今回のテーマは、「無限の霊性」についてです。
あなたが、自分は身体ではなく、「無限の霊性」だと悟ると、粗大身 (肉体) からも微細身 (魂) からも自由になります。そして、限定 (制限) は、消え去ります。
1. 真の本性は、無限の霊性です
Talk 328. 1937年1月17日の対話より
「別の観点から見てみなさい。あなたは、夢の中で夢見の身体を創り上げ、夢見の身体で行為します。目覚めの状態でも、同じ偽りが起こるのです。」
「現在あなたは、自分のことを夢見の身体ではなく、この身体だとみなしています。夢の中では、この目覚めの身体が夢見の身体に作り変えられます。わかるでしょうか。」
「つまり、どちらの身体も実在ではないのです。なぜなら、どちらの身体もある時には真実でも、別の時には偽りとなるからです。実在であるものは、永遠に実在でなければならないはずです。」
「それでもあなたは、私と言います。この私という意識は、3つの状態すべてを通して存在し、そこには何の変化もありません。ただ、それだけが実在であって、3つの状態は偽りです。」
「それらは、ただ心にとってのみ現れます。心が、自己の本性を見ることを妨げているのです。あなたの真の本性は、無限の霊性です。」
「それがあなたの眠りの状態だったのです。目覚めと夢見の状態には、限定があることに気づいたでしょう。その違いは、なぜ起こったのでしょうか？」
「眠りの中に、心は存在していませんでした。しかし、目覚めと夢見の状態には心が存在しています。限定の感覚が現れるのは、心の働きによるものです。」
Talks with Sri Ramana Maharshi
17th January, 1937
Talk 328.
Again, consider it from another point of view: You create a dream-body for yourself in the dream and act with that dream-body. The same is falsified in the waking state.
繰り返しますが、別の観点から考えてみてください。あなたは夢の中で自分のために夢の身体を作り、その夢の身体で行動します。目覚めた状態でも同じことが偽造されます。
At present you think that you are this body and not the dream-body. In your dream this body is falsified by the dream-body.
現在、あなたはあなたがこの身体であり、夢の身体ではないと思います。あなたの夢の中で、この身体は、夢の身体によって偽造されています。
So that, you see, neither of these bodies is real. Because each of them is true for a time and false at other times. That which is real must be real for ever.
ご覧のとおり、これらの身体 (ボディ) は、どちらも本物ではありません。なぜなら、それらのそれぞれは、ある時は真 (真実) であり、他の時は偽 (偽り) だからです。本当のこと (実在) は、永遠に本当 (実在) でなければなりません。
But you say ‘I’. This ‘I’-consciousness is present all through the three states. There is no change in it. That is alone real. The three states are false.
しかし、あなたは「私」と言います。この「私」の意識は、3つの状態全体に存在します。変更はありません。それだけが本物 (実在) です。3つの状態は誤り (偽り) です。
They are only for the mind. It is the mind which obstructs your vision of your true nature. Your true nature is that of infinite spirit.
それらは、心のためだけです。それは、あなたの本当の性質 (本性) のあなたのビジョンを妨げる心です。あなたの本当の性質は、無限の霊性 (infinite spirit) のそれです。
That was the case in your sleep. You note the limitations in the other two states. What is the difference due to?
それはあなたの睡眠の場合でした。他の2つの状態の制限に注意してください。違いは何ですか？
There was no mind in sleep, but it exists in the dream and the waking states. The feeling of limitation is the work of the mind.
そこには、心が睡眠中になかったが、それは、夢と目覚めの状態で存在しています。制限の気持ち (感覚) は心の働きです。
What is mind? Find it. If you search for it, it will vanish by itself.
心は何ですか？それを見つける。あなたが、それを捜すならば、それは、それ自身で消えます。
For it has no real existence. It is comprised of thoughts. It disappears with the cessation of thoughts.
それは、実在しないからです。それは、思考で構成されています。それは、思考の停止とともに消えます。
- 『ラマナ・マハルシとの対話』より抜粋
自分が「真我実現」をすることです。-02 2018-03-10 16:41:55 | To gain it (得る、もたらす)
ラム ダスの師匠である、マハラジ (マハラジジ) の尊称で呼ばれる聖者ニーム・カロリ・ババ
マハラジ (マハラジジ)「私のことだけを考えていなさい」
マハラジは、私にこう言いました。「アージュニャー・チャクラ (眉の間にある場所) に意識を集中させて、私のことだけを考えていなさい。」
2. 完全な知識はブラフマンである
Talk 314. 1837年1月3日の対話より 甘露の雫 (しずく)
真我とは、眠りの状態における純粋意識です。それは、眠りから目覚めへの移行期に、これという思いのない、私へと展開し、目覚めてから、私とこれとして、それ自体を現します。
個人の体験は、私という媒介のみを通して得られます。それゆえ、探求者は、眠りから目覚めへの移行期における、私という媒介を、真我実現の標的とすべきです。
そうでなければ、眠りの体験は、彼にとって、何の意味ももたないでしょう。
しかし、もし移行期の私が認識されれば、根底にあるものは見出され、それが、真我実現へと導くのです。
Talks with Sri Ramana Maharshi
3rd January, 1937 DROPS OF NECTAR (甘露の雫)
Talk 314.
