年中無休の弁護士日記               

平成25年3月21日,『犯罪被害者者相談ルーム』を新設! 法律相談予約電話:06-6312-3316

「既存債務」からの解放を求める街頭ビラ配布と署名活動

2011年06月29日 08時23分54秒 | Weblog
震災後の意識調査、「理想の人でなくても妥協して結婚する」が増加(マイコミジャーナル) - goo ニュース

 震災の影響はいろいろなところに出ています。

 この記事のように,結婚相手に求める条件にも変化があるようです。

 しかし,差し迫った問題として,借金(住宅ローンを含む。)を返していかなければならないということがあります,仕事等の収入源がなくなったにもかかわらず,です。

 というわけで,弁護士のくせに無責任な主張だと言われるのかもしれませんが,地震の被災者が債務負担から解放される内容の立法を求めて,仙台弁護士会が請願署名活動を開始したのです。

 そして,大阪弁護士会もこの活動に全面的に協力し,
来月7月5日(火曜日)
午前8:30~9:30,淀屋橋交差点付近

で,街頭ビラの配布と署名をお願いする活動を行うことになりました。

 私も,参加しますので,お近くを通られた場合は,ご協力をお願いします。

長い闘い

2011年06月28日 15時20分42秒 | Weblog
サッカーボール避け転倒死亡 蹴った少年の親に賠償命令(朝日新聞) - goo ニュース

 この事件が発生したのが,2004年で,今日は2011年です。

 この間,いろいろなことがあったのでしょう。

 被害者の遺族の気持ちとすれば,お金ではなく,誰も責任を取らないまま事件が忘れ去られることが耐えられなかったものと思われます。

 おそらく,この判決には被告(訴えられた人)から控訴(2回目の裁判)されて,まだまだ闘いは続くでしょうが,とにかく,あきらめたら負けなので,遺族の健闘を祈っています。

 

赤坂プリンスホテルは赤坂プリズン(=刑事施設)?

2011年06月26日 15時53分18秒 | Weblog
 ある弁護士からの報告に以下のようなものがあります。

 『都内の避難所の一つとして,旧赤坂プリンスホテル(グランドプリンスホテル赤坂)があります(弁護士会も災害復興まちづくり支援機構を通じて法律相談をやっている場所です。)。

しかし,ここでは,近親者・友人・ボランティア等が避難者と面会するのにとても大きな制約が加えられています。

具体的には,
①面会には事前の約束が必要。本人に事前の連絡が取れない場合,東京都は呼び出し・取次ぎをしない。
②面会約束時間の10分前から面会待合室に入れるが,その前は赤プリの敷地内に滞在することすら禁止される。
③面会場所は面会コーナーに限定(近親者であっても居室には入れない。)
④面会コーナーでは,面会申請の際に申し出た面会の相手方以外の避難者に声をかけることは禁止
⑤避難者の依頼を受けて訪れた知人・ボランティア等が,支援物資を届けること,避難者にお知らせしたいことを面会相手の知人にも伝わるよう印刷物を渡すこと,一時的に子どもの面倒を見てほしいと頼まれて預かること等は「ボランティア行為」として東京都が許可しない限り認めない(実際ほとんど許可されない)

などということが行われています。

はっきり言って,刑事拘禁施設か?と思うくらいです。

(中略)

 赤プリは,一見すると,充実しているように見えますが,実際には,居室にテレビとベッドが置かれているだけで,食堂も大半がレトルトで,実際には,離乳食が足りないとか,高齢者の衣服が足りないなどなどの事態が生じています。
 避難者からのニーズもあるのに,外部との接触を著しく遮断していますし,職員による妨害行為もあります。

これでは,赤坂プリンスというより,赤坂プリズンでしょう。

ただでさえ,避難所に何ヶ月も不安な状態におかれること自体が人権侵害です
。』

 私も以前,赤坂プリンスホテルに行ったことがあり,あそこへ避難できるとは不幸中の幸いな人達だと思っていました。

 でも,実態はそうではないようです。

 この東京都のやり方を厳しく批判するのは容易いですが,東京都にも東京都なりの理由があるでしょうから,その点の検証が必要だと思われます。

サマータイム制反対論

2011年06月26日 11時49分46秒 | Weblog
サマータイムは不健康…睡眠学会が反対を提言へ(読売新聞) - goo ニュース

 睡眠学会がどういう団体かは不明ですが,この種の意見も当然,あってよいと思います。

 しかし,とにかくサマータイム制を一度導入してみて,本当にサマータイム制が国民を不健康にするかについての実証データを集めてみるべきではないでしょう。

 何だかんだと言って,結局,現状のまま,というのでは何もしないことと同じで,それこそ最悪の選択だと思います。

犯罪被害者支援を考える市民の集いへの参加

2011年06月24日 17時54分31秒 | Weblog
 明日,岡山市で開催される「犯罪被害者支援を考える市民の集い」性犯罪被害者の声を聴いてください に参加するつもりですが,自分で,犯罪被害者支援に関係する集会やシンポジウムに参加して何がしたいのだろう,とフッと思ったりもします。
 
 でも,いつも,その答えが見つからないまま,参加しています。

 明日も,それを考えながら,大藪順子さんのお話を聴くことになりそうです。

海外とのeメールの交換

2011年06月24日 08時08分26秒 | Weblog
 最近,あるSNSを使って,複数の友人とメールの交換を頻繁に行っています。

 問題は,その友人が日本におらず,現地と大阪とは時差があることです。

 でも,eメールを送ったからといって,寝ている人を無理やり起こすわけではないので,現地時間のことは気にせず,どんどん送るつもりです。

売りに出されたマンション

2011年06月23日 08時35分07秒 | Weblog
 昨年,私が関わったあるマンション(一部屋)が売りに出されていることを知りました。

 もちろん,売り出した人はそのマンションの正統な所有者ですので,私がとやかく言う筋合いでないことはわかっています。

 しかし,そのマンションには,ある故人の想いがいっぱいつまっていることを考えると,チョッと複雑な心境になります。

市民法律相談とモンスタークレイマー予備軍

2011年06月22日 16時54分59秒 | Weblog
 今日は,ある市役所で市民法律相談を担当したのですが,一歩間違うと,モンスタークレイマー(全く筋の通らないことを主張し続ける人)になる可能性のある人が,複数組,相談に来られました。

