年中無休の弁護士日記               

平成25年3月21日,『犯罪被害者者相談ルーム』を新設! 法律相談予約電話:06-6312-3316

法律事務所の移転

2010年11月30日 22時10分11秒 | Weblog
 私の敬愛する弁護士の事務所が,西天満(大阪地方裁判所の周辺)から梅田(阪急梅田駅近く)へ移転しました。

 西天満に法律事務所が多数ある理由は,裁判所に近い,弁護士が裁判所へ行くのに便利ということだけです。

 弁護士を利用する人からすると,法律事務所は裁判所の近い場所よりも交通の便のよいところ,例えば,ターミナル駅に近い場所にあった方がいいのでしょう

法律事務所もサービス業であるという観点から事務所の移転を考えるべきなのかもしれません

法律相談@喜界島

2010年11月30日 14時34分23秒 | Weblog
 この週末から,私も所属する実務研究会の有志の弁護士が,鹿児島県の喜界島へ法律相談に出かけています。

 何か困ったことがあって,困っている人を支援・解決する法制度があるのに,それを知らないままに苦境に立たされるというのはどう考えてもおかしいです。

 今は,この法律相談,全くのボランティアで行われていますが,すべての離島へ定期的に弁護士が巡回するシステムを構築すべきです。これこそ,日本弁護士連合会の仕事です

国家の犯罪

2010年11月29日 16時56分46秒 | Weblog
拉致被害者家族会が緊急集会 北朝鮮砲撃に抗議(朝日新聞) - goo ニュース
 
 拉致被害者も犯罪被害者です。

 ところが,その犯人がたまたま国家であるために,2重3重の苦しみを受け続けているのです。

 最近,もしかすると従来から,マスコミの報道も,拉致被害者家族を特殊な人々と位置づけているようにも思われますが,犯罪の被害者であるということを忘れてはならないです

犯罪被害者週間における,実の娘に性的虐待を行う父親を支援するとの疑いをかけられた弁護士

2010年11月29日 10時24分57秒 | Weblog
 今日は,犯罪被害者週間(12月1日までのうちの1日ということもあって,大阪被害者支援アドボカシーセンターが行う,特別電話法律相談を担当します。

 他方で,ある事件との関わりで,大阪府の某子ども家庭センターから,実の娘に性的虐待をする父親に加担する弁護士である,との疑いをかけられているのかもしれません。

 しかし,私は,実の娘に性的な虐待をする父親に支援など絶対にしません。

 私が,その子ども家庭センターに対して言いたいのは,児童虐待を扱っている役所・官公庁は,当然ですが,十分事実関係を調査した上で,児童福祉法等に基づく措置を採っていただきたいということです
 

指導不可能

2010年11月29日 09時50分48秒 | Weblog
 私は,今,民事再生事件(再生するのは,会社)で,債権者側の代理人を務めており,債権者集会に向けて,委任状+議決票という書類を集めています。

 当然のことならが,書類(裁判所へ提出予定)には書き方があって,それを詳しく,かつ,わかりやすく書面や電話でアドバイスしているのですが,何度アドバイスしても,間違った記載をして送り返してくる人(会社の担当者)がいます。
 送られてきた書面の中には,訂正と訂正印だらけで,どれが元の記載がわからなくなっているものもあります。
 
 いったいどうなっているのか,不思議だ,としか言えないなあ,と今朝も通勤電車の中で考えていました

証拠の発見

2010年11月28日 12時16分35秒 | Weblog
 ある事件で,私が依頼者から預かっていた膨大な量の資料の中から,ある書面を見つけました。

 資料のうち,目ぼしいものはすべて十分検討していたので,もう重要なものはないだろうけれども,

念のため,今一度,チェックしておこうと思って見直していたところ,

かなり使えそうなものが出てきたのです。
 
 この事件が結果的にどのようになるかはまだ予断を許さないですが,

また一歩,こちらにとってのよい解決に近づいたのかもしれません

デキる弁護士、ダメな弁護士

2010年11月27日 22時13分30秒 | Weblog
 「デキる弁護士、ダメな弁護士」という本があります。

 その「まえがき」を読んだのですが,弁護士に対し非常に厳しいことが書かれています。

 この本の内容のメインは弁護士数名のインタビューを載せたもので,内容的には乏しいものと言わざるを得ないですが,人(=この本の著者)の振り見てわが振り直せということで,私は,最後まで読んでみるつもりです

 

いさぎよい?

