芝居小屋 by aldis

劇団の画像は座長さんの許可を得て掲載しています。無断転載、加工はお断りいたします。

鳳凰座 続き

2012-05-13 20:29:19 | お芝居

 さて、鳳凰座の続き。この劇団は旗揚げして3年目、座員さんが少ないのも無理はない。でも、それを補って余りあるのが座長はじめ劇団員の皆さん。本当に頑張っていると思う。



 でもね、今、どの劇団も座員が減っていると思う。大変だものね。その中で少ない人数でもお芝居や踊りの基礎ができている劇団は見ていて安心だし、これからが楽しみだと思う。(なんちゃってエラソウニ。)
 
 鳳凰座もそういう劇団。それに加津也座長はじめ皆が明るいのがいい。

 それに、この劇団を締めているのが市川智二郎さん。彼のようなベテランで芸達者な役者がいるのといないのとでは大違い。舞踊もいい。股旅ものなんか最高。お芝居では滑舌もいいし。。。若い女の子が「智ちゃ~~ん~~」とハンチョかけてそれに答えてくれるのがなんともいい感じ。

 実は、最初に見に行ったときは、とりあえず行っとくか みたいな気持で行った。でも「あ、この日とこの日は時間がとれそう」と急きょ予約を入れた。

 で、千秋楽。
 いや、びっくりした。大入りは言うまでもなく。アンコールで2回も出てくれた。そして最後はスタンディングで舞台と客席の一体感が感じられた。不況や震災の影響でどの劇団も劇場もセンターもお客さんが減っている中、久しぶり。。。

 画像はいつだったかなのラストショー「雪が舞う」
 


 

鳳凰座 2012・4月

2012-05-05 15:17:26 | お芝居

 2、3月と忙しく、劇場に足を運ぶヒマがなく(それに、今年の冬は寒くてどうしてもという時以外は引き籠っていたし・・・)ようやく4月の後半になって観劇できた。

 4月の十条篠原演芸場は、中野加津也座長率いる鳳凰座。この劇団というか、加津也座長は、まだお兄さんの中野弘次郎さんが座長の劇団蝶々で副座長をしていたときに大阪で一度見たことがある。



 今度の関東公演は、3月から三吉演芸場、木馬館、篠原演芸場のコースだった。「早く東京にもきてくださいね」なんて調子イイこと言ったのに、三吉のときは木馬がある、木馬のときは篠原がある と観劇を先送りし、ナンテ我ながらイイカゲンなヤツだ。

 いずれも初乗りで、お天気にも恵まれず大分苦労したらしいが、どんどんお客さんが増えて、ワタシが行った日は大入りで演芸場の中は熱気にあふれていた。

 なんと座長自らお出迎え。3回見に行けたが、お芝居はいずれも座長が三枚目の楽しいお芝居。一見、シャイな印象を受けるし、以前のイメージから、「あれ、こんなに面白い座長だったっけ」と思わせる内容だった。

 では、続きはまた。。。

再オープン

2012-04-28 18:48:01 | お芝居
 (上野不忍の池の桜)

昨年リニューアルオープンしたのもつかのま、すぐ休業に追い込まれてしまいました。。。

 なにしろ人手不足、そして相変わらずの景気の低迷。。。
 もう1度頑張ってオープンします。

 忘れないうちに、昨年細々と営業していたときのことを書いておきます。
 5月まではアップしたので6月から

 6月 浅草木馬館 劇団荒城(荒城真吾座長、華月照師座長)
 
 7月 浅草木馬館 玄海竜二一座 
    前半は劇団都(都京弥座長、藤野かな座長)の単独公演
    後半から玄海竜二一座が加わりました。

    玄海竜二さんはゲストの時しか拝見したことなく、で、ゲストだからカッコイイ役どころしか
    見たことがありませんでした。
    今回は2週間の公演なので、三枚目も女形も見ることができ、イヤ、楽しめました。サスガ。

 8月 十条篠原演芸場 橘小龍丸劇団
    橘龍丸座長、ますますカッコよく、橘鈴丸花形、ますます綺麗に。
    松川兄弟、大和歩夢クンのゲストもありました。

 8月 浅草木馬館 たつみ演劇ボックス
    8月は横浜三吉演芸場で劇団九州男も公演中。仲のよいたつみ座長と良太郎座長のこと
    三吉演芸場は月曜日が休みなのでゲスト出演があるだろうとねらっていました。
    案の定、夢のコラボを堪能できました。

