年中無休の弁護士日記               

平成25年3月21日,『犯罪被害者者相談ルーム』を新設! 法律相談予約電話:06-6312-3316

砂上の楼閣

2011年12月31日 16時48分57秒 | Weblog
弁政連「弁護士を政策秘書に」 弁護士の就職難深刻、採用に躍起(産経新聞) - goo ニュース

 法律事務所へ就職できない人に政策立案能力があるとの保証は誰が行うのでしょうか。

 就職できない人のために,いろいろと考えるのはよいのですが,政策秘書に頼らざるを得ない国会議員と頼りない政策秘書のコンビが多数生まれたら,日本はどうなるか,もっと大局的見地から,アイディアを出して欲しいです。

年賀状,届く!

2011年12月31日 10時57分47秒 | Weblog
 私が破産管財人を務める破産者への年賀状を明日(1月1日)に返送するため,年賀状を今日(大晦日)受け取りました。

 ある程度予想されたことですが,破産者への年賀状(転送郵便物)は非常に少なく,私への年賀状が圧倒的に多かったです。

 これから,各破産者へ返送作業を行います。
 
 

年賀状を大晦日に受け取る?!

2011年12月30日 17時33分59秒 | Weblog
 私が破産管財人を務めている人(破産者,法人と個人をあわせて7名)への郵便物はすべて,いったん破産管財人である私の事務所へ送られます。

 しかし,私が1月1日から長期?冬期休暇に入るので,元旦に配達された年賀状をすぐに破産者へ返送することはできません。いくら破産者でも年賀状くらいはリアルタイムで見る権利はあるような気がして,郵便局に頼み込んで,破産者への年賀状を明日(大晦日)事務所へ配達してもらい,それをすぐ,レターパックで破産者に返送することにしました。

 というわけで,明日は,自分の年賀状も全然できていないのに,年賀状で大騒動になりそうです。

不動産を売るということ

2011年12月29日 15時29分43秒 | Weblog
 今日は,事務所に,ある不動産の買主に来ていただき,仲介の不動産屋さん立会の下,売買契約を締結しました。もちろん,売主は,破産者○△□◎破産管財人=私です。

 不動産は,最低でも数百万円はするので,1つ売るにも,本当に手間がかかります。

 でも,これも私も仕事の一つです。

医療訴訟における争点整理案

2011年12月28日 18時18分59秒 | Weblog
 私が関わっている医療訴訟で争点整理案(争点と,それに対する当事者の主張を整理したもの)が裁判所から示されました。

 争点整理と言っても,一瞬,「判決」書(もちろん「主文」と「裁判所の判断」部分はついていませんが。)かと間違えそうになるものです。

 このあとに続く,裁判所の判断でも,こちらの主張をそのまま受け容れたものが出るとよいのですが。

 とにかく,最後までベストを尽くします
 

 

控訴されることが決まる!

2011年12月27日 22時59分36秒 | Weblog
集団強姦罪2被告に無罪判決 大阪地裁(朝日新聞) - goo ニュース

 先日,大阪地方裁判所で下された無罪判決ですが,検察庁は控訴することを決めたそうです。

 この判決をこのままにしておくと,他の事件への波及効果が大きいので,
絶対に見過ごしにはできません。


 私は弁護士ですが,この判決の論理を援用しての刑事弁護は絶対にしたくありません。

 

危険運転致死罪

2011年12月27日 19時09分21秒 | Weblog
「危険運転」で追送検 加西の兄弟死亡 兵庫県警、酩酊と判断(産経新聞) - goo ニュース

 飲酒運転を行って,そのために,人を死に至らしめても,当然に,危険運転致死罪が適用されるわけではありません。

 この被疑者の裁判でも,
自動車運転過失致死+酒酔い運転(道路交通法違反)でしかない,との反論(弁解)が被疑者(被告人)から出されるのでしょう。

 しかし,その主張は,被害者遺族を苦しめ,
それが遺族の厳しい処罰感情となって
被告人自身に跳ね返ってくる

ことを覚悟しておいて欲しいです。

 いずにしても,被害者の遺族は,被害者参加を行って,
被害者としての意見(論告・求刑)を裁判官に対し述べるべきです。

事務所のホームページ制作に着手する!

