ようこそ西千葉へ アミーゴ.

ゴールは88歳。誰も教えてくれない12年。主役は自分だ。昨日はもう来ない今日を明日をどう生きる。わはははーアミーゴ

エンデの遺言 「14」 熱烈な指示を受けた「モモ」

2010年07月03日 | 地域通貨ピーナッツクラブ
1973年に発表されたエンデ44歳の作品「モモ」は30以上の言葉に翻訳され 世界中で600万部が発行されています 日本では76年に刊行されるとたちまち話題となり 93年には発行部数が100万部を超えました 「現在150万部1999年のことです」出版社ではその年に読者感想のコンクールをを企画しましたが 応募者は3416通 年齢も80歳から小学校1年までの幅広さでした エンデ作品が児童文学という枠を超え 幅広い年齢層の読者に読まれていることがわかりました ここで「モモ」を読んでいない人のために 簡単なストーリーを紹介します 

ある大きな街の古びた円形劇場に 一人の女の子がどこからともなく現れ 住みつくようになります モモと名乗るその少女は じっと人の話に耳を傾けるだけで 人々に自分自身を取り戻させる不思議な力をもっていました  貧しくとも心豊かに暮らす人々の前に ある日 「灰色の男たち」が現れます 時間貯蓄銀行から来たという灰色の男たちは実は 人々から時間を奪おうとする時間泥棒でした 時間を節約して時間貯蓄銀行に時間を預ければ 利子が利子を生んで 人生の何十倍もの時間が持てるという 言葉巧みな灰色の男たちの誘惑にのせられ 人々は余裕のない生活に追い立てられていきます そして時間とともに かけがえのない人生の意味まで見失っていくのです モモは盗まれた時間を人々に取り戻すために 英知の象徴である不思議なカメ カシオペイアとともに灰色の男との決死の戦いに挑みます 

働いても働いても 何故豊かにならないのか 物質的な豊かさとは裏腹に ますます心の中に 広がる空虚感・・・エンデの「モモ」は時間の本当の意味 ゆとりの大切さを強く訴え 世界中の多くの読者を魅了しました 
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   ゆとり ゆっくり が これからの人生を過ごすために 大切にする言葉です            あみーご