 9月 横浜三吉演芸場 伍代孝雄劇団
 
 10月 浅草木馬館 大川竜之助劇団

 11月 浅草木馬館 劇団美鳳
     今回も新作特選狂言、特選舞踊が盛り沢山。そして紫城輝也クン初お目見え。
     そして、紫鳳友也総座長10周年記念公演、一城進悟座長誕生日公演もありました。
     残念ながら進悟座長のお誕生日公演は行けなかった。。。

 なんと、ここにきて、一気に経営難に陥り、2011年はこれで終了。
 12月はどこの劇場にも行かなかった。。。
 こんなことあっただろォか。

 では、2012年はボチボチとやっていきます。。。



     

リニューアルオープン

2011-04-01 14:06:14 | お芝居
 2011年4月になりました。

 今年に入ってから小屋の改装のため休演していたところ、震災の影響で新規オープンが遅くなってしまいました。新年度を迎え、リニューアルオープンいたしまし。
 と、いっても、なんの変わりなかったりして。

 1月、2月ともそれでも何度か(かなり)観劇にはでかけました。ざっと振り返れば

 1月は浅草木馬館 劇団九州男、小岩湯宴ランド 劇団美鳳、横浜三吉演芸場 劇団花車
 2月は十条篠原演芸場 劇団九州男、浅草木馬館 優伎座

 こちらは、もしもヒマがあったら順次アップします。したいな。できるかな。。。

 3月は、仕事の都合と地震とで1回も行けませんでした。
 地震の日、、この日は仕事の目途がついたので夜の部を見に行くつもりで準備していました。
 そうしたら、電車は全部止まってるし、余震は来るし それどころじゃなかった。
 被災された皆さま、劇団さまには謹んでお見舞い申し上げます。

 しかし、いつまでも暗い気持ちではいられません。できる援助はして、観劇行ったり買い物行ったり、日常に戻します。では各劇団の4月公演から。。。楽しみです。。。

 画像は、、、季節の先取りもイイトコ


満劇団・20101113

2010-11-20 16:51:03 | お芝居
 浅草木馬館、昼の部に行きました。この日は東京大衆演劇協会演劇部長林友廣さん(虎部長サンという方がなじんでいるかも)がゲストです。林友廣さんは、座長のお母さん大日方きよみさんの弟、つまり皐扇座長の叔父さんにあたります。ナンでも東京公演にあたってきよみさんのお母さんの若水照代大先生も毎日のように楽屋にいらしてお手伝いされているとか。。。

 この日は、お芝居から始まって舞踊ショーとの二本立てでした。お外題は「桜の花の散るごとく」。喧嘩屋五郎平衛です。五郎平衛は皐扇座長、朝比奈がモチロン虎部長です。皐扇座長、女性ですが五郎平衛をきちんと演じていました。最後、雪のなかでなく桜の花の散る中での立ち回りという演出が女座長らしく綺麗です。
 
 舞踊ショーでは、虎部長と皐扇座長との相舞踊が楽しめました。
 ラストショーは「祭り」です。画像は皐扇座長。
 

満劇団・20101106

2010-11-12 16:34:41 | お芝居
 浅草木馬館11月公演は大日方皇皐扇座長率いる「満劇団」です。この劇団は初観劇です。何でも以前木馬館に乗ったのは7年ほど前だとか。。。そして、2月に皐扇座長が座長襲名しての初乗りということです。昼の部に行きました。

 女性の座長はまだまだ少ないのですが、役者さんの家系に育ってきて2人のお子さんも芸達者で、これからも頑張ってほしい座長さんです。責任者大日方きよみさんと指導後見の大日方満さんがしっかりささえていて、男優陣も揃っているので安心して見ていられます。

 お外題は「元の古巣 花紅梅」というもので、お子さんのうち小とらクンが頑張ったお芝居でした。ナンといっても悪いのは女性の純情を踏みにじったお殿様。皐扇座長、この日は女性の役でしたが立ち役もこなされるとか、それも見てみたいです。 

