明後日からの「骨董&アンティークin福岡」出店のため、今朝名古屋を出発、終日高速道路を飛ばし、夕方門司までたどり着きました。今日は門司泊まりです。
いつものホテルに到着するとともに、ホテルの周辺の海沿いを散歩。今までも何度か福岡への行き帰りに立ち寄っている門司、海峡沿いの地形が郷愁をくすぐるせいでしょうか、それとも古い建物が沢山残っている街並みが、私のDNAに組み込まれている「古い物好き」を刺激するせいでしょうか(?)、何度来ても、なんだかとても懐かしい気持ちになる門司の街です。
夕暮れの関門海峡。今日の関門海峡はうっすら靄がかかっていました。遠くに関門橋の橋脚があるのがお分かりになるでしょうか?
旧門司税関の建物は明治45年(1912年)の建設。岸壁に立つ姿を見て「やっぱり税関は海沿いだよね~。」横浜税関、神戸税関の建物と同様、煉瓦造りの立派な建物です。
何度見ても木造の門司港駅の雰囲気は心に染みいるものがあります。大正3年(1914年)建設のこの駅は、今も現役であるばかりでなく、戦前、戦中には多くの兵隊がここから大陸へ出兵し、戦後、大陸より引き上げをしてきた多くの人々が必ずたどり着いた駅でもあります。
元々は山の手にあったという大正10年(1921年)に建てられた旧門司三井倶楽部は大変大きな建物。きっと関門海峡を眼下に望む場所に建てられていたに違いありません。アインシュタインが滞在したことでも知られています。今でこそ、ひっそりした街並みの門司ですが、当時はハイカラで時代の先端をいった街だったようですね。
さて、明日はいよいよ福岡へ。明日は午後には会場入りをして搬入と飾り付け。久し振りの福岡での骨董祭にわくわくしています!