ゆるむ body メソッド - Etsuko

〜気呼吸・ヨガ・気功を使って〜
身体の元気を伸び伸び働かせましょう♪

質問☆体操は何歳からでも

2018年03月12日 | ☆質問☆に答えて


以前のブログ『子供の身体のすばらしさ』のコメントの中で、ご質問をいただいていました。

お待たせしましたが、今回はそのご質問にお答えします
ご質問は、いつも熱心にブログを読んでくださっている、まさよさんから頂いたものです。


まさよさんには、75歳を越えるお母様がおられて、老齢になると、
身体が思うように動かなかったり辛かったりするのは、仕方がないと思っておられたそうです。
でも、ブログを読んで頂き、何歳からでも身体のために出来ることがあると知り、次のような嬉しいコメントを頂きました。

「私自身も心がけたりしながら、年だと諦めている母にも色々伝えていきたいと思いました。
なかなか動きたがらないですが、ゆっくり無理なく、ですね😊🐢」


そのまさよさんからは、次のような質問も頂いていました。




質問

クラスや気功のお知り合いに、人の身体は年齢でないと感じる生徒さんがおられたら、ぜひ教えていただきたいです。



答え

今回は、私の教室の生徒さんで、年齢を感じさせないNさんをご紹介します。

Nさんは、70歳を越えてから教室に来られるようになり、4年ほどになります。
最初の頃は、身体を動かすことにも、慣れておられないご様子でした。
でも今では、新たに、ボーリングやウォーキングも始められるくらい、全身を使った楽しみを増やしておられる方です

Nさんは、身体的に、お辛いところやご不自由なところもお持ちです。
だから、難しい動きや体勢のときは、できる範囲のことをして頂きますし、ご自分の判断で行われない時もあります。
それでも着実に、色々な体操の動きもスムーズなられ、姿勢も良くなられています

私が、何よりNさんが、素晴らしいと感じるのは
年齢的なことや、出来る出来ないを気にされずに、身体を動かすことを楽しんでおられるところです


楽しんでいると、身体は自然と”ゆるんで”いきます
身体が”ゆるんで”いくと、身体も動きやすくなり、感じる気持ち良さも大きくなります。
気持ちが良いというのは、元気が働いているということです。






Nさんから、改めて学ばせて頂けるのは、年齢や身体的な辛さなどを気にし過ぎずに、
まずは、身体を動かし”ゆるむ”気持ち良さを楽しんで頂くことが、おススメだということです
それが、いつまでも、子供のように元気にいられる秘訣なのではないでしょうか

私も、そんなことを誰もが当たり前に思えるように、体操の活動を続けていきたいと思っています



次第に暖かくなる今頃は
身体は自然に”ゆるみ”始める頃で、気持ち良さも感じやすい時期です。
ぜひ、年齢は気にせず、また身体の硬さや不自由さも気にし過ぎず、身体を動かし始めてみませんか


まさよさん、いつもありがとうございます
このブログが、お母様の元気を願われている、まさよさんの一助となったら嬉しいです。



※ここに紹介させて頂いている個人的な内容は、ご本人に了解を得て掲載しています。








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子供の身体の素晴らしさ

2018年01月15日 | ☆質問☆に答えて


先日のブログに対して、早速、コメントを寄せて頂いた皆さま、ありがとうございました

ご自分の日常の中で、子どもさんへのマッサージをやってみようと思って頂けたり〜
また、既に行われていて、子どもさんとの良いコミュニケーションの時間と感じておられたり〜
色々なお話が伺えて、とても嬉しかったです


そんなコメントと一緒に「子どもの身体」についてのご質問を頂きました。
今回は、子育て中のお母様たちへお伝えしたいと思っている、私の気づきを含めて答えさせて頂きたいと思います。




質問

Etsuko先生は、子どもの身体の素晴らしい点はどんなところだと感じられていますか?
改めて、体操の先生という立場からの意見を、お聞きしてみたくなりました。



答え

子どもの身体で素晴らしいと感じているのは、次のことです。

『緩んでいる』『力みがない』『関節が柔らかい(柔軟)』

これらは繋がっていることですが、子どもの場合は、力んでいる(緊張している)状態の継続や繰り返しが少なく
全身を使って動く度合いが高いので、特に、関節が柔らかくて柔軟性が高いのが特徴だと思います。

これらは、いつもブログでもお伝えしている、身体の力が発揮されやすい状態です。

それら身体の力が発揮されていると、次のことが際立っている子どもさんが多いと感じます。
身体の隅々まで循環が滞りない (身体が温かい、元気である)
素早く反応して動ける (転んでもケガをしにくい)
身体全体を連動して動かせる (新しい体操や動きの実現が容易)
身体の反応が素直 (良くない物を食べるとすぐに吐いたり下痢になったり、回復期に入るとスムーズに回復する)




