新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2021秋刈谷Sundance(サンダンス)で〈小山卓治ワンマンライヴ〉《The Fool》発売記念ツアー東海篇…第2部

2022-01-29 07:50:31 | 小山卓治

2021秋刈谷Sundance(サンダンス)

〈小山卓治ワンマンライヴ〉《The Fool》発売記念ツアー東海篇…

 

休憩挟んで

第2部

「失われた週末」

から

ギラギラした鋭い眼光が垣間見える小山さんがめちゃカッコイイ!!

マイナー調な曲調の中、この曲など特に感じる…短編小説をめくるような世界観…

♪小さな不満 小さな不安
いつも探してる have more fun
だけど決して爆発しない
憂鬱にくり返す Lost weekend~

歌詞に耳を傾けてると、このコロナ禍の心境と似ているような…

 

「Midnight Primadonna」

メロディーラインの美しいこの曲
曲調の緩急が見事に際立つ…
ギターの響きの美しさ
それと融合する小山さんの情感たっぷりの唄声の心地よさといったら…

 

後半ですと発してのMCは

最近取材を受けて本になった「評伝 1985年の尾崎豊」の話から、尾崎豊さんのこと…彼は俺のライブを観に来てくれたし、俺もライブを観に行ったりして朝まで語りあったことも何度も…彼が亡くなった時には彼と同じレコード会社の同じ制作セクションにいて、これまでにも尾崎豊さんの本はたくさん出ているけど、今回は尾崎豊さんの赤裸々な部分まで書かれていて、俺のインタビューも9ページくらい掲載されているのでぜひと…

次の曲は、これは当時の尾崎豊さんのことを思って作った歌…気持ち的には「お前のことだよ」という思いで、ほぼ名指しで作った歌…当時、彼は「マザー&チルドレン」というレコード会社を作ってて、そこから離れたりして、それでタイトルをこのタイトルにしたと…「マザー、ごめんね…」という意で…このタイトル、ちょっと皮肉交じりのタイトルではあるけど…

「Motherless Child」

詞を噛みしめると
さらには…私の聞いたことのある
尾崎豊さんのCDからの歌…
そして彼の写真の記憶と重ね合わせると

なんとも言えぬ想いに包まれる…

もし、還暦を迎える尾崎豊さんが今も生きていたならと
尾崎豊さんを想像してみると…


私の想像の中でのその人は
かなり小山卓治さんに似てたんだよね???…

歌い終えて、小山さん

「この曲は、名指しで、そういう思いで作った歌だけれど、何年か経って聴いてみると、あ、これ、自分のことを歌ってるなって思って…誰かに向けた刃は必ず自分に戻ってくるんだなと思った」

 

「DINER」

まるで映画的…歌に耳を傾けながら、心象風景に描かれる男女の行動、仕草、思いの交差に惹きこまれる…

サビのこのフレーズには、やられた感満載!!

初めてこの曲を聴いた時驚いたことを思い出しちゃった…凄いな!小山さん!って思ったことを…

だって、歌詞はメニューの羅列なのに、めちゃめちゃかっこいいんだよね…決まってるんだよね!!

♪苦いコーヒーにスクランブルエッグ
バターたっぷりのトースト
チーズをかけたTボーンを
ミディアムレアーで焼いてくれ~

ハスキーな伸びやかな…そしてシャウトに近い、痺れるほどの小山さんのボーカルには圧巻の一言以外思い浮かばない…

ここでのMCは、中野督夫さんから始まって共演した大先輩の話…

中野督夫さんとは、いろんなレコーディングもしてライブもたくさんやった思い出を語り…

ここ最近はなかなか東京でしかライブができない状況の中で、いろんな大先輩とライブをやる機会が多くて、5月には佐野元春さんの最初のバンド、ハートランドでサックスを吹いていたダディ柴田さんをゲストに迎えてライブをやったとのことで、ダディ柴田さんは76歳なんだけど、音はバリバリの現役の音だったと…

7月には元ふきのとうの山木康世さんのライブにゲスト出演して、ふきのとうの歌を歌ったと…小山さんが細坪基佳さん役で…(笑)…ふきのとうがデビューした頃は、小山さんは17歳だったとのことで、そこそこロックにかぶれていた時期なんだけど、ふきのとうの曲は何曲も口ずさめたという発見があって、これがヒット曲の強さだと感じたと…小山さん

「山木康世さんのお客さんは、俺と違って、圧倒的に女性…(笑)…95パーセント女性で、70年代から熱狂的に聴いてきた人たちだから、山木康世さんのライブには必ずくるようで、その人たちの横顔がまるで乙女のようだった」と

