芝居小屋 by aldis

劇団の画像は座長さんの許可を得て掲載しています。無断転載、加工はお断りいたします。

たつみ演劇BOX・20091026

2009-10-29 08:32:39 | たつみ演劇BOX
 篠原演芸場、たつみ演劇BOX。この日はラストショーが特選舞踊「助六」だというので雨降りにもかかわらず出かけていきました。

 お芝居は「駕籠屋物語」。これも初めて見るお芝居です。たつみ座長、顔は悪いが真面目な、そしてお人好しの駕籠屋さんです。この相方のダイヤさんが仕事はサボる、イイトコ取りしてしまおうとする役。台詞やアドリブを楽しみながらも最後はホロっとくるストーリーでした。

 そして、ラストショーの「助六」。たつみ座長は大柄だし、歌舞伎調の役がよく似合う顔立ちなので楽しみにしていました。隈どりに紫の鉢巻きイヤ伊達姿です。揚巻はダイヤさん、綺麗です。たつみ座長「雨で湿度も高いのにダイヤは花魁姿だ、ハハハ」ですって。花魁の鬘といい衣装といいハンパでない重さらしい。ダイヤさんの花魁はきりっとしていかにも格式の高さを感じさせます。

 画像は、オープニングショーのラスト「男の火祭り」。たつみ座長を中心に小龍さん、ダイヤさんです。赤い紙テープがバンバン飛んできてビックリでした。

葵劇団・091023

2009-10-25 19:13:48 | お芝居
 横浜三吉演芸場夜の部、葵劇団の公演に行きました。葵一門の葵好次郎総帥と劇団鯱、葵政次座長と劇団輝、葵たけし座長です。

 葵劇団は、浅草大勝館がなくなってから見る機会がありません。といっても今まで1回しか見てないんだけど。今回の公演は三花れいさんもゲストです。

 そして、この日は劇団九州男から大川良太郎座長がゲスト。昼の部は貸し切り公演とあって、一般は夜の部のみです。指定席は早くからいっぱい。自由席もなんと、早い方は朝から来て並んでいたそうな。。。
 ワタシは開場の5時くらいに着いたんだけど、自由席の後ろの方しか取れなかった。舞台までちと遠かった。。。
 さすが良太郎座長、客席はライブハウスのノリ、全然関係ないんだけど葵劇団の皆サンに申し訳ない感じ。

 葵劇団、皆さんお芝居も舞踊も丁寧です。お外題は「身代わりやくざの子守唄」。子役ちゃん(名前わからない。。)まだ4、5歳だと思うんだけど上手。涙を誘われてしまいます。

 子役ちゃんといえば、子役ちゃん3人での舞踊もあったけど、トンボを切ったり見得を切ったりこれまたスゴかった。良太郎座長に負けない拍手喝采でした。

 劇団を変わられてから見る機会がなかった三花れいさん、この女優さんの立ちはイイですねぇ。

 特別ゲストの大川良太郎座長、舞踊ショーのみでしたが女形、立ち、それにダンス系と3曲も踊られた。女形はドレスみたいなゴージャスな着物にキラキラの簪、立ちは袴踊りで私の好きな田原坂。ダンス系のときはノッてましたねぇ。。。

 画像は政次座長とたけし座長の相舞踊です。

たつみ演劇BOX・20091018

2009-10-20 16:36:18 | たつみ演劇BOX
 篠原演芸場、夜の部に行きました。この日は昼の部に行くつもりだったのですが、ラストショーが先月木馬館で見たことのある内容だったのと、お芝居が歌舞伎からの通し狂言ということで夜の部に変更しました。

 そのお外題は「切られのお富 浮名横櫛」。実はこのお芝居、名前は知っていたけれど内容はあまりきちんと知りませんでした。

 で、少しお勉強してみました。切られお富、もともとは河竹黙阿弥作「処女翫浮名横櫛(むすめごのみうきなのよこぐし)」という題名です。かつての恋人の与三郎を助けるため強請殺人などしてお金を作ろうとするお富は悪婆(あくば)とよばれる役柄の代表的なものだそうな。

 お富は小龍さん、与三郎がダイヤさん、そして蝙蝠安がたつみ座長。小龍さんのお富、与三郎にはしおらしく、一転、赤間屋や蝙蝠安にたいしては七五調の科白も小気味よく、やっぱり夜の部にかえて大正解でした。たつみ座長、蝙蝠安ということで楽しんで、龍子さんがフイてしまう場面も。龍子さんや小龍さんでもあるんだ。。。

 ラストショーは「虹の舟歌」。画像はその1場面です。たつみ座長の左が小龍さん、右がダイヤさんです。
 

たつみ演劇BOX・20091010

2009-10-12 14:07:14 | たつみ演劇BOX
 10月の3連休の初日、十条篠原演芸場昼の部に行きました。予定ではこの連休は観劇三昧できるはずだったのですが、ちょっと狂ってこの1回だけ。

 この日は、お芝居2本立て。前狂言は「闇の捕縄」、切狂言が「六連発」です。
「闇の捕縄」、これも定番ですが兄弟愛にホロリとくる私の好きなお芝居の1つです。切狂言の「六連発」、これはガラリと変わって楽しいお芝居。これは、前から1度見たいと思っていたお芝居です。小龍さんが、大工の棟梁です。今回、小龍さんが、大工の棟梁だったり、親分役だったり、女優さんがあまりしないような役をやって、それがまたお上手なので楽しめます。六連発、ストーリーはどうってことないのですが、役者さんそれぞれに合った展開で客席の皆さん大喜び。

 舞踊ショーでは、小龍さんの「櫓のお七」、人形振りも入って堪能しました。

 ラストショーは「乱の舟歌」
 画像は、たつみ座長とダイヤさんの相舞踊、曲名??です。この前がたつみ座長の歌で、傘を持って登場した劇団員さんの傘にかくれた早着替えでの相舞踊でした。

座KANSAI・20091004

2009-10-06 10:55:57 | お芝居
 浅草木馬館10月公演は、初乗りの「座KANSAI」金沢つよし座長です。

 木馬館初乗りとあって、私も初観劇。昼の部に行ってきました。席の予約はしてなかったので、日曜日でもあるしヒマだったのでちょっと早めに、といっても開場すぐぐらいに行ってみました。そうしたら、もう前のほうの席はほとんど埋まってる。ラッキーなことに前から2列目にすわれました。よかった。

 お外題は「故郷の垣根」。オッカサンに会いたい、自分が死んだらせめて骨だけでもオッカサンに抱いて貰いたいと言って亡くなった弟の遺骨を持って母親の元へ訪ねてきた兄(つよし座長)。再婚した母親からは冷たく扱われます。そんな冷たい母親はもう親でも子でもないと思いながらも弟の最後の声が。。。ここがフラッシュバックになる演出で兄の自分でも母に会いたいという気持ちがうまく表現されていました。

 木馬館初めてということで、座長はじめ皆さん一生懸命な気持ちがよく伝わってきます。太夫元の鶴浩二さん、失礼ながらかなりのご年配だと思うんですが声量のある歌声やお芝居の滑舌のよさにびっくり。さすがです。

 ミニショーのラストが「花の慶次」。ラストショーが「鬼太鼓」でした。
 画像のアップはお断りされたので、代わりに雷門の大提灯を。。