Sri Bhagavan graciously answered: The Self is pure consciousness in sleep; it evolves as aham (‘I’) without the idam (‘this’) in the transition stage; and manifests as aham (‘I’) and idam (‘this’) in the waking state.
シュリ・バガヴァンは、丁寧に答えました：自己 (真我：Self) とは、睡眠中の純粋な意識です。移行段階では、イダム (idam：「これ：this」) なしで、アハム (aham：「私：I」) として進化します。目覚めた状態で、アハム (aham：「私：I」) とイダム (idam：「これ：this」) として現れます。
The individual’s experience is by means of aham (‘I’) only. So he must aim at realisation in the way indicated (i.e., by means of the transitional ‘I’).
Otherwise the sleep-experience does not matter to him. If the transitional ‘I’ be realised the substratum is found and that leads to the goal.
個人の経験は、アハム (aham「私：I」) のみによるものです。したがって、彼 (探求者) は、示された方法で (つまり、過渡的な「私：I」によって) 実現を目指す必要があります。
そうでなければ、睡眠経験 (眠りの体験) は、彼にとって重要ではありません。過渡的な「私：I」が実現した場合、基層が見つかり (根底にあるものが満たされ)、それが、目標につながります。
Again, sleep is said to be ajnana (ignorance). That is only in relation to the wrong jnana (knowledge) prevalent in the wakeful state. The waking state is really ajnana (ignorance) and the sleep state is prajnana (full knowledge). Prajnana is Brahman, says the sruti. Brahman is eternal.
繰り返しますが、睡眠 (眠り) は、アジニャーナ (ajnana：無知) と言われています。それは、目覚めた状態で蔓延している間違った、ジニャーナ (jnana：知識) に関連しているだけです。目覚めている状態は、本当にアジニャーナ (ajnana：無知) であり、睡眠状態は、プラジニャーナ (prajnana：完全な知識) です。「プラジニャーナ (Prajnana) は、ブラフマン (Brahman) です。」と、聖典 (sruti) は、言います。ブラフマン (Brahman) は永遠です。
The sleep-experiencer is called prajna. He is prajnanam in all the three states. Its particular significance in the sleep state is that He is full of knowledge (prajnanaghana). What is ghana? There are jnana and vijnana. Both together operate in all perceptions.
睡眠体験者は、プラジニャ (prajna：般若) と呼ばれます。彼は、3つの状態 (three states) すべてで、プラジニャーナム (prajnanam：完全な知識) です。睡眠状態におけるその特別な重要性は、彼が知識に満ちているということです (プラジニャーナガハナ：prajnanaghana)。ガハナ (ghana) とは？ ジニャーナ (jnana：知識) とヴィジニャーナ (vijnana：知識) があります。両方が、一緒にすべての認識で動作します。
3. 参考サイト：それ (望みが現実になる事) を意図する
- ウエイン・ダイアーの「あー」瞑想
具現化していくために - 12 - 現実創造 - 8 - 現出のための瞑想のテクニック：ショーン・コリンズより 2014-06-29 11:48:06 | To gain it (得る、もたらす)
言い換えると、夢の中では、もしあなたが、何かを部屋を横切って自分の所に近づけたいと思うなら、あなたは、ただそれを、自分の所に近づくと意図するだけで良いのです。
人生というのは、夢と同様に、あなたの知覚の中に、あなたの望んでいる事を持ち込みます。しかし (ここが重要です) あなたは、それ (望みが現実になる事) を、意図しなければなりません。
問題はどのようにして意図するか？です。
ダイアーは、彼が自分の師であるグルジ (後に、スリ・シヴァと呼ばれる) から学んだ、特殊なテクニックを提案しています。そのテクニックは、驚くほどシンプルです。
2021-05-08 13:50:21〜2021-05-12 23:03:19 記述しました。
2021-05-12 23:19:15 2. 完全な知識はブラフマンである を追加しました。
2021-05-13 05:09:57 3. 参考サイト：それ (望みが現実になる事) を意図する を追加しました。
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