「俺がステージに出ても誰も俺のことをみていない…軽く見切れてたくらい…」とそう語って…笑

♪一人で想う 秋はもう深く~

「白い冬」のさわりを歌う小山さん

「ちょっと細坪基佳さんに寄せ気味で歌ってみた…笑…俺のダミ声だと合わないから…で、また何かやろうという話になって、こっち方面にも来るかもしれない…それは山木さん次第…(笑)…大先輩の山木さんから「小山、いくぞ」と言われれば「はい!」ってすぐ返事を…笑」

で今月は甲斐バンドの松藤英男さんとお馴染みの高橋研さんとライブをやることに…松藤英男さんは67歳…今、すげえ、甲斐バンドの歌を練習していると…何をやるかはお楽しみに…と、ここまで語ってきたように俺よりも先輩たちが超元気で、後輩としては、ちょっと困ってる…笑…上があかないって…(笑)…もちろん冗談だけど、てっぺんがみえない…笑…先輩たちが頑張っているのをみると、後輩としても頑張らないと…

そう語って、ライブも後半戦

 

「こわれた自転車」

小山さんの温かい…優しい歌声が引き立つ

歌詞に描かれるストーリーが…
鮮やかに浮かび上がる…

詞に描かれた世界は…
前向きで…けして…がむしゃらではないんだけど…
どこかでチャンスを窺いながらも
前向きに生きようとする姿が感じられて…

ミディアムテンポが心地よくて…
…もう…最高!!

去年からコロナの影響でツアーができなくて、なかなか愛知県や名古屋、そして刈谷にくることができないことが続いていたけど、そんな中、今日はライブができて、そして何よりもきてくれてありがとうとお客さんに感謝の言葉を投げ入れ…

「今日は無理だけど、いつかどこかの機会のときは大きく歌いましょう!」と声を掛けて

 

 「Aspirin」

叫びたいだろうけど…お客さんがホントにマナーがよくて…手拍子と拳を掲げて盛り上がる!!拳を振りあげ…心の中で「Aspirin!!」

私も、このコロナ禍で、今まで計画した小山さんのライブが流れちゃって「頭が痛くなること」もあったけど…今日は痛くない!!…(笑)…楽しい!楽しい!!

本編ラストは

「最終電車」

この歌…社会にもまれて生きてる人たちへのリアルな心象風景の描写がたまらなく素敵で…この歳になると…共感せざるおえない??素晴らしい1曲
心に沁みつく
3番の歌詞…

♪週に3日は終電に乗るようになった
守るっていうのは 最後の男の闘いだ
突っ走るのがサマになった時代は終わったが
ガキにナメられるほど 落ち着いちゃいないさ



そして
その鬱憤を放すべく
心の中で歌う!歌う!!!!


「明日こそは幸せな朝を迎えたい」

どん底のときに…
どん底のときに…

このサビを口ずさんでは…私自身…
なんども助けられてきたような…

こんな余韻をお客さんが
それぞれの立場で抱きつつ

まだまだ…これで終われない

鳴りやまぬ拍手に応えてUN

 

小山さん、

「ありがとう!!楽しい!!やっとこれたー!!そんな気持ちでいっぱいです」と…

「レコ発と言っても6月リリースのレコ発…遅まきながらなんだけど「The Fool」と「VANISHING POINT」を収録した「The Fool 35th Anniversary Edition」のCD、CDとDVD、などの紹介…それから熊本ライブと言って熊本応援ライブの収益とCDも作って、その収益金を熊本にずっと送っていると…

小さなことだけど続けることが大事かなと思って、少し前までは熊本地震の被災者に向けての義援金を送っていたけど、それが一応終了ということになって、今は、熊本城の修復の義援金として送っている…みんなが買ってくれたライブのチケットやCDのお金が、熊本城の瓦とかになってると思うと分かりやすいでしょう…あの熊本城の瓦のどれかは俺が作ったんだぜー!みたいな…(笑)…今日もちょっとだけもってきていると

 「いつか河を越えて」

 

この歌に耳を傾けて、ふと思い出したのが近江八幡の酒游舘での湯川トーベンさんとのツーマンライブ…

この曲を湯川トーベンさんとセッションしたんだよね…

また、あんな楽しい夜を実現したいなあ

♪ここでは誰もが口癖のように
こうつぶやいている
いつか河を越えて~

いやあ、歌が滲みる!沁みる!!

