今回のテーマは、「サンサーラ (Samsāra)」についてです。サンスクリット語の、サンサーラ (Samsāra：「流れ」「回り巡ること」が原意である) の訳で輪廻。生物は、前世・現世・来世の、3世にわたって、死と再生をくりかえし，因果応報の法則に支配されるという考えです。仏教では、三界 (欲界・色界・無色界) と六道 (りくどう) の間で、生と死を繰り返すという考えです。サンサーラ (Samsāra) には、輪廻という以外に、いま生きている世界という意味があります。私の本質 (自己：真我) は、今現在「そこ (輪廻の外)」にいます。欲を手放す (離欲：ヴァイラーギャ) を実践することで、本質 (自己：真我) が現れます。欲 (自我：身体への固執：私は身体である、全体から分離しているという概念) と執着と険悪が、このサンサーラ (Samsāra) に自分を縛り付け、盲目にしています。意識 (永遠・不滅・無限、実在である) と身体 (変化する・死ぬ・有限、実在ではない) を繋ぐのが、「私という想念」です。「私という想念」が、現れると、サンサーラ (Samsāra：いま生きている世界) と、身体という全ての想念が、現れます。 . . . 本文を読む
今回のテーマは、「存在は絶対知識」についてです。無知の消滅だけが、真我実現です。実在は、無心のハートの中に存在している。それを知るには、ハートの中で、ただ「それとして在ること」です。絶対知識は、存在です。「純粋な気づき」が、後に残された時。全ての想念が、静まった自然な状態に在ることが、至福 (しふく) です。「純粋な私 (注：極めて精妙な想念)」は、真我 (至高なるもの) そのものです。「純粋な私」に、注意を固定させ、それを手放さないようにします。 . . . 本文を読む
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