯の作。
すごい迫力です。高い天井をずっと見上げていたので 首が痛くなってきた。
法堂の縁側から、お庭越しに見える 壮大な三門。
観光シーズンと 特別公開が重なり 結構混雑していましたが 普段静かな午前中に、通いたいと思います。