芝居小屋 by aldis

劇団の画像は座長さんの許可を得て掲載しています。無断転載、加工はお断りいたします。

劇団花吹雪・20080624

2008-06-27 15:56:27 | 劇団花吹雪
 十条篠原演芸場、この日は特選狂言「浪人街」ということで楽しみにしていたのですが、急遽?お外題変更。このお芝居見たくて行ったので、ちょっとがっかり。

 お外題は「兄のまごごろ」。桜春之丞座長の妹は、器量も悪い上におツムのほうもちょっと。でも性格はいいのです。この妹には親同士で約束していた許婚(小桜真さん)がいます。さて、今日は頭がよくて長崎に留学していたその許婚が帰ってくる日。こんな妹でも、人並みに女性としての幸せを叶えてやりたいと人からなんと言われようとせっせと持参金をためた春之丞座長。許婚者の気持ちを確かめたく、お芝居を計画しますが、さあ、その結末は。。。

 このお芝居も、寿美英二座長、桜京之介座長、真さんの両親役でまたまた楽しく、最後は春之丞座長と真さんにほろりとするもので、お外題変わりでも楽しめました。

 画像はミニショーのラスト「??」。薄物を被って登場した春之丞座長、被り物をとった後、真さんと京さんに手伝って貰ってセットが乱れてないか確認しているところです。

 

劇団花吹雪・20080621

2008-06-23 18:12:52 | 劇団花吹雪
 十条篠原演芸場、この日も大入り。ワタシみたいに足が短くてもつらいものがあります。前と左右にご立派な方がお座りになられませんようにといつも祈っています。

 お外題は「道中夢枕」。春之丞座長、熱演です。アドリブ炸裂で演じている皆さん笑いをこらえる場面も。。。

 ラストショーは「男の花道」でした。目がよくなった歌右衛門(桜春之丞座長)が舞台に立っているところからです。人形振りでの八百屋お七でした。遣っているのは小桜愛さん。真さんと京さんがアシスタントで登場。春之丞座長の人形振り、とてもカワイイ。ずうっっと前に見たきりなので、この日見られてラッキーでした。そして玄碩先生が桜京之介座長でした。

 画像は「男の花道」でまだ春之丞座長人形振りのところです。

長谷川劇団・20080615

2008-06-17 14:47:52 | お芝居
 浅草木馬館、この日の長谷川劇団は特選狂言「近松心中物語」ということで、急遽チケットを取りました。

 大衆演劇を見始めて3~4年になりますが(まだまだ新参者)、だんだんとこのお芝居は、この舞踊は、というものがでてきました。大衆演劇のお芝居や舞踊は定番があるので、いろいろな劇団や役者さんが短い時間の中でどのように演出したり、踊りの手や衣装をどうするのか比較するのも楽しみです。

 梅川忠兵衛の心中ものもその中の一つです。長谷川劇団では、ミニショーの後このお芝居と二部構成で3時間くらいかけていました。秋元松代さん作の「近松心中物語」にわりと忠実なのかな。今回のセットも立派です。傘屋与兵衛のお店も2階建てになっていたし、お亀と与兵衛が心中する蜆川も工夫されていました。送り出しでは、梅川の長谷川桜さんはじめ、皆さん大作を演じきったという輝きであふれていました。

 画像は両座長の相舞踊、曲は?です。

劇団花吹雪・2008614

2008-06-16 18:40:49 | 劇団花吹雪
 6月の十条篠原演芸場は、木馬館から引き続いての東京公演、劇団花吹雪です。篠原演芸場は、平日は夜の部のみなので仕事の都合で、ようやくこの日に初観劇。

 お外題は、「お祭り提灯」。寿美英二座長、今回も楽しい三枚目でした。そして、桜京之介座長が丁稚どん。登場したとき、「え、誰? 誰??」。京之介座長とわかって「かわい~い」。客席の反応はこんなでした。桜春之丞座長も三枚目メークで私はお初でした。春之丞座長の女房が小桜真さん、しおらしいかと思うとすごんだり、うまいですねぇ。 

 この日は宝塚ショー。新作の下駄タップもありました。リズム感あふれる笑顔のいきいきしたタップで若さいっぱい~~。

 画像は春之丞座長「しあわせ」(??たぶん)。今回、つけまつげかアイラインか、キラキラでとてもカワイイ。

長谷川劇団・20080605

2008-06-09 16:18:38 | お芝居
 6月の浅草木馬館は、長谷川武弥座長、愛京花座長率いる長谷川劇団です。この劇団はずうっと以前に1度観劇したきりで、そのときは京花座長はまだ副座長でした。

