5/11(日)に、私の恩師 紙谷一衛先生(元東京音楽大学指揮科准教授、元桐朋学園大学指揮科講師)の門下生のコンサートが催されます。先生のところには、現在も、指揮者に限らず、さまざまな楽器の人たちが演奏論を学びに集っています。今回のコンサートでは、全体での合唱も企画されており、83歳になられる紙谷先生の魔法の指揮を堪能できる貴重な機会です。
************************************************
Kamiyan Music Festival
~紙谷一衛と愉快な仲間たち~
出演:Kamiyan Children(紙谷一衛と愉快な仲間たち)
井澤久美子、板川知央、市橋杏子、大山寿美香、大森智浩、岡部博樹、忍田かやの、小津準策(コールアカデミーひがしやまと、コーラスネプチューン)、小野田裕子(ノイーズ会)、勝又亜弓、勝又孝修(郵政中央吹奏楽団)、熊谷康子、土田大輔(歌☆バカ)、内藤晃、夏目張安(東京大学ベルカント研究ゼミナール合唱団)、萩元聡一(混声合唱団うたごころ)、兵藤彩子、藤瀬綾、丸山由美江、山口真未
5月11日(日)15:30開演(3部制、19:30終演予定)
於 角筈区民ホール(新宿中央公園向かい、初台駅徒歩10分、都庁前駅徒歩10分)
全席自由・入場無料
ご予約 kamiyanchildren@gmail.com
************************************************
第1部 ピアノソロ・ピアノ連弾(15:30~)
大山寿美香・兵藤彩子(ピアノ連弾)
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク全曲
丸山由美江・市橋杏子(ピアノ連弾)
フォーレ:組曲「ドリー」より第2,4,6曲
兵藤彩子(ピアノ)
ラヴェル:水の戯れ
市橋杏子(ピアノ)
ショパン:ノクターン第3番 ロ長調 Op.9-3
藤瀬綾(ピアノ)
ラヴェル:ソナチネ
市橋杏子・内藤 晃(ピアノ連弾)
シューベルト:4手のための幻想曲 ヘ短調 D940
・・・ 休 憩 (15分) ・・・
第2部 アンサンブル(16:50~)
夏目張安(テノール) 内藤 晃(ピアノ)
シューマン:歌曲集「詩人の恋」より第1,4,5,7曲
板川知央(クラリネット) 内藤 晃(ピアノ)
シューマン:幻想小曲集 Op.73
大森智浩(フルート) 兵藤彩子(ピアノ)
滝廉太郎「荒城の月」
大森智浩(バリトン) 内藤 晃(ピアノ)
シューベルト:「冬の旅」より「宿」
越谷達之助:「初恋」
忍田かやの(ヴァイオリン) 丸山由美江(ピアノ)
アルベニス:タンゴ
ポンセ:エストレリータ
サラサーテ:アンダルシアのロマンス
忍田かやの(ヴァイオリン) 内藤 晃(ピアノ)
ファリャ:スペイン舞曲
フルートアンサンブル ノイーズ会
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク より 第1楽章
グルック:精霊の踊り
郵政中央吹奏楽団 吹奏楽アンサンブル
チャイコフスキー:秋の歌(紙谷一衛編曲)
長野民謡「小諸馬子唄」(紙谷一衛編曲)
・・・ 休 憩 (15分) ・・・
第3部 合唱(18:10~)
小津準策(指揮)コーラスネプチューン 山口真未(ピアノ)
早春賦
若葉
浜辺の歌
岡部博樹(指揮)混声合唱団うたごころ 井澤久美子(ピアノ)
木下牧子:春に
萩元聡一(指揮)混声合唱団うたごころ 井澤久美子(ピアノ)
中島みゆき:糸 荒井由美:ひこうき雲
小林樹(指揮)Kamiyan Children 女声合唱
小林樹:Gloria
土田大輔(指揮)歌☆バカ 井澤久美子(ピアノ)
夜空ノムコウ
宇宙戦艦ヤマト
夏目張安(指揮)東京大学ベルカント研究ゼミナール 井澤久美子(ピアノ)
ヴェルディ:「椿姫」より「夜会の場~乾杯の歌」
小津準策(指揮)コールアカデミーひがしやまと 山口真未(ピアノ)
バッハ:ロ短調ミサ曲より Gloria, Et in terra pax
紙谷一衛(指揮)Kamiyan Children 内藤 晃(ピアノ)
湯山昭:葡萄の歌(紙谷一衛編曲)
大地讃頌
<19:30 終演予定>
紙谷一衛先生プロフィール
15歳から斎藤秀雄氏に指揮法を師事する。19歳で指揮者としてデビュー、 また同年より斎藤秀雄指揮教室助教、1966年より桐朋学園大学指揮科およびオーケストラ講師となり、音楽教育面でも活躍、1977年より東京音楽大学指揮科助教授となって更に指揮者の育成に力を注ぎ、現在に至るまで門下生よりコ ンクール優勝者を含む多数の優れた指揮者を輩出させている。またこの間1957年より考えるところがあって指揮活動を一時中断し、東芝EMIレコーディング・ディレクターとなって多数のレコーディングを手がけたが、この際西欧音楽界との交流を通して日本人の演奏が技術的にのみ評価され、音楽的には実は全く軽侮されている実状にじかに触れ、国際的に真に評価される音楽表現を追及する目を持つに至った。その結果その後の指揮活動と教育活動においては技術は音楽的表現の道具であり、音楽表現の目的の正しい把握とその表現の成果こそを問うべきという姿勢を常に貫いている。国内での指揮活動のほか、特に西欧での演奏は常に好評をもって迎えられており、1988年旧西独でのフィルハーモニア・ フンガリカとの演奏会をはじめドイツ、イギリス、フランス、ロシア、アメリカ 等での演奏会はいずれもまたとない絶賛を浴びた。著書に『人を魅了する演奏』(角川学芸ブックス)