スタート地点では、表情が硬かった稚児達だが、どんこ船が進むとともに表情にも笑顔が満ちてくる。
橋の上から「こんにちは」と声をかけてやる。
稚児達も元気よく大声で「こんにちは」と、溢れるばかりの笑顔を振りまいてくれる。
朝のうちは少し冷え込んだが、お日様が昇るとともにグングンと気温も上昇する。
コースも中ほどまで来ると、額に汗が浮かんでくる。
これまでの経験からして、暖かいとの予報 を受け薄着にはしてきたのだが、この日はやけに船の進みが速く感じる。
小走りで先回りするのだが例年より追いつけないポイントも、カメラと脚立の重さに耐えかねて肩が悲鳴をあげる。