子どもの『緩んだ』身体を大切にしていきましょう

子どもであっても、年齢を重ねると、緊張状態や身体が心地悪い状態を続ける必要がある場面も多くなります。
でも、それが終わると、身体が『緩みたい』『ゆっくりしたい』と動きたがる身体であり、
そして、スムーズに緩んで心地良い状態に戻る身体が理想です。

子ども達には、そのままの緩みを知っている身体で、次のような身体を育んでもらいたいと思っています。

通常••••緩んでいて力みがない
→ 力を入れることが必要な時••••必要な力を入れることができ、保持することができる
→→ 必要がなくなったら••••身体の力が発揮されやすい、緩んだ状態へ自然に戻る身体


そのためには、次の二つのことを大切にしたらいいのではないかと思っています。

緩むことリラックスすることの気持ち良さや大切さを、子どもに伝える。
親や周囲の大人が、子どもに緊張状態が続いていることに気づき、見守っていく。




だからこそまずは
子どもが力んでいることや緊張状態が続いていることに、気づくことが大切

そのためにオススメなのが、スキンシップを大切にすることです
もちろん子ども達の表情や様子で分かるものですが、身体を触れるみて初めて実感することも多いです。

スキンシップも、軽く肩や背中に触れたりから、抱っこしたり抱きしめたりと色々あります。
でも、時間的な余裕のなさから、ゆっくり子どもの身体を感じるように触れることが少なかったり、
また、子どもさんの年齢が高くなり、スキンシップの習慣がなくなっている方もおられると思います。

そんな方々には、前回のブログで紹介した、子どもさんへのマッサージがオススメです

身体に触れることで、子どもの身体の様子も、日常の緊張状態も、より察することができます
また「気持ちいい?」「痛い?」などとコミュニケーションしながらマッサージすることで、
身体だけでなく心も緩めることができます


ブロクへコメントを頂いた方のように、大きくなられた子どもさんとも、楽しんで頂けたらと思います




抱っこしてみて、触れてみて、”硬い”と感じる子どもがいます

せっかくの機会なので、このこともお伝えしておきたいと思います。
親しくなって抱き寄せた時に、す〜っと身体を寄せてきて、緩んだ柔らかい感じのする子どもさんもいれば、
やっと身体を触らせてもらえても、身体が緊張したままだったり、全体的に硬い感じのする子どもさんもいます。

幼い子どもほど、身体は心の状態を素直に表しています。
後者の場合は、その子の日常生活を見直してみたり、子どもさんの素直な心の声を聞いてみたりすることや、
生活の中に、心身ともにゆっくりできる時間と、温かい触れ合いが必要のように感じています

人の一生を通しての健康で幸せな生活を願う、一人の体操教室の指導者の意見として聞いて頂けたら幸いです




私の気功の先生は、子どもの心身が理想の状態だとして、次のように言われます。
『大人になるにつれて身に着けてきた、習慣や運動の癖、思考の枠から自由になり、身も心も子どもに還ってゆくことで、
私たちが持っている本来の働きが引き出されていく。』


私も、『緩んだ力みのない子どものような身体』を感じて頂けるような、クラスづくりをしていきたいと思っています










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質問 ☆ 站椿功 (たんとうこう)

2017年06月24日 | ☆質問☆に答えて

今回は、以前のブログへのコメントで、ご質問いただいたことにお応えしたいと思います。

ご質問は、よくコメントを投稿してくださる、おひさま(ペンネーム)からのものです。
おひさま、いつもありがとうございます



質問

Etsuko先生が、今一番、心地よいと感じられているポーズなど、ありましたら教えてください



答え

心地よいポーズと問われて、すぐに浮かぶのが次の二つのポーズです。
*站椿功 (たんとうこう)
*波の動き〜背骨を波のように前後に揺らす動き

私は、站椿功で得られる、ゆったりとした安心感のある心地よさが大好きです
站椿功は、すでにブログで紹介していますが、今回は、改めて少し詳しく、私が感じている心地良さをお伝えします

波の動きについては、また、別の機会にブログで紹介させて頂きます。




站椿功 (たんとうこう)

長い歴史を持つ気功法の中でも、重要とされている功法なので、アレンジされた色々なやり方があります。
でも要点は、先日紹介したように、大樹のように立ち、様々な力を抜いて、自然な気の流れに任せていくというものです。

やり方や効果などは、先日のブログを、ご参照ください。
『気功~大樹をイメージして(1)』
『気功~大樹をイメージして(2)』


私が感じている心地よさ

全身から力(緊張)を抜いていく抜けていく心地良さ
自然な気の流れに委ねる心地良さ&気の流れを感じる心地良さ
この二つのことで整ってくる、全身(身体と心)の安定感・安心感

結局、私は
緩んでいく身体と心、それに伴って整っていく身体と心、そして気の流れを、心地良いこと感じていることになります


少し詳しく、全身に感じている心地良さを紹介します。

地面に吸い付いているような足
下半身の安定感と、その下半身にすっとのっているような緩んだ上半身 (『 上虚下実 』の状態 )
すっと立っている中心の背骨と、その周りの緩んだ筋肉
身体全体で呼吸をしているような深い呼吸
雑念がなくなり、大地と天に広がったような意識と、ゆったりと安定した気持ち





