年中無休の弁護士日記               

平成25年3月21日,『犯罪被害者者相談ルーム』を新設! 法律相談予約電話:06-6312-3316

佐賀元明先生事件報告会

2012年03月31日 06時41分09秒 | 準ホームページ
「判決は結論ありき」大坪・佐賀被告、潔白訴え(読売新聞) - goo ニュース

 昨夜は,佐賀元明先生に対する有罪判決を受けて,佐賀先生を支援する会(報告会)が開催され,私も参加してきました。

 祝勝会,とはならなかったにもかかわらず,全国から佐賀先生の司法研修所教官時代の教え子が多数駆けつけてきていて,佐賀先生が素晴らしい方であることが,よくわかりました。
 私は後方支援(経済的支援)しかできそうにありませんが,最後まで,佐賀先生と弁護団実働部隊を応援していきます。

気持ちの糸が切れた!

2012年03月29日 17時53分12秒 | Weblog
ワッと泣いた・気持ちの糸切れた…刑執行で遺族(読売新聞) - goo ニュース

 死刑の効果として,被害者遺族の処罰感情を満足させることを挙げる人がいますが,今回の死刑執行によって遺族の気持ちの糸を切ってしまったことは,どのように説明するのでしょうか。

 やはり死刑には一般予防効果(将来の一般人の犯罪推敲を抑止する効果)があるのかないのかわからない,ということで,疑わしきは使わず,でいくべきでしょう。

人生の海の嵐に

2012年03月29日 13時29分43秒 | Weblog
 『人生の海の嵐に』というCDを聴きながら仕事をしています。

 これは,いわゆる賛美歌名曲選集で,それを北田康広さんが歌っておられます。

 本当に人生は,嵐の海を小舟に乗ってこぎ出しているようなもので,辛いこと,厳しいこと,悲しいことの方が圧倒的に多いと思いますが,例えば,このCDを聴いて,その荒波に立ち向かっていって欲しいです。

弁護士をやめる

2012年03月29日 11時43分53秒 | Weblog
 昨夕,この年度末で弁護士をやめる方にお別れの挨拶をしてきました。

 その人は,弁護士としてはやるべきことはやったということで,別の道へ進まれるのです。

 是非,他の分野でも活躍していただきたいです。

 私は,まだまだ弁護士として働きます。

3月30日午後1時10分

2012年03月28日 10時36分51秒 | Weblog
 明後日3月30日午後1時10分から,大阪地方裁判所において,2つの判決が下されます。

 一つは,元大阪地方検察庁特捜部副部長の佐賀先生に対する刑事判決(私は,弁護人の一人です。),他の一つは,私が代理人として4年以上関わっている医療訴訟の民事判決です。

 どちらも,結論は,まさにフタを開けてみるまでは全くわからないので,早く判決を聴きたいのですが,私の体は一つしかないこと,佐賀先生に対する判決は傍聴希望者が多数おられることから,私は医療訴訟の判決を依頼者と一緒に聴いてきます。

 どちらも,この判決で裁判・紛争が終わりそうになく,まだまだ続きそうですが,どちらの事件についても,私は私にできることを精一杯やるつもです。

 

市民無料法律相談の限界

2012年03月27日 16時46分12秒 | Weblog
 今日は,大阪市内の区役所で市民法律相談を担当してきたのですが,その中に,相談に来たのは2回目の方がおられました。

 その相談者は,前回,配偶者が亡くなり,その配偶者との間に子がない場合,相談者と配偶者の両親が相続人となる,その両親が相続放棄をすれば,遺産はすべて相談者のものとなる,だから,その両親に相続放棄をしてもらいましょう,とアドバイスされたそうです。
 それで,苦労して,配偶者の両親に相続放棄をしてもらったところ,配偶者が預金をしていた銀行から,今度は,配偶者の妹が相続人になりますよ,と言われて,また作業(配偶者の両親に他に子がないことの証明)が増えてしまった,と言われるのです。

