こんばんは
今日は今月唯一の金曜日に研究会が入っていない日でした。おかげさまで、少しゆっくりできます。
明日は鉄過剰症のフォーラムがあるので聞きに行きます。
なおコメントに関しては繰り返しですがきちんと読んでいます。ブログの記事と関係がなくて、公開しないほうがよさそうなものや承認しないで下さいと書かれているものは僕だけが読ませていただいております。
さて、本日はこちらの記事がまず気になりました。CBニュースです。
外来の診察待ち時間、5人に1人が不満-患者調査、治療満足度と比例する傾向も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130628-00000000-cbn-soci
医療介護CBニュース 6月28日(金)10時59分配信
外来患者の5人に1人が、診察を受けるまでの待ち時間に不満を持っていることが、メディネット(大阪府高槻市)の調査で分かった。また、待ち時間の満足度の低さに比例して、治療への満足度も下がる傾向が見られた。
【「不満」「やや不満」と答えた患者割合詳細】
同調査では昨年11月から今年4月までの間、医療サービスや職員の接遇に対する満足度を尋ねるアンケート用紙を、病院職員らが院内で配布。4861人から有効回答を得た。
その結果、「不満」か「やや不満」と答えた患者が最も多かったのは「診察までの待ち時間」(22.2%)で、以下は「駐車場のスペース、利便性」(17.2%)、「会計までの待ち時間」(16.7%)、「診療時間・予約時間への配慮」(8.0%)、「待合の構造・設備や雰囲気」(5.2%)、「院内案内や掲示物などの情報提供の適切さ」(3.7%)などの順だった。
また、治療を納得して受けたかどうか聞く項目で、「不満」「やや不満」と答えた患者の割合は、診察までの待ち時間が「非常に満足」だった人では1.1%だったのに対し、待ち時間が「不満」と答えた人では12.3%まで増加した。
医師の診療内容の説明が分かりやすかったかどうかも、待ち時間の満足度が低い人ほど不満を感じる割合が増えた。
メディネットの担当者は、「治療に満足すれば、待ち時間が長くてもいいと思える面と、治療の満足度が低いと、待ち時間が長く感じるという面があるのではないか」と話している。【佐藤貴彦】
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治療の満足度に関しては人によってさまざまなのではないかと思いますが、待ち時間を不満に感じるのは基本的に「予約時間よりも遅くなっても仕方がない」と思えない人の割合ということだと思いますので、これ以上の方が予約通りに診察を受けられていないということだろうと思います。
僕の初診外来ですら状況によって遅れます。
まぁ、説明などを丁寧にやりすぎているのでしょうけど。
日本中で医師が十分に足りているというのであれば、「待ち時間の不満」はもっと減るのではないかと思います。
待ち時間が長くなっている、つまり患者さんの時間を無駄にしてしまっていると思っている医師は大勢います。それでも1人で診なくてはならない患者さんが多いうえに、予想外の事が発生すればそれに対応せざるを得なくなります。もっと人が多くて、そういう人は別の医師が診るくらいならばよいのですが・・・。
僕自身、待たせるのが申し訳ないのでいつも食事はせずに診療していますが(昼食ですよ。夕食、朝食は食べています)、それでも遅れが出ることがあります。
初診と告知と急患を見ているのだから、1人当たりの時間が長くなるのは当然ですが・・・。患者さんや家族によっては30分くらいでよいかなというところが、1時間くらいかかる人たちもいますしね。
もちろん、経過観察だけの方であればもっと早くできますが(それこそ3分間診療)、それで待ち時間が長ければ「いったいなんで待っているのやら」と思うのも当然ですよね。
時間は有限ですし、止まってくれませんので。
そう思えば思うほど、医師数を増やせないかと思うのです。
まぁ、すぐにできるものでもないでしょうけど。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。