年中無休の弁護士日記               

平成25年3月21日,『犯罪被害者者相談ルーム』を新設! 法律相談予約電話:06-6312-3316

外部監査人

2007年11月28日 14時54分25秒 | Weblog
 昨夜,日弁連(日本弁護士連合会)主催の外部監査人研修に出席しました。
 「外部監査人」と言ってもピンとこない人の方が多いでしょうが,要するに地方公共団体の行政の適法性を外部からチェックする人間のことをいいます。
 「監査人」という言葉から,現在では公認会計士が監査人となっていることが非常に多いらしいのですが,外部監査人の仕事は会計にとどまらないので,弁護士こそ外部監査人に適任者だそうです。
 私も私の住む茨木市,そして,大阪府の行政には大いに興味がありますので,外部監査人には今後も注目していきます。

遺言信託2

2007年11月27日 16時29分23秒 | Weblog
 ご存じ方もおられるかもしれませんが,遺言信託にも2種類あって,1つは,信託銀行が売り出している商品名としての「遺言信託」です。
 ある信託銀行のショーウインドウに大きく遺言信託と書かているのを見たことがあります。そして,その遺言信託の文字の下に小さく手数料のことが書かれていました。
 これは結局,遺言の作成のアドバイスや作成した遺言を預かってたりすることで,弁護士でも当然できることです。
 もう1つは,本来の信託=ある財産を他人(受託者)に移転して,一定の目的のために使ってもらうこと,を遺言でするというものです。
 実は,信託銀行は,個人の金銭の信託はその業務として行っているのですが,その他の財産の信託は扱っていないのです。
 そこで,弁護士の出番となるわけです

着手金の分割払い

2007年11月24日 13時17分11秒 | Weblog
 ある事件で,着手金(仕事を開始する際,依頼者から支払ってもらうお金)の分割払い,しかも,10回払いで,仕事をすることになりました。
 着手金は普通一括で払ってもらうものなのですが,依頼者の経済状態もあって,やむを得ず,引き受けました。
 依頼者を信頼して,私は事件の処理に全力で取り組むしかないのですが,チョッと不安です

事情の変化

2007年11月22日 11時22分37秒 | Weblog
 最近,依頼されている事件について,めまぐるしく事情が変化することが多いです。
 この後こうなるだろうな,という予想の基に書面等を準備していたら,その準備がまったく必要なくなったといったこともあります。
 こちらにとって都合のいい事情変化を望むのみです

「電話法律相談無料」存続の危機?

2007年11月20日 16時36分38秒 | Weblog
 私は,電話での法律相談は無料でやっています,とあちらこちらで言っています。
 先日もそれを言って名刺を渡した人から,再三電話で相談されて,昨日も,晩ご飯を食べずに,1時間の相談に応じました。
 人がお金のない度合いと同じ人が困っている度合いとは正比例するとの法則?から,私が電話でアドバイスして窮地から抜け出せればそれが一番よいと考えて,電話での法律相談ぐらいは無料ですべき,ということでやっています。
 しんどいときもありますが,もうチョッと続けていきます。

大きな六法全書

2007年11月19日 12時42分29秒 | Weblog
 今日,電話帳のような六法を買いました。
 分厚い大きな六法は各出版社から発刊されているのですが,今日買ったのは,大きな活字版というもので,条文が普通の大きさの字で掲載されています。
 事務所に来られた依頼者や相談者の方に条文を説明するとき,いつも普通の六法全書では見づらい気がしていたので,チョッと高価なわりに掲載法律が少ないのですが買いました。
 一般の人に条文を説明しても,なかなかわかりにくいことは仕方ありません。でも,法律家はやはり条文をしっかり確認することがすべての出発点です。

大阪相続法律相談センター

2007年11月19日 11時04分32秒 | Weblog
 最近,法律相談を受けていて,弁護士でもない人が「相続コンサルタント」,「相続コーディネーター」,「相続カウンセラー」と自らを称して,相続問題の相談にのっていることを知りました。
 もちろん,相続問題といっても多種多様ですので,コンサルタントと称する人達の存在を否定するつもりはありませんが,チョッと怪しい気がします。
 というわけで,私も『大阪相続法律相談センター』というものを立ち上げて上記の怪しい集団に対抗しようと考えています。もちろん,電話での相談は無料ですが,このセンターも怪しいでしょうか?

