新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2021冬…豊橋 HOUSE of CRAZYでサンタラ(SANTARA)のライブ…SANTARA LIVE2021”Face To Face”…第二部

2023-04-21 06:16:33 | ライブ

「豊橋 HOUSE of CRAZY」

サンタラ(SANTARA)のライブ

「SANTARA LIVE2021”Face To Face”」

休憩挟んで、前回のブログの続き…

 

第二部

まずは Tom Waitsのカバーで

「I Hope That I Don't Fall In Love With You」

を日本語歌詞で

切々と歌う田村キョウコさんの唄声が、第二部早々、心に沁みる

Tom WaitsをCDで聴いたのとは、また別のウエットな感じの世界観を田村キョウコさんの唄声が醸し出し、めちゃめちゃイイ感じ

唄い終えてのMCは、砂田和俊さん

唄った曲の解説、「君に恋したくない」というタイトルの曲であることを語って

さらに、コロナ禍になる直前は、割とソロの活動をしていて、僕の方はライブを2カ月半に1回はやっていて、ライブをやるごとに訳詞のカバー曲を必ず1曲は新しく作っていくというのを自分に課してやってきたこと…

その中の1曲で、たまたまこの曲を訳して歌ったことがあると…

でも、毎回やるから、この曲も1回くらいしか歌っていない…よほど気に入らないと…続けて歌おうとは思ってないけどと言いながら

「そんなことがあって、コロナ禍になって、サンタラで配信を始めた時に、配信もいろんな形があるのは分かっていたけど、ただ、ライブだけをパソコンやスマホのディスプレイで観ていただくのは、さすがにキツイだろうと…2時間、人をモニターの前に留めておくのは大変なことだろうと思って…サンタラでやる際は、もっとバラエティっぽく…もちろん演奏もやるけど…お話とか、ちょっとした出し物…」と砂田さんが語ったところで

「コントとかはやりません」と田村キョウコさんが言葉を被せる

さらに砂田さんが言葉を続けて

「今、言い過ぎましたけど、先々月までやっていた、また、やるかもしれないけれど、それをやった時に、みなさんから話題を振っていただいたり、リアルタイムでリクエストをもらったり、リクエストをもらう中でカバー曲のリクエストをたまにはもらえたら、といったら、この曲をリクエストした方がいらっしゃって…その方は、おそらく僕のソロのライブはみていないはず…僕がカバー曲を演奏してるってことも知らないだろうし、これは偶然、サンタラが好きな人が、僕の好きな曲を好きだという…そういうことがわかったことが、配信、コロナ禍も含めて、やってよかったなと思うことの一つです」と

「で、その時に、当然採用して、もともとは僕が歌ってみたんだけど、田村にも歌ってもらって、田村も気に入ってもらえて、今回のライブでもやりたいということで、歌ってもらいました…その前のSEは、Tom Waitsご本人の歌…意外と気づいていらしたんですね…(最前列のお客さんと目を合わせて)先輩とか頷いてらっしゃったんで…先輩かどうかわからないけど、頷いていたから、そうかなと思って…」

その光景をみて田村キョウコさん

「いいですね…誰かをみて社長というと、昭和的な感じがするので、先輩というのはいいね!」

「年上の女性は、僕はみんなオネーサンと呼びます」

「先輩の方がいいのでは」と田村さんに言われ

「いや、女性はオネーサン、男の人は先輩…年下でも、ちょっと先輩ふうな指示する役のような人、いるじゃないですか、僕に指示してくれた人は、どうみても年下であっても先輩と呼ぶ」と

それをきいて田村さん「それは、ちょっと嫌な感じかな…笑」

 