2011年12月26日 20時17分12秒 | Weblog
 今日,我が事務所のホームページの制作を開始しました。

 と言っても,依頼者を呼び込むものでなく,
弁護士に依頼せずに,どこまで自分でできるか
を解説したものになりそうです。

 こう言うと,そんなホームページを作っても意味がない
との批判がありそうですが,
私は私の道を行きます。

破産管財人と年賀状

2011年12月25日 14時33分21秒 | Weblog
 破産管財人とは,破産者の財産を換価(お金に換えること)して,債権者に平等に分配することをその職務とする者で,裁判所から任命されます。

 その職務遂行のため,破産者に送られてくる郵便物が,いったん,破産管財人のところへ送られて,その内容を破産管財人がチェックし,その後,破産者に返還します。例えば,このときに,破産者の隠し財産が見つかることもないわけではありません。

 そのため,年賀状が破産管財人のところへ転送されるのです。

 今現在,私は,7名(法人も含む。)の破産者の破産管財人を務めているので,その年賀状がすべて,事務所へ送られてくるとなると,郵便受けに入りきらないのでは,また,早急に破産者の手元へ届けることができるだろうか,とチョッと心配しています。

 実は,この破産管財人の郵便物チェック制度,
日本国憲法が保障する「通信の秘密」の重大な制約であって,
必要最小限にすべきなのです。
 だから,本当は,年賀状は,そのチェック体制から外すべきなのでしょう。

 
 

佐賀元明先生からのeメール

2011年12月23日 09時18分50秒 | Weblog
元特捜部長、最後まで無罪主張 FD改ざん隠蔽公判結審(朝日新聞) - goo ニュース

 昨日,大阪地検特捜部事件の裁判が結審(審理の終了)し,佐賀先生から,支援する会のメンバー(私も,佐賀先生の弁護人の一人です。)にメッセージが寄せられました。

 その内容は,感謝の気持ちと謝罪(もちろん罪を認めるわけではありません。)の気持ちの表明,でした。

 佐賀先生は,これまで,日本の治安を守るためにがんばってこられたのに,なぜこんなことになったしまったのか,残念,としか言いようがないのですが,裁判所は無罪判決を下し,先生の名誉を回復して欲しいです。

性暴力救援センター大阪(SACHICO)勉強会

2011年12月22日 17時22分46秒 | Weblog
集団強姦罪2被告に無罪判決 大阪地裁(朝日新聞) - goo ニュース

 今日は,SACHICOの勉強会@大阪弁護士会館に参加してきました。

 そこで取り上げられたのは,昨日の大阪地方裁判所が下した無罪判決でした。

 無罪判決は,刑事弁護人の立場からは最高の結果であるということになるのですが,被害者を支援する立場からすると,特に,今回のそれはとんでもない判決だと言わざるを得ません。

 いずれにしても,私が裁判所に言いたいのは,性犯罪を裁く際,被害者の属性,その過去の交遊歴等を重視するのはなく,事件発生時,被告人が行った行為が犯罪に該当するか否かだけを検討して欲しいのです。
 

弁護士法72条違反

2011年12月21日 16時35分00秒 | Weblog
敷金返還、業者が無資格で家主と交渉か 名古屋地検捜査(朝日新聞) - goo ニュース

 弁護士法72条違反行為,いわゆる非弁行為は,実は世の中にあふれています。

 驚くことに,非弁行為を行っている本人が,弁護士法72条を知らないのです。

 例えば,法律相談は,弁護士しか行えない,弁護士以外では,司法書士が,かろうじて法律相談を行えるのは,登記に関する部分のみです。

 非弁行為を野放しにしていて,迷惑を被るのは,一般市民です
 
捜査機関には徹底した取締を強く希望します。