年中無休の弁護士日記               

平成25年3月21日,『犯罪被害者者相談ルーム』を新設! 法律相談予約電話:06-6312-3316

電話法律相談の心得

2011年05月31日 20時31分18秒 | Weblog
 昨夜,電話で法律相談を受けました。

 その際,いきなり相談者が自分が聞きたい部分の質問を出してきました。

 面談の法律相談でも,そういう場合はありますが,

電話なので,相談者が弁護士に対し図や書面を示すこともできないことからすると,

 相談者は,まず簡単に紛争の全体像を話してから,自分が聞きたい質問をし,

あとは弁護士からの質問に答えるというスタイルがいいように思われます。

憲法の番人?

2011年05月30日 16時35分11秒 | Weblog
君が代訴訟、起立命じる職務命令「合憲」 最高裁初判断(朝日新聞) - goo ニュース

 私は,小学生か中学生のころに,最高裁判所は憲法の番人である,と習ったように記憶しているのですが,最高裁判所による日本国憲法の解釈自体が歪んでいると,その番人の務めを果たせないのです。

 いずれにしても,憲法19条が思想良心の自由を保障している意味は,個々の人にその判断が任されている事柄について,国が個人に対し,一定の行動を行うことを押し付けてはならないということなのです。

 そして,日の丸=旗の方を向くか否か,君が代=歌が演奏されている際に起立するか否かは,まさに個々の人の判断に任されている事柄で,しかも,それをしないからと言って,誰かに迷惑をかけるわけでもないのです。

 というわけで,君が代の演奏中に起立を命じる職務命令自体が,憲法19条に違反すると言わざるを得ないのです。

日曜出勤

2011年05月29日 19時58分06秒 | Weblog
 今日は,ある事件についての打合せを事務所で行っていました。

 働いている人とは,平日は,なかなかお目にかかることができないので,土曜日か日曜日に,ということにならざるを得ないのです。

 というわけで,次回の打合せは,また日曜日に決まりました

被災地出張法律相談

2011年05月28日 17時05分25秒 | Weblog
 先月初旬,5月27日(土曜日)と28日(日曜日),東日本大震災の被災地である岩手県盛岡市へ出張し法律相談を担当したいと大阪弁護士会へ申し込んだのですが,結局,私は待機要員となったため,今日も明日も大阪にいます。

 しかし,実際問題として,被災者の方々へは息の長い支援が必要であり,他方で,法的問題は往々にして事件(事故)発生時からある程度時間が経過してから噴出してくるものですので,私としては,それこそ,みんなが大地震ことを忘れそうになった頃にでも,出張法律相談を担当させていただくつもりです
 

過去と他人は変えることはできないが,未来と自分は変えられる!

2011年05月27日 16時52分51秒 | Weblog
 先日の小林美佳さんの講演会に参加した際にもらった紙袋の中に,「DV被害者サポートグループ クローバーの会」のニュースレター『四ツ葉さがし』(第15号 2009年11月15日発行)が入っていました。

 その表紙にリレーエッセイとして,キャリアカウンセラーの布谷由美子さんという人が,自己の体験に基づいて,
過去と他人は変えることはできないが,未来と自分は変えられる。」と言われ,

 自分が主役の人生を送ってほしいとのエールを送られています。

 言われてみれば当たり前のことですが,
特に「自分は変えられる」は,
誰もが呪文のように唱えるべき言葉だと思います。
 

裁判官室で弁論準備?

2011年05月26日 13時48分20秒 | Weblog
 今日は,ある民事事件で,「弁論準備手続」というものに出席しました。

 この手続では,証拠と争点の整理を行います。

 普通,この手続は,弁論準備室で行うので,私の名前を呼んだ書記官について弁論準備室に入ろうとしたら,その書記官は,書記官室の方へ入って行かれたので,アレって思っていると,その書記官が戻ってきて「こちらです。」と言って,裁判官室を指し示すのです。

