暑くて刺すような日差しが続く昨今、外出するにあたって頭を悩ませている問題がひとつ。それは、帽子を被るか、それとも日傘をさすか、どっちにしょうかということ。被り慣れている帽子だけれど、身体全体まで日陰を作ることが出来ず、かといって暑い最中、長袖を着て出歩く気にはさらさらならないし…。それでは日傘をさして出歩くかというと、実は日傘って、今まで一度も持ったことがないのです。
買付けに行くイギリスやフランスでは誰もさす人がいない（過去にはアンティークにあるように素敵なパラソルを持った貴婦人がいたというのに、いったいその伝統はどこに行ってしまったのでしょう？）、というのも理由のひとつなのですが、日傘はどこか「年配の人のもの」という意識があって（日傘愛好者の方、ゴメンナサイ。）、なぜか抵抗があるのです。きっと、日傘をさした素敵な人に出会ったり、「こんな日傘なら私も欲しい！」というもので出会えれば私の考えも変わるのかもしれませんが、雨傘だって手に持つのが邪魔臭いと思い、小雨なら傘無しのまま早足で歩く私にはやっぱり無理かしら。
「どこかに素敵な日傘は無いものか？」そんなことを思いつつ、今日も帽子を被りながら、「やっぱり日傘がいいのかなぁ。」と思い悩むのでした。