生活之音楽ピース社

~そしてピアノとすこし猫~

生活のなかの音楽~泣けるピアノについて

2009年03月04日 | 泣けるピアノ曲
一応、書いておこうかなと思いました。音楽ライターなので。
なんで、自分のピアノ演奏をわざわざ録画してネット上にのっけようかと思ったのか、ということを。

とあるイベントでのインタビューでのこと。
若いピアニストさんたち(プロ・アマ含む)が大勢登場し、ピアノ演奏を披露する催しでした。みなさん、それはもう見事に弾きこなし、思い切り演奏なさったと思います。
しかしながら、インタビューへの返答としては、皆様一様にまず、
「・・・という反省点が残ります。」
「・・・がうまくいかず、まだまだですが・・・」
といったお答えが返ってくる。そりゃあ、若手なのだから、反省から入るのが謙虚で美しいのはわかる。でも、まずは、あなたもハッピー、わたしもハッピー、ああ、音楽によって通じ合えたね!と、喜ぶより先に反省ばかりが走りだすのは、、、う~ん、やっぱり難しいのでありましょうか。

ピアノ演奏には、傷が残らず、できれば完璧で、というものが求められるようになったのは、いつからだろう・・・
音楽としての説得力より先に、窮屈な演奏に慣れ、窮屈な耳になってしまわないだろうか、私たち聴き手の側も・・・。


家の近くに公立の中学校がある。
その音楽室から聞こえる、いろんな音程の混じったヘテロフォニーのような(ゴメン!中学生)合唱曲が、時に力強く、時に心に刺さるほど、美しく聞こえるときがある。

わざわざプロでもない私が、あえて恥をさらすように傷だらけの素人音源を載せるのは、ある意味中学生の合唱みたいなものを作りたいと思ったから。

住宅街、どこかの居間からおもむろに、誰かが奏でるちょっとヘタクソなピアノのが聞こえて、でもそこに、懐かしさを感じたり、自分も音楽しようという気持ちにちょっとなれたりする、そんなような、小さな生活レベルでの音楽を、つくってみたいなぁと思ったわけです。

最近はセヴラックを弾いています。
まだまだたくさんあるなぁ~「泣けるピアノ曲」たち!!

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