 

前回もサンダンスに来た時はマスターをゲストとして登場してもらって、パーカッションで一緒に参加してもらったとマスターの小林さんをステージに招き入れる

 

「ハンバーガーおいしかったですよ!」

「ありがとうございます!」

「ちょっと本番前喰いすぎた…笑…でもあれは、絶対完食したくなる!美味しかった、アメリカーンな感じで…さあ、やりましょうか!」

マスターとのセッション

「傷だらけの天使」

マスター躍動感満載!めちゃカッコイイ!

 

その躍動的なリズムにのって小山さんのシャウトが映える!映える!!

♪GET AWAY~


コブシを振り上げ、心の中で一緒に歌いながら

♪GET AWAY~
♪GET AWAY~
♪GET AWAY~



「前回は1曲だけだったけど、今回はもう1曲一緒に…」

「Bad Dream」

小山さんのシャウトに…
大興奮の夜…はい、時短営業で、まだ20時前ですけど…

 

 

♪走りだせばまだ間にあう
汚れた手でつかみ取れ~

 

マスターの激しいリズムに…小山さんのシャウトに元気づけられ

これにてUN終了…

 

でもまだまだ鳴りやまぬモアUN…の手拍子

まだ20時まで10分ある!!ということでモアUN

ありがとう!うれしい!普通ツアーやると、何日か廻るんだけど、俺は明日帰る!こんなもったいないことってあるって思いながらも、この3本もできるかどうかギリギリだなって思ってたところに、サンダンスが「やりましょう!」と言ってくれたことが、とても嬉しかった…今日のことは、ずっと忘れない」と

「 Rock’n Roll's Over」

をしっとりと…しっとりと歌い上げ、お客さんの「熱」と小山さんの「熱」が一体化した素敵な夜!!

 

20時閉店…ということで、いつものような打ち上げもなく…次回のブッキングだけして、お開きとなったけど…

やっぱりライブは最高!小山さん、最高!!

小山さんも言ってたけど、私にとっても心に残るほどの最高の時間!…久しぶりに小山さんのライブに浸って…

なんか元気づけられた気がしたのは間違いない…

 

そして、何よりも集まってくれたお客さん…いろんな制約もお願いもあったけど、マナーよくライブを楽しんでいただいてありがとうございました!

写真は、小山さんと小林マスター

さらには福井くんと花ちゃんも交えて…

今度のライブではマスクが外せるといいなあ…いや、外せなくても、ライブはやっちゃう!!もちろん最大限の感染症対策をして…ね…(国から「NG!」の通達がでたら見合わせるけど…)

 

 

翌日…小山さんからメールをいただいた…

 

「こんな日があるからライブはやめられない!」

いやあ、ホント素晴らしいほど、お客さんと心が一体化したライブでした…

 

もう…早速2022年の春のブッキングを決めちゃった私…

「こんな日があるからライブブッキングはやめられない!」

 

 

 

PS…その小山卓治さんの2022年春のライブの告知をば…

 

 
予約、藤枝公演はお店へ直接…
 
刈谷、各務原公演は小山卓治さんのWEBページtakuji@ribb-on.info
あるいは、各お店まで
 
2022春 小山卓治 ワンマンライブ 
 
 
2022年3月11日(金)静岡 藤枝 &Sugar + 南瓜
開場 18:00 開演 19:00 
前売 ¥4,000 当日 ¥4,500(各ドリンク代別 / 自由席)
店頭電話受付のみでの予約になります。
(月曜日以外の14:00~24:00)
お問い合わせ:予約 : &Sugar + 南瓜 054-663-2700
【会場詳細】藤枝市駅前1-7-27 キシモトビル3F
JR藤枝駅北口から100メートルほど、「東横INN静岡藤枝駅北口」の向かい側
 
 
 
2022年3月12日(土)愛知 刈谷 サンダンス
開場 17:00 開演 18:00 
前売 ¥5.000 当日 ¥5,500/(各¥1,500の飲食代含む / 自由席)
お問い合わせ:RIBBON INFORMATION:takuji@ribb-on.info
サンダンス 0566‐26‐7733
【会場詳細】愛知県刈谷市恩田町4丁目154-15
名鉄一ツ木駅から徒歩10分
国道1号線「一里山町金山」信号より車で5分「築地町」信号よりすぐ
 
 
 
2022年3月13日(日)岐阜 各務原 ミュージックルーム 6-21
開場 16:00 開演 16:30
前売 ¥4,000 当日 ¥4,500(各ドリンク代別 / 自由席)
お問い合わせ:RIBBON INFORMATION:takuji@ribb-on.info
ミュージックルーム6-21  058-384-0129
【会場詳細】岐阜県各務原市鵜沼南町6丁目21
名鉄犬山線新鵜沼駅西口徒歩1分
各公演において、新型コロナウイルス感染予防のため、定員を制限させていただくことがあります。