八甲田丸の車両甲板に感動した日からさかのぼること約3ヶ月の今年3月22日。初の「青函トンネル通過」時に寝過ごした私たちが訪れたのが、JR函館駅前に係留されている青函連絡船「摩周丸」でした。
八甲田丸の車両甲板のようなインパクトはありませんでしたが、当時のまま保存されている船内を観ているうちに、20年以上前に乗船した時の記憶がよみがえってきました。
煙突に描かれた赤く鮮やかな JNR のロゴを見て「便利さと引き替えに失われたもの」を思わずにいられませんでした。本州と北海道が新幹線で結ばれるようになった時、青森や函館の人々は本当に幸せになれるのでしょうか。