さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

ロンドンの憂鬱

2007-07-03 | 日常生活

20070703

緑煙るロンドンのハイド・パーク。イギリスは今一年で一番美しい時期。

 やっと去年のテロから一年たったと思ったら、また気が重くなる出来事ですね。この夏、ロンドンに遊びに行かれるご予定の方も多いはず。実は、今日からロンドンへご旅行に行かれたお客様もいらっしゃったのですが、イギリスの一番美しい季節だというのに、またもや昨年の出来事を思い出すテロ騒動。きっとイギリス在住の知り合いのディーラー達は、今頃、怒りのあまり憤然としているに違いありません。(みんな自分達の平和な生活を脅かすテロに対して許せない思いを抱いていますからね。)

 私たちがイギリスへ買付けに行くのは、まだ少し先になりますが、こういったテロがらみの事件が起こると、イギリスへの入国出国が今まで以上にとても煩雑になることが一番憂鬱です。うるさいことで有名なイミグレーションでの入国審査(イギリスの入国審査は、ひとりひとり係官から詳しい入国理由や期間について聞かれます。)がさらに厳重になって時間がかかり、そして出国の際にも、厳しい荷物検査や身体検査(な、なんと、ブーツはもちろん、靴下までも脱がされたことがあります!)をくぐり抜けなければなりません。

 しばらくの間、イギリスから帰国される方は、なるべく早い時間に、帰国便の3時間前ぐらいには空港へ出向かれることをおすすめします。それから、アンティークであってもバターナイフや手芸用のはさみなども手荷物に入れることが出来ないので、それについてもどうぞお気を付けて。必ずスーツケースの方へ入れてくださいね。

 実は恥ずかしながら今まで何度も(毎回、河村に「今回は大丈夫だろうね!?」と確認されているにもかかわらず)手芸用のはさみを間違って手荷物に入れてしまったことがあって、(私の言い訳「だって大事なものだし…。」)そのたびに大変な思いをしてもう一度ゲートの外に出して貰って、飛行機会社のカウンターに預けたことがあったのです。(飛行機会社のカウンターまで戻る時間がないと、すべて没収、廃棄処分なので要注意です!)

 一年で一番良い季節のイギリス、せっかくのこんな時期に、もうこれ以上テロが起きないことを祈っています。

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