 こういう場合,その人達の主張を後押しするようなことは,絶対に言えません。

 しかし,貴方(相談者)の主張は全然ダメです,とも言えないので,結局,相談者の置かれた状況と,相談者の相手方の立場を説明して,自ら,自分の主張がおかしいことを悟ってもらうようにもっていこうとするのですが,これが至難の業で,本当に勉強になります。

裁判所の廊下を吹き渡る風!

2011年06月21日 15時59分12秒 | Weblog
 今日は,裁判所の廊下に置かれた椅子に1時間近く座っていました。

 そのとき,なぜか廊下を風が吹き渡って,涼しささえ感じました。

 どうやら廊下につながる2つの窓を開放したために,風が通ったようです。

 私は,アンチエアコン派なので,このやり方は大いに気に入りました。

法律相談の実情

2011年06月20日 17時12分28秒 | Weblog
  今日は,大阪弁護士会のある総合法律相談センターで法律相談を担当したのですが,相談者から,この事件で,この制度は使えないですか?と,ある制度について書かれた,どこかのHPの一画面をプリントアウトしたものを見せられました。

 そこで,私は,それは使えません,それを使えるのは,ある法律上の地位にある人だけです,と応えました。

 このように,法律相談に来られる人の中には,いろいろ調べて来られる方もいますが,ほとんどの場合,見事に間違っておられます。

 でも,私は,「私は何もわかりませんので,教えてください。」と言う人より,自分で調べてくるけれども,法律を誤解している人の方がはるかに好きです
  

星の涙 PANSAKU

2011年06月19日 11時58分50秒 | Weblog
 事務所にPANSAKUのCD2枚が届きました。

 その中に収録されている『星の涙』という曲があります。

 そこには,「辛いなら泣いたっていいよ 誰だって弱い時もある
というフレーズがあるのですが,実際,人間,悲しみが大きすぎると,悲しみを受け止める容量オーパーとなって,涙が出ない,泣けないということがあるのです。

 でも,この曲を聴くことによって,泣きたくても泣けない人も泣けるかもしれない,と思いました。
名曲です。

PANSAKUに来年3月10日,大阪弁護士会館に来てもらうべきか?

2011年06月17日 15時28分57秒 | Weblog
 この数日,私が,6月12日(日曜日),「性暴力救援センター・大阪」(SACHICO)開設1周年記念の集いで,その歌を初めて聴いた,女性2人のグループPANSAKUを,来年3月10日(土曜日)に大阪弁護士会館において開催される
犯罪被害者支援シンポジウムへ来ていただくべきかを考えています。

 そのシンポジウム(大阪弁護士会主催)は,
犯罪被害者への経済的支援
をテーマに開催することはほぼ決まっているのですが,誰がパネラーになるのか,基調講演は誰にお願いするのか等々の内容は白紙なのです。

 実は,来週の土曜日(6月25日),岡山のノートルダム清心女子大学で
犯罪被害者支援を考える市民の集い」というものがあり,PANSAKUによるトーク&ライブもあるので,それに行ってみてから,本格的に始動しようかなと,今のところ,考えています。

裁判の日(期日)の決め方

2011年06月17日 10時01分10秒 | Weblog
 今朝,ある事件について,第1回の裁判の日を,裁判所書記官と電話で決めました。

 いつも私は,事件の依頼者に,
貴方(依頼者)が主役で私=弁護士(代理人or弁護人)は貴方をサポートとするだけです
と言っているのですが,期日(裁判の日)を決めるときは,依頼者の都合より自分の都合を優先している,優先せざるを得ないことに気づきました。

 これがグローバルスタンダードだと言えばそれまでですか,改善すべき余地はありそうです

歯科医療訴訟

2011年06月16日 10時05分14秒 | Weblog
抜歯ミスで障害、歯科医に4千万円賠償命令 名古屋地裁(朝日新聞) - goo ニュース

 医療訴訟のなかでも,なんとなく,歯科の分野と美容整形の分野は,特殊と考えられているのではないでしょうか。

 つまり,歯科医師のミスは人の生命に関わることはなく,大事に至ることはない,だから,わざわざ医師に対し訴えを提起するのはクレイマーのすることだ,と。

 しかし,この事件では,原告(被害者)は医療過誤によって相当のダメージを受けているようで,上記の漠然としたイメージは,幻想でしかないことがわかります。

ひまわりほっとダイヤル担当の終了

2011年06月15日 09時36分18秒 | Weblog
 私は,昨年の4月1日から,約1年3ヶ月間,日弁連が全国の中小企業経営者を対象として開始した『ひまわりほっとダイアル』の大阪弁護士会における相談担当弁護士(30名)の一人として,数10件の相談に応じてきましたが,今月末を持って,その任務を終了します。
 
 会社の経営者や担当者からの相談は本当に多種多様で,私も勉強になりました

 ただ,弁護士へのアクセスを簡便なものとして,法律相談から仕事につなげるというホットダイアルの弁護士会サイドの狙いは,失敗に終わったようです,他の弁護士の事情はわかりませんが,私の場合,相談から事件の受任につながったケースは1件もなかったので