レースのお好きなお客様から楽しいお問い合せをいただきました。この画像のホワイトワークのハンカチに細工されている「目玉のような模様は何ですか?」とのメールでお問い合せです。ゲゲゲの鬼太郎に出てくる「目玉おやじ」を連想してしまったというこの模様、そう伺うと、「そんなバカな。うちの看板娘のレースなのに!」と思いながらも、本当に目玉おやじに見えてきてしまいました。(笑) このホワイトワークは元々ぶどう柄、ぶどう柄はローマ・ギリシャ時代までさかのぼることが出来、キリスト教徒も関係の深いヨーロッパの人々にとってはお馴染みの文様です。ぶどうの文様は「豊穣」を意味し、特にブドウの房から麦の穂が突きだした図柄は聖体拝受(ミサのときにキリストの肉体であるパンとその血である赤葡萄酒をいただく宗教儀式ですね。)を表しているそうで、そう言われればこのホワイトワークもぶどうと麦の穂に見えないこともないように思います。しかし、この果たして目玉のような模様は…。「刺繍の細工をより豪華に見せるために効果的に入れたニードルポイントの細工」という程度しか思い浮かびません。どなたかお分りになる方がいらっしゃったら是非お教え下さい。 ヨーロッパには様々な文様がありますが、こうしたレースやジュエリーなどにはしばしば深い意味を持つ文様が使われていて、毎度調べる度にますます興味が湧いてきます。やっぱりヨーロッパの文様辞典を購入しようかしら…。そう思ったらアマゾンのページをクリックしてしまいました。
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世界装飾図 (マールカラー文庫 (2)) |