2010年11月26日 14時28分01秒 | Weblog
初の死刑判決の被告、控訴の意向なし 横浜の裁判員裁判(朝日新聞) - goo ニュース

 私は,この被告人には是非,控訴して欲しいです

 なぜなら,死刑廃止論からのものというよりも,一つの裁判所の判断だけで,いくら極悪人とは言え,人の生命が合法的に奪われてよいとは思えず,また別の視点(高等裁判所)からの判断をも経るべきだと思うからです。
 

大阪簡易裁判所

2010年11月26日 13時20分58秒 | Weblog
 今日,初めて大阪簡易裁判所の法廷に行きました。他の簡易裁判所は,何度も行ったことがあるのですが,なぜか大阪簡易裁判所は,大阪地方裁判所の隣にあるにも関わらず,行くチャンスがありませんでした。

 簡易裁判所とは,簡易に裁判する裁判所,というよりも,事件の規模が小さなものを扱う裁判所です。

 30分間以上,他の事件の法廷におけるやりとりを見ていたのですが,その中に,司法書士同士がそれぞれの当事者の代理人となって争っている事件で,出された訴状について,要件事実(訴状に絶対に記載しなければならないもの)の記載不足を裁判官から指摘され,その人がまた,その意味がなかなかわからず,時間がただただ経過していくというものがありました。

 簡易裁判所における訴訟代理権を一定の司法書士にも認めるとの法律の改正でこのような事態が起きることになったのですが,これは結局,裁判所を利用する国民にとってもマイナスでしかないのです。

 簡易裁判所が管轄するような小さな事件を弁護士は受けないというのは全くのデマですし,弁護士は今後も大増員されるわけですから,弁護士以外に訴訟代理権を認めるべきではないのです

 ちなみに,私の相手方(被告)は法廷に来ておらず,私が結審(審理の終了すること)をお願いしますと裁判官に言って,審理は1分で終わりました

幻の原告被告本人尋問

2010年11月25日 14時03分45秒 | Weblog
 今日の午後は,当初の予定では,某裁判所の法廷で,原告と被告,さらに,証人にも尋問する予定でした。

 事件の中味は,詳しくは書けませんが,○□と△×が絡み合ってドロドロとした,小中高生の法廷傍聴には絶対に向かないものでした。

 事件が事件なだけに,どうなるかと思っていたのですが,私が尋問の準備を始めたところで,話し合いによる解決ができて,訴訟は終わりました。

 テレビのドラマでよく証人尋問の場面が出てきますが,証人尋問によって,さらに傷つく人が出てきたり,他方で,期待したほどに真実が明らかにならないということも多く,避けうるなら避けた方がよい,とも言えるのです

控訴棄却

2010年11月24日 17時09分04秒 | Weblog
 今日,私が第1審において被害者参加人から委託を受けた弁護士を務めた事件の控訴審の判決がありました。

 結果は,控訴棄却,つまり,被告人からの控訴(上級審への不服申立)を退けて,1審の有罪(実刑)判決は正しいとしました。

 この事件では,第1審において,公判前整理手続という,裁判所の公開の法廷での審理に入る前の手続に相当な期間を費やしました。

 今回は,被害者のお父さんが被害者参加人になられたのですが,被害者のお母さんとともに,半分自分自身が死んでしまったような辛い気持ちをかかえながらも,本当によく頑張られたなあと思いました。

 でも,犯人が刑務所へ入っても亡くなった人が返ってくるわけでもなく,被害者遺族の苦しみはまだまだ続くのです。
 私は,裁判長の判決文の朗読を聞きながら,いつか一筋の光が差してくる日がくるのだろうか,と考えていました。

日付のない手紙

2010年11月23日 17時18分46秒 | Weblog
 詳しいことは書けませんが,今,作成した日付の記載のない手紙で苦労しています

 手紙のみならず,何らかの書面を作成した場合は,必ず,その作成日をその書面の中に記載しておいてください

 日付の記載がないと,あとで,その書面がいつ作成されたものか,さっぱりわからないのです
 

守護霊にインタビュー?

2010年11月23日 16時35分44秒 | Weblog
 ある新興宗教の教祖が,誰でも知っている人(某共和国の首相や,その国の次期国家主席)の守護霊にインタビューした内容をまとめた本を出版しているそうです。
 
 正直,この教祖は??だと思っていたのですが,その頭のよさには本当に感心しました。守護霊なら,○○語ができなくと話ができますし,また,その本人から文句を言われることもないからです。

 今からでも遅くないので,政党を作って誰も相手にしない選挙運動などしないで,その頭脳を,多くの,本当に困っている人のために使って欲しいです


再開された朝鮮戦争?

2010年11月23日 16時25分06秒 | Weblog
北朝鮮軍が韓国・延坪島を砲撃、韓国軍反撃(読売新聞) - goo ニュース

 現状では,どこが北朝鮮を支援するのでしょう。

 いずれにしても,朝鮮戦争(現在は,休戦状態です。)が再開されたら,避難民が大挙して我が国へなだれこんでくるかもしれないといったことも,拉致問題や竹島の問題と一緒に,真剣に考えてみる必要があります

自衛隊は暴力装置ではない?

2010年11月22日 13時09分58秒 | Weblog
「自衛隊、面従腹背とはならぬ」 暴力装置発言で仙谷氏(朝日新聞) - goo ニュース

 自衛隊は,暴力=武力を持って,日本を守るのですから,暴力装置以外の何物でもないでしょう。

 暴力を伴わない自衛隊なんて,存在しないのと同じです

 なぜ,言葉尻を捉えて,くだらない議論に時間を費やすのでしょう