 ラストショーは「気張りやんせ」(?)でいいのかな??女番長っぽくカッコよかったです。
 画像はオープニングショーでの1場面です。笑顔がいいですね。
 

三河家桃太郎劇団・20100918

2010-09-25 10:58:53 | お芝居
           

 今年も楽しい大阪出張。どこの劇場に行くか最後まで決まりませんでしたが、満座劇場「三河家桃太郎劇団」夜の部に行きました。この劇団は、前から1度見たいと思っていました。満座劇場は地下鉄の駅からすぐというのがいいですね。劇場はどちらかといえば狭い方ですがゆったりと見ることができました。

 お芝居には定評のあるこの劇団、この日のお外題は「天保水滸伝 笹川の花会」でした。科白の中では、この花会は民衆のために開いたという、笹川繁蔵が義のある侠客ということが強調されていました。   

         

 ラストショーはこの日も沖縄ショー「ヤンバル」でした。沖縄の歌をメドレーでたっぷりとしたショーでした。太鼓もありました。画像はその1シーン、三河家桃太郎座長、そして太鼓のときの座長と男優の皆さんです。

劇団翔龍・20100512

2010-05-18 15:14:43 | お芝居
 十条篠原演芸場5月公演は、春川ふじお座長、劇団翔龍です。この劇団はいつ観劇したかと・・ブログをさかのぼってみたらなんと2006年1月でした。

 この日は劇団美鳳との合同公演、劇団美鳳からは友也総座長、進悟座長ほか男性陣5名が出演です。翔龍の春川ふじお座長と美鳳の扇さとし副座長が兄弟、前に美鳳にいた北城嵐さんと翔龍の花形藤川雷也さんが親子というお互いつながりのある劇団同志です。

 お外題は「意地張りヤクザ」。お芝居と舞踊ショーの二本立てです。一城悟さんが親分のお嬢さんという女形でのお芝居でした。

 トップ画像は春川ふじお座長「花おくり」です。

 ラストショーは「お手を拝借」でした。下の画像です。


劇団喜楽・20100125

2010-01-30 14:58:46 | お芝居
 再び、川崎大島劇場「劇団喜楽」観劇です。
この日は、劇団虎林友廣座長改め、東京大衆演劇協会演劇部長林友廣さんが特別ゲストです。たぶん混むだろうなと思って早めに行ったのが正解。最後の座イスを確保できました。

 お芝居は「狼」。虎部長構成演出です。親分のお嬢さんが弟分を慕っているのを知って祝言の日に姿を消した虎部長。戻ってくると一家は・・・ 虎部長、形がホント綺麗に決まります。旗座長曰く「クルッとまわってパッときまるってのは、足がふらついたりしてなかなか難しいんですよ。」 お嬢さんと結婚後博打に身を持ち崩している弟分の小祐司クン、虎部長を相手にして頑張っていました。

 虎部長、お芝居、個人舞踊の他にも旗座長(女形)との相舞踊、歌(夢芝居、松川兄弟が踊り)にラストショーまでたっぷり堪能させてくれました。

 画像は旗丈司座長です。
 

劇団喜楽・20100117

2010-01-21 19:55:24 | お芝居
 川崎大島劇場の1月公演は劇団喜楽です。この劇団は、旗丈司座長が新しく旗揚げしたものです。旗丈司座長は、どこかの劇団にゲストでいらしたときに拝見したことはあるけれど、劇団としては初めてです。

 後見には金井保夫さん、そして今回は桂木昇座長と松川兄弟とさなえさんがゲスト出演です。大ベテランの座長と後見なので若手の座員さんにもしっかり指導されているのがみられます。松川小祐司クンと翔也クン、今回は出番も多くてパワー全開です。そしてお母さんのさなえさんと兄弟とは3姉妹みたい。。。

 お外題は「箱根の女」。力ずくで人の女房にせまる後見、2日連続して赤いパッチの親分でした。「勝負下着をつけてきた」のだそうです。

 ラストショーは「だんじり」
 画像はそのラストショーで、左から大和歩夢さん、松川翔也さん、小祐司さん、旗座長です。子役ちゃんはお名前わからなかった。送り出しでは元気いっぱい挨拶してくれました。