さてさて、次の曲へと進行を進めようとするのは田村さん

「砂田くんが訳詞をした曲を1曲歌ったので、私もソロでやっていた訳詞の曲を一緒に砂田くんにやってもらおうと…ここ、東海地区で、1回ソロでライブをやったんですけど、そのときに唄ったかどうかは覚えていません、ソロをやるようになって気付いたことは、やっぱり私はギターが得意ではないということと、得意ではないけど、自分にしか弾けないギターというのが、なんとなくおぼろげにあるんだなということ…ただ馴れていないので、けっこうな失敗もやりまして、そんな落ち込んでいた時に励ましてくれるリアルな仲間、男性が多いんですけど、スタッフも男性の方が多かったし、ミュージシャンも男性の方が多くて…あまり女の人と一緒にやることはなくて、無意識ながら男性寄りに歌う場所が、そうなってた気がする…でも、女性とツアーでまわってみたり、イベントを一緒にやったりすると、凄く女性の細やかさだったり、優しさだったり、面倒くささだったり、そういうことに触れて、女性ってすごくいいなって、とあるイベントが終わった時に思ったことがあって、そのときにかかっていたのが、Lou Reed の「Walk On The Wild Side」…私も「Walk On The Wild Side」は女の人のための曲、今、ジェンダー の世の中なので、男女にわけるのはよろしくないと思うけど、同性代で考えることはいっぱいありまして…愛する女性へ」と

Lou Reed のカバー曲で

「Walk On The Wild Side」

ベースラインを奏でる田村キョウコさんのギター…そして、彩り、雰囲気をより醸し出し、世界観を作り上げる砂田和俊さんのギター

訳詞は等身大の田村キョウコさんが描かれているかのよう

スローなスタートから、中盤はより激しく…かと思えば、囁くように歌ったりと緩急つけたこの歌に翻弄されちゃう感じ…

いやあ、唄声が滲みる!沁みる!

曲の後半は英語そのままの歌詞で歌い上げる

それは、もう圧巻!!!

 

恋するディーン

ブルースフィーリング満載…異国情緒溢れる、摩訶不思議な世界観を感じさせるサンタラならではのサウンド

砂田和俊さんと田村キョウコさんとのハモりが…
なんとも魅惑的な1曲…

ドライにみえて…それでいて
ウエットな…そんな田村キョウコさんのボーカルが
砂田和俊さんのハモりと見事にハマってる!!

そして
激しいビートが心地よい

「Backseat」


心象風景に浮かび上がる…
懐かしさの漂うアメリカが感じられる…

実際は…まったく行ったことのないアメリカ…
(ちなみにヨーロッパは行ったことあるのです…)

だから…そうだな
実際には…アメリカを旅してるっていうよりも

20代の頃観た
アメリカのロードムービーを思い出していたような…
そんな雰囲気も感じられる…楽曲

歌う「唄」によって、田村キョウコさんの「唄」は実にさまざまな表情を醸し出し…


そんな唄が…砂田さんのギターに心地よく乗せられ
私に届けられると…
もう心から翻弄されてしまうんですよね…

砂田さんのハモリもめちゃ心地よくて

 

唄い終えてのMCは田村キョウコさん、もう1曲、新曲をと…

「この曲は去年コロナ禍になってから…時間の間隔が変になってますけど…小山卓治さんという大先輩のミュージシャンとナゴヤでご一緒する機会があって名古屋で歌った…小山卓治さん、名前は知ってましたけど、ライブが始まるまで、どんな方だろうと思って、曲を聴いたり、いただいた資料をみたりして、一緒にセッションする曲も何曲かあったので、聴かせていただいて、ご本人にあって名古屋の得三でやった時に、何か非常に似通ったものと、何か凄く違うものが、サンタラと小山さんの間にあって、それが衝撃的な出会いで、こんなスターと同じなのに、こんなに違うところもある…みたいな、そんな感じでとても勉強させていただき、その後、新宿でもやったんです…別の曲もセッションしようって喜んでいただき、私達も楽しんだ素敵な東海地区での出会いでした…それから1年間、誰とライブをする訳でもなくサンタラでも配信オンリーみたいになって、凄く閉塞感みたいなものを自分の中で感じていて、このまま音楽をこれからできるようになるのかとか、全国各地にあるライブハウスが潰れていったりとか、仲間たちがもう無理なんじゃないかと言ってるのを見て、ヤバいなっていう閉塞感…そういったものを感じたりして、小山さんと閉塞感がミックスされて、私の中に浮かんできたのがこれから歌う曲…景色は東海地区…小山卓治さんと会ったのは名古屋だからだろうね…名古屋市内の幹線道路、高架上に高速道路が走ってて…下の一般道はお店があるようでないの…コンビニとガソリンスタンドしかない…そんな景色…」

 

「真夜中を追い越して」

あれは2020年の春、サンタラの二人と小山卓治さんを我が軽四にのせて、名古屋市内を走らせた光景が鮮やかに浮かんでくる…

歩むようなテンポで、初めて聴いたのに心にぐっと響く田村キョウコさんの唄声

サビの田村キョウコさんの唄声がめちゃ滲みる…寄り添う砂田和俊さんのエレキの旋律もタマラナイ!!

