年中無休の弁護士日記               

平成25年3月21日,『犯罪被害者者相談ルーム』を新設! 法律相談予約電話:06-6312-3316

法律は忘れたころにやってくる?

2009年09月27日 11時10分04秒 | Weblog
夫婦別姓導入へ…政府、来年にも民法改正案(読売新聞) - goo ニュース

 夫婦別姓導入の問題は,相当以前から議論されてきたものです。

 誰でも夫婦は別姓でなければならない(同姓の禁止),というわけではなく,希望者だけが別姓を選択できるだけなのに,その何がいけないのか?の問いに,自由民主党は,「家族の一体感を損ない,家族崩壊につながる恐れがある」として,夫婦別姓制の導入を頑なに拒んできました。

 この反対論はまったく理由のないことは,科学的に見ても明らかであり,このようなレベルの議論しかできない自由民主党は,今はまだ存在して,どうでもいい総裁選挙を行っていますが,早急に消滅すべきです,夫婦別姓制の導入とともに

日本の危機

2009年09月27日 10時41分00秒 | Weblog
万引現場にもモンスターペアレント 「捕まえる前に諭せ」「届く場所に置くな」(産経新聞) - goo ニュース

 本来なら親が子を躾けて犯罪やルール違反を犯さないように教育指導していくべきところ,もともと規範意識(ルールを守ろうという気持ち)がない人が,どういうわけか人の親となって,それがそのまま子にも受け継がれていくのです。

 このようなことが続けば,我が国は犯罪国家になっていきます。

 私は,弁護士登録以来,犯罪被害者支援に関わらせていただいていますが,犯罪が起きた後ではどうすることもできない,支援しようとしても効果が期待できないケースも多数あることを知り,そもそも犯罪被害者を出さない活動=防犯の重要性を痛感しています。

 というわけで,防犯という観点から,規範意識の乏しい人(=犯罪者予備軍)に対しては早めに何らかの働きかけを行っていく必要があり,現在,その方法を模索中です

大阪拘置所ツアー

2009年09月26日 14時55分31秒 | Weblog
 昨日は,私が属する大阪弁護士会犯罪被害者支援委員会と大阪拘置所の受刑者教育担当の職員との懇談会,テーマは「被害者の視点を取り入れた指導」があり,大阪拘置所へ行ってきました。

 その懇談会の終了後に,大阪拘置所の内部を見学させていただいたのですが,ある部屋に入ったところ,ここは!と思った部屋がありました。

 それは,我々弁護士が日頃,被疑者or被告人と接見(面会)する際の,被疑者or被告人の方々の控え室でした。つまり,いつもは私と被疑者らとを隔てるアクリル板の向こうにある世界に,初めて足を踏み入れたわけです。

 その他,大阪拘置所には死刑執行室もあるはずで,昨日はそこを見せてはいただけなかったのですが,所内を廻ってみて,執行室の雰囲気もおおよそ検討がつきました。

 10年後を目途に大阪拘置所は同じ場所で建て替えられるのですが,新大阪拘置所にも死刑執行室は作られるのだろうな,などと考えながら帰途につきました

ある調査の成果!

2009年09月24日 15時47分02秒 | Weblog
 この数ヶ月,ある法人に関する情報を得ようと調査してきましたが,ようやく,欲しかった情報が入手できました。

 これをアウトソーシングすると結構お金がかかり,しかも,確実に情報をゲットできるわけではないようでしたので,まず自分でできる限りのことをやってみようと,思いついたあの手この手を尽くしたところ,幸運にも,情報が手に入りました。
 
 まだこの紛争への解決は遠いですが,今日はこの1つの出来事で気分が非常によく,ハイになっていますノリピーのようにトリップはしていませんが

 

死刑について

2009年09月22日 10時53分42秒 | Weblog
「死刑」どうなる、廃止論者・千葉法相就任で(読売新聞) - goo ニュース

 新しい法務大臣が死刑廃止論者か否かにかかわりなく,法務省は死刑の存廃問題についての論点整理をして,国民に情報提供を行うべきです。

 それでもなお,国民の過半数が死刑制度の存続に賛成,というのであれば,我が国はそういう国なのだということで,今後も極悪人を抹殺し続けるしかありません

交通犯罪の被害者を支援するということ

2009年09月21日 16時42分28秒 | Weblog
 今日,TAV交通死被害者の会 事務局の米村幸純さんから 以下のようなメールをTAVニュース(レター)9月号とともに,いただきました。

『今月は、特に二次被害について深く考えさせられました。
そして、全国にある支援センターの役割と、
センターから被害者が受ける「支援」と、
その逆の「被害」についても
考えることが多かったように思えます。

「支援センターには近づきたくない」という被害者が
全国に多くいる事実を、支援の現場にいる皆さんには
真摯に受け止めていただきたいと、お願いいたします。

二次被害は、誰もが負わそうと思って起きるわけではありません。
善意であったり、親切で行なったことが、
心ならずも被害を与えてしまうことがあります。
気づきのないところにおき、そして深刻化していきます。

支援の現場では、被害者に対して
「配慮」と「気づき」
そして、
事が起きたときの(臨機応変な)「対処」
起きた後の「検証」と「反省」が
必要だと思います。

自分たちに原因がない、という結論は何の意味もありません。
実際に傷ついた人が「目の前にいる」と言う現実、事実を
見つめてほしい、そう願います。
「原因がわからなければ検証」という発想がなければ
今後の支援活動は期待できません。

被害者が背負っている傷は心に深く刻まれています。
他人からは絶対に見えないし、
本人にも見えていません。
被害者支援とは、
見えない傷と向かい合うことではないでしょうか。

ある日突然、傷口が広がってしまう。
それが、いつ、どういう時にということは
誰にも予測できません。
私たち自身にもわからないのです。
支援者として長年経験をつんだとしても
その傷は見えるわけではありません。
理解はできても、100パーセントわかることはない、
ということを知っていただきたい、そうお願いします。

100万人の被害者の相談に応じた経験があっても
すべての被害者が理解できているわけではありません。
101万人目は初めての事例です。
被害の形態や事件はすべて異なります、
長年携わってきたのですべて熟知している、
という錯覚から多くの二次被害を生んでいます。
それは、警察の捜査においても同様です。
客観的で科学的な捜査より、
現場の経験と勘が優先してしまう、
どこか似ているような気がします。

同じ遺族である私たちにも
他の被害者遺族のことをすべて理解することはできません。
だからこそ、配慮することや
気づかうこと、早く事態に気づき、
対処することに努力しています。

原因がわからない、何かをした覚えもないとしても、
現場で何かが起き、傷ついた人がいたことは事実です。
くどいようですが、
「自分たちに責任がない」と、早々と結論付けずに
現場で起きた事実を真剣に受け止め
何が原因であったかという検証を関係者全員で行わなければ、
また同じことを繰り返されると思います。
そのことに早く気づかれることを願っています。              』

 これは,ある交通犯罪被害者を支援する集会で起きた事件を念頭において述べられたものですが,犯罪被害者支援活動の意義を,再度,考えさせられました

連休3日目

2009年09月21日 12時11分45秒 | Weblog
 日曜日でも事務所で仕事をしていると,タウンページ等でそちらの法律事務所を見ました等々言われて,電話での法律相談を持ち掛ける方がおられます。

 しかし,昨日と今日は,まったく電話もなく静かです。

 犯罪やトラブルに巻き込まれて急に弁護士に相談しないといけない人がおられないとしたら,それは結構なことです