 お外題は「お夏の犯罪」。お夏(京花座長)とおせいの姉妹は、父親の後妻(長谷川桜さん)に邪険に扱われています。特に妹のおせいは知的障害者のこともあって虐待を受けています。ある日、あまりにもひどい虐待を受けて「死んだおっかちゃんのところに行きたい」と泣く妹を見かねて、お夏は、いっそそのほうがおせいにとって幸せかと手をかけようとします。しかし、自ら手をくだすことはしのびず・・・・

 この劇団は、お芝居には定評があります。このお芝居も苛めのシーンも妹をかばうシーンも真にせまっていました。でも、それだけに継子苛めという内容が気持ちが暗くなってワタシ的にはちょっとでした。

 画像は長谷川武弥座長「おしどり」です。

劇団美鳳・20080530

2008-06-01 17:07:11 | 劇団美鳳
 劇団美鳳、いよいよ千秋楽を迎えました。ふう、今月は忙しかった。

 千秋楽のお外題は「会津の小鉄 文治殺し」です。文治-扇さとし副座長、こよし-静香サン、竹蔵-嵐さん、金五郎-友也総座長、会津の小鉄-京助座長です。

 今回の篠原演芸場公演、お芝居も見ごたえがあり、舞踊ショーも照明などが工夫されて、いやあ、よかったぁ。
 そして、笑也さん、悟さん、優也さんもお芝居で大役をこなしずいぶん力をつけました。それに秀人さんが脇を固め、篠原さんの舞台装置もよかったなあ。。

 画像はラストショー「??」です。友也総座長と京助座長。皆さまおつかれさまでした。
 

 

劇団美鳳・20080528

2008-06-01 16:10:30 | 劇団美鳳
 まだまだ劇団美鳳が続きます。

 この日は、特選狂言「武士の一分」。紫鳳友也総座長-三村新之丞、一城静香サン-三村加世、島田藤弥-林京助座長という豪華キャストです。この日もセットがすごかった。かまどには火が燃えていたし(コマカイ、モチ電気)、ラストの果し合いの場面は川原に石組みが、そして庭や川原の花はホンモノ。

 画像はラストのあたり。新之丞が危ないと自分の身をもってかばった加世、そこに島田籐弥の刀が振り下ろされて。。。そして新之丞も。。。

 ラストは、息絶えた二人が蝶になって舞い、あの世で再び結ばれる姿を暗示するお芝居ならではの終わり方でした。

 お芝居とショーとの二部構成でしたが、2時間半ものお芝居で超延長。ショーは劇団員の歌にあわせて踊るという歌謡舞踊ショーでした。普段あまり聞くことのない歌声も聴けました。歌は、まあ、いろいろ。でも両座長はなかなかのものです。

劇団美鳳・20080525

2008-06-01 15:46:51 | 劇団美鳳
 またまたまた劇団美鳳です。

 この土日は、出かけられないかもしれないと思っていたところ、時間があいたのでこういうときを逃しちゃいけないといそいそと十条篠原演芸場へ。

 お外題は「佐吉子守唄」でした。紫鳳友也総座長が佐吉、最初は三枚目メークの三下です。そこに草鞋を脱いでいる旅人に林京助座長。親分のお嬢さんが静香サン。親の反対を押し切り、京助座長と駆け落ちしますが、病にかかり京助座長に捨てられます。もう長くない命と知って赤ん坊を抱いて家に戻りますが、父親(城秀人さん)は・・・一家の者(扇さとし副座長)に懇願されて、親子の対面をしますが、もうそのとき静香サンは。。。。しかし、静香サンを捨てた京助座長にも悲しい生い立ちと捨てた理由があった。。。

 静香サン、秀人さん、さとし副座長、京助座長、友也総座長、それぞれが長い台詞で自分の思いを切に述べます。ちょっとウルウル。

 画像は、後見北城嵐さん「おゆき」(たぶん)です。

劇団花吹雪・20080524

2008-06-01 15:15:06 | 劇団花吹雪
 仕事の期限に追われている日々なのですが、この日も浅草木馬館へ。

 ミニショーのオープニングから「幡随院長兵衛」。そしてラストはイケメン6人衆と春之丞座長による面白キャラの女形での「女のみち」でした。

 お芝居は「哀愁の高山」。罪をつぐなって平穏に暮らそうとしている春之丞座長のところに元の親分と兄弟分(小桜真さん)が。やはり恩や兄弟分のことは忘れられない。でも妹の許婚は巡査に。。。今一度故郷の高山に帰りたかった。。。

 画像はラストショー「春夏秋冬ふられ節」です。左から京さん、春之丞座長、真さん。