小山さんに影響を受けたことが伝わってくる素敵な新曲でした

唄い終えて田村キョウコさん

歌の影響で名古屋の話題を語る

「名古屋の伊勢湾岸自動車道路(名港トリトンのことかな)…そこって、朝、通っても、昼、通っても、夜に通ってもどことなく哀愁がある…実はコロナ禍の間、名古屋で凄く好きなバンドがありまして、その人たちと東京でライブをやるぞーって言ってたんですけど、それもコロナ禍で流れちゃって、いつか一緒にできるといいな…東海地区と東京の二本立てでできるといいなと思ってます」と語って



「UPSIDE-DOWN」

♪ロックンロールの末裔は瞳が光るからすぐわかる~


もう田村キョウコさんの歌い出しのこの歌詞から
ぞくぞくさせられちゃう…



砂田和俊さんの奏でるエレキが色を添えて
2番は英語で歌う砂田和俊さん!
それに被さるドライでウエットな田村キョウコさんのボーカルの心地よさ
その響きの心地よさといったら…もう最高!!

そして特筆ものの二人のハーモニー

そして、本編ラストは

My name is Boogie

自然発生する手拍子…ブルースフィーリング満載で

唄っている田村さんが、なんとも楽しそうで…

演奏している砂田さんも楽しそうで…

そして、ハコいっぱいに楽しさが充満して、実に心地よいお客さんとの一体感!!

いやあ、恒例の冬に豊橋ハウクレで「サンタラ」…もう最高!!

 

当然、鳴りやまぬ拍手!拍手!拍手!に応えて

 

UN

「ありがとう!もうちょっと、歌おうと思って…」と田村キョウコさん

ここで、砂田さんの着ているTシャツをみるも、「ちょっと近くに行かないと分からない…なんて書いてあるのか言ってください」と砂田さんに…

それに応えて

「ハッピー25アニバーサリー、ハウスオブクレイジー、サンキュー・ソー・マッチ」と読み上げる砂田さん…

「おめでとうございました」と田村さん…

「去年だったんですか…1995年から、今年は26年…」と砂田さんが言ったところで

「さあ…」と言った掛け声が田村さんと砂田さんが同時に…声が被る…

そんなところも息がぴったり…笑

田村さんが譲って、語るのは砂田さん

「さあ…じゃないんだよ…本当にどこへ行かれましても、ライブハウス、飲食店も含めて、どちらかと言うと夜の街活動家なんで…どうしても、思い出の店、街、場所…ライブハウスは仕事場ではあって、各地縁のところがあったりするんですが、もう何軒かはライブができないと言ってるところもみてきましたし、それは全国どこでも一緒だと思うんですけど…やはり僕ら、こういう状況がはれてなくなるという日はなかなか来ないかも知れないけれど、いつか、また全国ツアーを一年中やるようなときがきたときに、ライブハウスがないと、とても困るんです…で、僕は去年の春、自分がライブができないことはさておき、けっこう、ライブハウスの応援グッズは買い漁ったのです…その中の一つがこれ!」と

着ている豊橋ハウクレの25周年アニバーサリーのTシャツをお客さんにアピールして、みせる砂田さん

「ぜひ、僕とお揃いのこのハウクレのTシャツをきよう」と言えば

マスターの松崎さんから「もう、ない」との声が

「もうない!だいぶ、ドネーションしてもらいましたけど」と田村さんが言葉を添えれば

「じゃあ、これを買ってくれ!」と砂田さん…笑

ここで田村さんが

「ハウクレのTシャツはないということで替わりにお薦めのものがございます」とここで物販の紹介をする田村キョウコさん

それを横目に「ハウクレのTシャツはもうないのか…」と呟いている砂田さん

「ねえ、盛り上げたのにね…」と田村さんが相槌をうてば

「でも、アーティストも大変ですけど、ライブハウス、お店も大変ですから」と砂田さん

田村さんが「みなさん、気に入ったグッズとかあったら…まだ通販でやっているところもあるのでおしゃれなものもいっぱいあります」と語れば

砂田さんも「もし、そういう気持ちがあったら…」と言葉を足して

でも田村さんが「困ってない人に限ってね…自分もコロナ禍で困っていたら、それは仕方がないから」と言葉を添えて

ここで砂田さんが熱い思いをまとめて

「コロナ禍が終わった時に、遊びに行こうかな…あそこに行ってみようかな…あ、ない!!って言うのは悲しすぎるなって僕は思う…ちょっとでも、そういう気持ちに共感が得られたらいいなって思いました」と語ったところに

