山崎貴監督最新作「BALLAD 名もなき恋のうた」。もちろん、公開初日に観てきました。
1574年の戦国時代へタイムスリップしてしまった小学生(川上真一)と、そこで出会った小国「春日の国」の武士井尻又兵衛と廉姫の身分違いの悲恋を描いています。ランドクルーザーで後を追った両親と共に、廉姫を狙う大倉井高虎との戦いで又兵衛を助ける真一。戦が終わった後、アーカイブ星へ戻ることになりますが、真一と彼のマウンテンバイクの重量により加積となったランドクルーザーは、2009年ではなく1959年(昭和34年)の夕日町三丁目に「不時着」してしまいます。そして、鈴木オートや六ちゃんの協力で、ランドクルーザーではなく燃費のよいミゼットで未来へ戻ることに。東京タワーが落雷を受けた時のエネルギーを利用して、三人は再び現代に戻ることができるのでしょうか....。
とまぁ、こういうストーリーではないのですが(冗談ですから、真に受けないでくださいね)、純粋に感動しました。
監督はじめ、「ALWAYS 三丁目の夕日」のスタッフのみなさんが制作しただけあって、思わずニヤリとしてしまうシーンもいくつかあります。続・三の「脱稿」ととてもよく似たメロディが流れてきたり、又兵衛たちと一緒にカレーライスを食べたり。
タイムスリップのシーンでは、山崎監督のチカラをもってすればどのような「時空のねじれ」を演出をすることもできたと思うのですが、驚くことに VFX はほとんど使用されずに、とてもあっさりと描かれていました。
もう一度観に行ってしまうかもしれません。