新緑の季節でも紅葉の頃と同じアングルで撮っている。
ライムグリーンの目にも優しそうな若葉か、冷たい北風に追われ次々に黄や赤に色を変えるモミジ
生まれて間もない頃と、終焉を迎えようとしながらも人々を楽しませてくれるモミジ。
茅葺の屋根を背景にしながら、燃えたつようなエネルギーを発散するモミジ。
少し分けてもらって元気の素にしたいが、逆に吸い取られないようにしよう。
木々たちとはコミュニケーションはとれないけれど
動物よりも先にこの地上に存在しているわけだから、生きることに関しては彼らは我々より数段も上手なはず
水分を地下から、地上からはほんの少しずつ動物エネルギーを搾取しているのかもしれない。
人間は森に入って、フィトンチッドを浴びて気持ちいいと思っているが、本当は何かをとられているのかもしれないのだ。