田村さんから

「砂田くん、得三のめちゃめちゃデカいポスターを買ったよね」と言われ

あれは失敗した…と…砂田さん

凄くデカすぎて一般の部屋に貼るような大きさじゃないと…Clarence "Gatemouth" Brown(私も、このライブに行きました!!)というブルースマン、ブルースというと怒りそうなオジサンなんだけど、楽しいブルースをやる演奏家…もう亡くなってしまったけど、その方のポスターが、ドカンとデカくて、ここの看板くらいある大きさでとても貼れる大きさじゃないそうな…

得三でみてた時は、そんなに大きいとは思わなかったけど、自宅に飾れる大きさじゃなくて、しかもミラーだと…

困ってサイトに載せたら、先輩が「エエの買ったなー」って、「あげましょうか」って言ったら「それは、もっとき!」って

で去年、得三のマスターとお話したときに、小さいのと交換してくれませんか、お金とか差額とかいらないので…と言ったら「いや、それはできへん」と

そんなClarence "Gatemouth" Brownのポスターのことを、Clarence "Gatemouth" Brownのように、陽気に語る砂田さん…

田村キョウコさんが、話題を替えて、もっと宣伝を…と

タンブラーなど物販の紹介を…「豊橋シルバー」「東京ホワイト」「黒は京都」と地域色をアピール

砂田さんは、砂田園芸を

「今までは京都の帰りで、ほとんど売り切れで縁がなかったけれど、今日は、明日京都で、たくさんあるので、いつもとは逆で…豊橋で売り切りたい」と鼻息高く…笑

砂田園芸は販路がライブ会場しかないんで、ライブをやらないと、ものすごく増えてしまうので、是非、この辺は温かいんで植物を育てるには絶好の場所だと思うと、語って、さらにCDの紹介を挟む砂田さん

田村さんが

「じゃあ何曲か歌って、豊橋ナイトに飛び込む準備を…笑…あと、2曲くらい歌わせてもらおうと」と語って

こうやって豊橋に来れて嬉しいこと、さっき砂田さんも言ってくれたけど、ハウクレがあるからこそ、豊橋に来れるのであって、もし、このお店がなかったら豊橋にはこれないでしょう…ずっと、あり続けてほしいとまとめて

君はまだ約束をするんだね

詞に聴き入って、唄声に惹きこまれて

まったりしつつも、ピリッとしてるこの感覚、好きだなあ
まさに「サンタラワールド」にどっぷり浸って
この心地よさ!!!

 

最後の曲と田村キョウコさん

今、とりあえず、ちょっと落ち着いてきて、みなさんとお会い出来てよかったですと

去年も、そんなことを言ってて来年こそはと思っていたけど、来年こそは、もっと自由に、みんなが好きなことができるような1年になるといいなと

この先、どうなるかわからないけど、今日は本当に会えてうれしかったとまとめて

「密会」

なんとも湿ったかのような
色艶のある田村キョウコさんの唄声に…
心から惹かれちゃう!!!
…田村キョウコさんが…けだるい感じで歌う…
それが
私の心を映し出すかのようで
心に溶け込んでいく感じがして…
実に気持ちいい…

その歌をひきたてるように
寄り添う砂田和俊さんのアコースティックなギターの響き…

けだるい…感じの…サウンド…
ホントこれが身に沁みるように心地よくて…

 

まさに、恒例のことだけど
「サンタクロース」
じゃなくて
「サンタラロース」
「サンタラロース」
「サンタラロース」
私に歌のプレゼントを届けにやってきてくれたような気分…

ありがとう!サンタラ!!

ライブ後は、コロナ禍で振り回された、名古屋、得三での小山卓治さんとのジョイントライブの想い出を戦友のように熱く語りながら

ぜひ、もう一度、小山さんとのジョイントライブをなんて、三人で熱く願望しながら

豊橋ナイトは時間の許すまで…酒に溺れていったのでした…

帰りの終電も一人二次会??

居酒屋名鉄特急??で…笑