 あとで裁判官に伺ったところによると,弁論準備室がふさがっている場合は,裁判官室で,弁論準備手続を行うこともあるそうです。
 
 私は,最近,裁判官室へ入ったことがなかったので,部屋の中をさっーと観察してしまいました。

厳しい法律相談

2011年05月25日 12時03分43秒 | Weblog
 一昨日は,大阪のM区役所で市民法律相談を担当しました。

 どの相談も厳しいものでしたが,離婚相談で,法律が定める制度ではどうすることもできないケースについての相談がありました。
 
 法律相談は,結局,こういう事案では,こういう法制度があります,それを使ってみればどうでしょうか,とアドバイスすることになるのですが,
 一昨日の相談者に「貴女を救う法制度はないです。」と宣告するのはあまりに残酷なので,相談を受ける弁護士は悩むのです。

 結局,私は,その相談者をストレートに救う制度はないとは言わずに,次善の策をアドバイスしたのですが,今後どうなっていくのか知りたいケースでした。

証人尋問報告

2011年05月24日 08時52分54秒 | Weblog
  昨日は,ある裁判所で,証人尋問+原告(他人を訴えた人)本人尋問を行いました。
 私は,被告(訴えられた人)の訴訟代理人なので,反対尋問ということになります。

 その様子を実況中継録画風に詳しくお知らせしたいのですが,まだ,尋問の前半戦が終わっただけなので,いずれまた,ということにします。

 とにかく,
裁判官の前でも平気でウソをつく人が多い
のには,いつものことですが,本当に驚かされます。

早起きは三文の得!

2011年05月23日 10時30分31秒 | Weblog
一年中サマータイムに 事故減少で80人の命が助かる!?(産経新聞) - goo ニュース

 早起きは三文の得と,古くから言われています。

 仮に,早起きした場合,1人当たり1日に3円の得,があったとすると,

 日本国民1億3000万人×3円×365日=1423億5000万円となります。

 要するに,サマータイムを1年中導入すべきです

付帯請求

2011年05月23日 09時31分00秒 | Weblog
 ある事件に関して,
付帯請求
というものについて,誤った思いこみをしていました。

 裁判所に確認してよかったです。担当の書記官さんに感謝です

 他方で,なぜ誤った思いこみをしてしまったのか,今,調査=思考回路を復元しています。

以前の生活を取り戻すまでの、継続的な経済的補償はぜひとも必要

2011年05月21日 14時25分56秒 | Weblog
「加害者に変化」 神戸児童殺傷から14年、父親が手記(朝日新聞) - goo ニュース

 いったん犯罪に遭ってしまうと,もう元へ戻ることはできません。

 おそらく,元の状態に近いところへ戻ることもできません。

 結局,被害者は新しい生活をそれこそ一から構築していかなければならないのです。

 そのためには,土師さんのおっしゃるように,
継続的な経済的補償が,
絶対に必要です。

人の話を聴くことの難しさ!

2011年05月21日 11時25分11秒 | Weblog
 今,ある書面を作っているのですが,それは,
ある人の過去の生活状況に関するものです。

 どんな書面でもそうですが,一定の目的があります。

 となると,書面に記載すべきことを自ずと決まってきます。

 そこで,私は,そのある人から,その書面に書くべきことを聴き取ろうします。

 ところが,その人は,その書面に書くが必要が全くない事項,さらに,書面作成の目的とは何の関係もないことまでも話そうとされます。
 
 そこで,その人の欲求,つまり,私に自分の話をもっともっと聴いて欲しいとの想いを満足させつつ,いかにして,こちらの目的も速やかに完遂するか,で悩むのです。

 結局,聴き取る時間を予定の倍以上取って,その人が話疲れるまで,話してもらう,その代わり,私は報酬を倍額いただく,ということになるのかなあ,と妄想しています

 

完全クールビズ

2011年05月20日 09時33分24秒 | Weblog
 昨日,裁判は裁判なのですが,テレビに映るような法廷でなく,弁論準備室という部屋における審理に,裁判官が,上着なしネクタイなしで来られました。

 まだ5月も中旬ですが,今年は,諸般の情勢から,クールビズがもう始まっているのです。

 我が事務所は,設立当初から省エネに取り組んでいますので,クールビズの前倒し,熱烈大歓迎です