日曜出勤(何回目か不明!)

2007年11月18日 11時01分20秒 | Weblog
 昨日は,結局,事務所外で一件,依頼者と打ち合わせをしただけで終わったので,今日は,事務所に来ています。
 事務所に来る途中で,新年度版の六法全書を買いました。
 法律がどんどん制定されて,六法全書もドンドン分厚くなっていきます。それに比例して,私が勉強しないければならないことも増えていきます

土地の値段

2007年11月16日 09時38分40秒 | Weblog
 ある事件で土地の価格が問題になっていて,それを調べているのですが,国等がつけている値段にもいろいろあって,頭が混乱しそうです。
 例えば,「路線価」にも「相続税路線価」と「固定資産税路線価」とがあり,相続税路線価にも「路線価方式路線価」と「倍率方式路線価」とがあって,倍率方式路線価では,固定資産評価額がその算定基準として使われているのです
 でも,土地の値段って,結局のところ,売る人と買う人の合意で決まるはずですから,上記の諸々の概念も一種のフィクションでしかありません。

企業の不祥事と弁護士

2007年11月15日 13時03分26秒 | Weblog
 昨日,テレビを見ていたら,大阪の有名料亭が行った食品の偽装疑惑について,取締役vsパート従業員の言い分が真っ向から食い違っていて,パート従業員の側についた弁護士が開いた記者会見が放映されていました。
 私のような第三者から見ると,企業がやってしまったことは洗いざらい公表して,その上で今後の防止策,改善策を明らかにして,企業イメージの回復,さらに以前のそれよりもアップを目指すべきです。真実は一つしかなく,いずれ真実があきらかになるのですから。
 私の場合,最近大きな壁にぶち当たっている「刑事弁護人」ではなく,「企業弁護人」(企業の不祥事によるダメージを最小限にくい止めて,法令遵守を徹底させて,企業イメージをアップさせる人)を目指そうかな,と考えながら,テレビを見ていました。
 

プロ野球選手と弁護士

2007年11月14日 11時13分34秒 | Weblog
 今,FA権行使で話題になっているプロ野球選手が,国内球団の条件提示の際に,六本木ヒルズにある法律事務所の弁護士に同席を頼んでいるそうです。
 プロ野球選手のいわゆる契約更改交渉の代理人には弁護士しかなれないそうですが,単発の入団交渉に同席して,弁護士がどれほど役に立つのか,かなり疑問です。
 でも,この感想は,私の,そういう席に行ける弁護士がうらやましいという気持ちから発生しているような気もします

法律扶助と破産申立

2007年11月13日 10時30分14秒 | Weblog
 法テラスで無料法律相談を受けて,法律扶助による破産申立を受任したケースで,よく調べてみると,法律扶助の要件(一定の収入以下でないと扶助を受けることができない。)を充たしていないことがわかり,すでに,債権者に受任通知(私が債務者から破産申立を委任されたということを知らせること)を出してしまったので,今後どうしたらいいか悩んでいます。
 法テラスで無料法律相談を受けることができる人については,法律扶助の要件も充たしているはずなのですが,法テラスで法律相談を申し込む際のチェックが甘かったようです。
 結局,普通の受任ということにするしかないのです,それがダメなら,辞任するしかないようです

狩野永徳展

2007年11月12日 15時58分37秒 | Weblog
 この土曜日に京都国立博物館で狩野永徳展を見てきました。
 閉館間際に行ったのですが,それでも多くの方が来られていました。
 狩野永徳は,売れっ子すぎて過労死で亡くなったともいわれていますが,それが本当だとすると,頼まれるとイヤとは言えない性格だったのかもしれません。
 やはり印象に残ったのは唐獅子図屏風で,その大きさ,迫力には圧倒されました。
 

犯罪被害者支援委員会

2007年11月10日 09時04分36秒 | Weblog
 昨日,私も所属する大阪弁護士会・犯罪被害者支援委員会に出席したのですが,犯罪被害者の方から,犯罪被害者精通弁護士を紹介して欲しいとの案件が2件ありました。
 私もその精通弁護士に登録されているので,2ヶ月前なら,その2件とも私が担当します,と申し出ていただろうなと,思いつつ,委員会からの事件の担当依頼を断ってしまいました。その理由は,今,犯罪被害者支援委員会から指名されてやっている事件の処理に,集中したいからです。