 確かに,相続放棄をすると,その放棄者は初めから相続人とならなかったことになり,上記の事例だと,両親ではなく,相談者と配偶者の兄弟姉妹が相続人となるのです。

 どうして弁護士が,この種の間違ったアドバイスをするのか,所詮,無料法律相談とはその程度のものなのかもしれませんが,こんなことでいいのか,あるいは,だから無料法律相談はない方がよいのか,今後の検討課題です。

 

週末に感じたこと

2012年03月26日 10時58分35秒 | Weblog
 今週末(金曜日の夜から日曜日まで),いろいろなことがありました。

 まず,私はこれまで,いろいろ人に,今は辛い時期でも,きっといいことがありますよ,と言ってきましたが,それは間違っていたのではないか,と感じました。
 次に,人の欲望は底なしのものだと感じました。
 さらに,大した見返りも期待せずに他人のために一生懸命活動する人がまだまだ大勢おられることも知りました。

判決と裁判所からの和解案

2012年03月23日 15時34分52秒 | Weblog
 昨日,私が破産管財人として関わる事件について,判決が,別の私が訴訟代理人として関わる事件で,裁判所の和解案が,それぞれ出されました。

 どちらも,私の立場からは,よかった,と言えるものでしたが,裁判所の和解案の方は,内容的(その理由)には敗訴と言えるもので,今回は事案の特殊性から,勝訴に限りなく近い和解案となっただけのものでした。

 こういう場合でも,結論が勝訴に近いのですから,こちらとしては和解に応じればよいのですが,この事件,実は,もう一人,当事者がいて,その当事者は和解に応じないようなので,結局,この和解は成立しない見込です。ホントに,訴訟って難しいです。

 

性暴力救援センター大阪からの相談案件

2012年03月22日 11時48分27秒 | Weblog
 性暴力救援センター大阪は,相談者(被害者)の要望に応じて,支援する弁護士へ連絡がいって,早期に弁護士と面談して法律相談を受けることができる体制を整えています。

 この3月のある週に,私が他の女性弁護士2名とその相談担当だったのですが,昨日,その他の担当弁護士(女性)から連絡があり,その週に2名の相談者(性犯罪被害者)が弁護士との面談を希望したが,男性弁護士とは面談したくないということで,女性弁護士2名で,その相談者に対応したと言うのです。

 私は,性犯罪被害者(女性)の意思がまず尊重されるべきだから,それでよいと思いますが,あらためて犯罪被害者(その多くが女性)支援の難しさを認識しました。

犯罪被害者支援とは何か

2012年03月21日 13時57分09秒 | Weblog
 昨日(春分の日)から,「附属池田小事件の遺族と支援者による共同発信 犯罪被害者支援とは何か」という本を読んでいます。

 これは,2001年6月8日,大阪教育大学附属池田小学校において起きた,殺人事件被害者遺族である酒井肇さん智恵さん夫妻が,その二人を支援する心理カウンセラー2名と書かれた本です。

 私もまだ読破していませんが,犯罪被害者支援に少しでも興味のある方は,是非,読んでみて欲しいです。

 

ある障害者支援施設がある場所

2012年03月19日 12時06分31秒 | Weblog
 私が,今回,大阪家庭裁判所からその成年後見人として選任された方=被後見人は,ある障害者支援施設で生活されているのですが,その場所が,大阪府の北部,北摂地区の山の中にあることがわかりました。

 先日,私は,ひまわり出張法律相談(大阪弁護士会が行っているもので,弁護士会館まで来れない高齢者・障害のある方々向けのもの)として,やはり大阪府北摂地区の山の中の住宅地(最寄り駅からバスで約1時間)へ行ってきたのですが,この障害者支援施設は,その住宅街よりはるか山奥にあるのです。

 いろいろな事情はあるとは思いますが,本当にこれで障害者の方を支援しているのだろうか,と思いました。

 いずれにしても,今度の日曜日に,そこを訪問して,被後見人と面談してきます。