きららの窓

山口市立阿知須中学校のブログです。
学校の様子をお知らせします。

1月30日の給食

2009年01月30日 16時52分57秒 | 給食室
 今日のメニューは、五穀米、めだいの照り焼き、ひじきの炒り煮、お三杯、みかん、牛乳でした。中学生一人あたりの熱量は、821Kcalです。
 今日は大内のお殿様の献立からを紹介します。
 お殿様の食事ですから、魚は鯛の名の付く、メダイをみりん漬けにして焼くことにしました。鯛は、お祝いの席や大切な日に欠かせない魚です。よく「めでたい」「あやかりたい」と言われていますが、鯛は赤い色がめでたく、しっかりした姿で味も良いので、古くから魚の王様とされてきました。七福神の恵比寿は鯛を釣っています。(海老で鯛を釣ったかもしれません。)日本では、古くからお膳に、海の物、山の物を取りそろえると元気が出る、体によいとされています。経験的に、昔の人は、食事のバランスを周りの自然を生かし、無駄なく取り入れていったのだと感心します。日本の国土は、軟水といってお水が美味しいのですが、反面ミネラル分にかけます。そこで、先人たちは、周りを海に囲まれた国土を生かし、海藻、魚介類から、不足するミネラル分ををたくさん食卓にだし、食べて私たちに伝えてきました。ところが戦後私たちの食生活は、欧米化、簡便化の一途をたどり、好きなものを好きなだけ好きなときに食べるという病気になりやすい食べ方に変化してきています。昔の食事の中には、先人が伝えてくれている、四里四方の食べ物で、健康な体を作るという知恵が詰まっています。しっかり先人の知恵を受け継ぎ、未来につなげていきましょう。しっかりよくかんで残さずいただきましょう。