ちょっぴりスピリチュアル・素顔のアリアな日常

精神世界と仲良しで、アメリカ帰り19歳の大学生ミドリと特出児11歳のハナを持つセラピストママの日常生活

忘却

2010-08-05 | タローデパリ
 友人にタローデパリのセッションを頼まれたときのこと。

 タローデパリは「今、この瞬間」に総てがあると考える。
 そしてそこから自分の未来を自分の選択で変えていく、というスタンスである。

 問題が過去にある場合、
 その事に捉われているとしたら、その事を少し思い出してみていかなければならないこともあるし、場合によっては「ヒプノ」や「カウンセリング」が必要かもね…とカードが示唆してくることもある。

 過去を過去にしまい、今の瞬間にいるとうことは、
過去を消し去る事ではない。
 過去はなくなるわけではない。

 そこに捉われてしまって動けないのならば、過去を捨てるという言葉も当てはまるかもしれないが、実際には過去を過去と認識していれば問題はない。
 過去が常に今の自分に影響を与え続けているのが問題になる。


 友人のセッションをしていて、私は長年彼女を知っているので、色々気になる部分を質問した。
 カードを見ていて、明らかにその事(過去の出来事)を言っているのだろうと気付いたのだが、彼女はどうしても言葉にしない。
 本来は自分で自分の事を思い出す事が必要なのに、
本当に本当に忘れてしまっているようだった。

 「忘却」というのは、人間の知恵だと思う。
 かといって忘れているということは、過去をひきずっていないのだろうか。

 思い出せないというのは、過去をすっかり手放しているということなのだろうか。

 今回、その部分で考えさせられる機会になった。

 私が10年前の彼女の出来事を事細かに覚えているのに、
彼女は今の今まで、記憶の彼方にやっていた出来事。
 リーディングの流れ上どうしても必要だったので、私が説明を始めてみたが、彼女は自分の事だというのに思い出すのに時間がかかった。

 「Ariaちゃん、さすがにカウンセラーだね。すごい記憶力!」

と言われたが、そうではない。

 確かに、私は人との付き合いの中での記憶はいい方なのかもしれない。
 しかし、カウンセリング等のセッションの出来事は記憶に残してはいない。実際に覚えていない。通常の私とは切り離しているから。

 友人も思い出してみれば、何で忘れてしまったのか?と不思議だと言っていた。そして、その出来事には自分を癒す為のヒントも隠されていた。
 
 すべての過去を思い出せる訳ではないし、
思い出す必要が無い場合がほとんどだと思うが…

思い出すのが嫌な程の過去が、自分を縛り付けている場合もあるのかもしれない。

 過去を許して、手放す、
このことの意味を考えさせられた。

 前世は思い出すだけで癒される事も多い。
 
 人間って、不思議。



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