感じ方は人それぞれですが、今回紹介させて頂いた私が感じている心地良さに、興味を持っていただき、
站椿功を楽しんでみようと思って頂けたら、とても嬉しいです









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質問 ☆ 眠気やあくび

2017年06月15日 | ☆質問☆に答えて


前回の「質問に答えて」を読まれて、気を身近なものに感じて頂けたでしょうか
さらに気や気功を楽しんでみようと思って頂けたら、嬉しいです。


今回も引き続き、教室でよく聞かれる質問について、お答えします。



質問

気功をしていると、よくあくびがでたり、どうしようもなく眠くなったりします。
どうしてでしょうか?



答え

身体が緩んだからです
だから、眠気やあくびは、嬉しいサインと言えます。
気功の教室内では、大歓迎されることです


眠 気

現代の生活では、ゆったりとした気持ちで過ごす時間より、心身ともに力を入れて緊張して過ごす時間が長くなりがちです。
人間の身体には、自分を良い状態に調整しようとする力が備わっています。

気功は、自然に緩むことを促します
だから、緊張しがちな身体は、気功を行うと、緊張を解くキッカケを得たように、緩む方へと動き出していきます。
そして身体は、緩んで緊張を解きたい度合いが大きいほど、私達を眠らせ休ませようとします。

これが気功を行うと、眠たくなる理由です。


あ く び

あくびには、頭・首・顎・肩そして神経全体も、緩ませる効果があります。
気功によって、緩み始めた身体は、もっと緩みたくて、あくびを促すのです

そして、あくびをすると、口からたくさんの酸素が吸い込まれ、全身をリフレッシュさせます。
この点からも、緩み始めたことにより、身体がよい状態に整っていこうとして、あくびを起こすことが分かります。

これが、あくびをしたくなる理由です。




気功は、心も神経も含めた、身体全体を緩めながら、
身体自身が持っている力によって、その身体が今の一番良い状態に調整されるよう促していきます。

眠気やあくびは、その過程で表れてくる、身体の自然な動きなのです

また、気功を行っていると、くしゃみが出始めることがあります。
これはもまた、身体が緩むことで起こる自浄作用と考えられています。




前回のブログで「気を感じることは難しい」という質問にお答えしましたが、難しいと感じておられる方でも、
気功を行なっていて、眠気を感じたり、あくびをされた経験はないでしょうか

それは、頭では分からないと思っていても、身体は、緩んでいく気を感じて動いているということです。

緩むことで身体に起こってくる、様々な反応感覚を楽しみながら、ますます気功に親しんで頂けたらと思います









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質問に答えて

2017年06月05日 | ☆質問☆に答えて


いつもブログを読んでくださっているみな様、ありがとうございます
コメントも、いつも嬉しく読ませて頂いています


お知らせ 

さて、今回より、カテゴリーの中に「質問に答えて」という項目を、追加しました⭐️New⭐️
教室やコメントなどで受けた質問に対して、ブログを通してお応えしていきます。

身体について学ぶことが大好きな私が、得てきたものを、みな様の健康と幸せに役立てて頂けたらと思います

あくまでも、今の私がお応えできることですが、みな様が投げかけて下さった、疑問や質問によって、
指導者としてさらに成長していきたいと思っています
どうぞ、よろしくお願い致します。



早速、今回は、教室でよく聞かれる質問にお答えします。

質問

気功をやっていて、上手に気を感じられているのか分かりません。
気を感じるって、難しくないですか?


答え

気と言われたとたんに、とても難しく感じてしまう方も多いです。
でも、気とはとても身近なもので普段の生活の中で皆さんが感じられているものです。

例えば・・・・・
・ある場所に行くと、嫌な感じがしたり、逆に気持ちが軽くなる感じがする。
・自然の中の大きな樹の下は、気持ちがよく、元気になる。
・雨が上がった後の青空は、特に爽快で気持ちがいい。
・手の平を手首から振って止めると、手の平に、ぼわぁ〜っとしたモノを感じる。
・腕を肩から振っている(スワイショウ)と、腕全体や肩が軽くなる。
・身体を動かすと、気持ちがいい。

これらは気を感じているからこそ得られる実感です


気とは、何か特別なことを感じることではないのです。
目に見えない気に対して苦手意識を持たれている方には、頭で捉えようとされている人が多いようです。
気とは、身体全体の感覚を使って、感じるものなのです




何も感じられない時は、あ~何も感じないなぁ~で、もちろんOKです。
でも、気功をして、気持ちよかったり、心地がよかったら、上手に気を感じていることになります

まずは、気が苦手だという気持ちを横において、気を感じているからこそ味わえる
「な〜んとなく気持ちいい」「なんだか心地いいを、探して頂けたらと思います









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