おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
報道が、プーチン大統領来日のニュースで埋まっています。両国関係の変化の一歩となる重大な発表があるかと、世間が見守っている空気が支配しているように感じます。
さて、昨日は、日常として、「パン教室」を実施しました。
地域で小さなお子さんを育てているお母さんたちが、ワイワイガヤガヤと楽しくパンづくり。
少しだけ泣き叫ぶ(?)お子さんから離れ、友達感覚で「アンパンマン」や「あいづじげん」(筆者注・・・会津美里町のゆるキャラ)の形でパンをつくったりと、楽し時間を提供できたかなと思いました。
ところで、先日、社会学者の開沼博さんが、NHK福島第一放送の「開沼cafe」で、福島の合計特殊出生率の話をしていました。
福島県のホームページからデータを持ってきてみました。
平成20年に起きたリーマンショックにより、経済が冷え込んだ翌年(平成21年)まで、どんどん合計特殊出生率が下がっているのがわかります。ここから、主に経済問題が出生意欲との因果関係であることがわかります。
どん底を打った出生率が、平成22年に少し回復しましたが、平成23年3月の東日本大震災により、また落ち込みます。
平成24年を底として、平成25年から急激に回復傾向が鮮明となっています。
開沼さんによると、平成27年の福島県の合計特殊出生率は1.60で、平成26年より0.2ポイント上昇しています。データから、大きくV字回復していているのがわかります。回復理由は、震災復興予算の執行により、福島県内の経済状況が好転したことが原因と考えられるとのことでした。
この事実は、地域で小さなお子さんを育てるお母さん方が増える傾向が鮮明になってきたことを証明しています。
今回は「パン作り教室」でしたが、私の宿は青少年の野外活動を支援する意義を持つ宿です。震災後に生まれた子どもたちが、もう少し大きくなったとき、この子たち向けにしっかりと社会貢献出来ること。これからとても大切なことは、コレなんだろうなと感じさせられました。
子育てのお母さん方も、子どもさんも、笑顔で過ごせる地域となることを夢みて過ごしていきたいものです。
今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。
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